自動車の維持費を安くする方法9選|保険料・ローン支払いなど

自動車の維持費には、税金、保険、金利、燃料費や駐車場代、車検や整備、消耗品などが含まれます。一般的な乗用車では安くても年に20万円台、大型車などでは数十万円になるので、こまめな見直しや工夫を心がけましょう。

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自動車の維持費を安くする方法9選|保険料・ローン支払いなど

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自動車は持っているだけで、税金や車検、日々のガソリン代や駐車代など、さまざまな経費がかかってしまう乗り物です。できれば安く済ませたいものですが、そもそも自動車を持っていない人にとっては自動車の維持費は年間でどれくらいかかるのか、上手な維持費の節約方法はあるのかなど、気になる所でしょう。

年間の維持費は自動車のタイプや、軽自動車や普通車か、加入している任意保険の種類などにより、その目安となる金額が異なってきます。なるべく維持費を安くするためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。

※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。

自動車にかかる維持費の種類

一口に自動車にかかる維持費といっても、そこには多くの種類があります。それらを大きく分けると、以下の4つに分類することができるでしょう。

自動車の維持費の4大要素

「税金や公的に必要な経費」「保険や金利」「日々の経費」「整備や消耗品」です。それぞれ全て必須の要素であり、これら自体を外すことはできません。特に「日々の経費」以外は、自動車を全く走らせなくても固定費的に支払うことになります。

また当然のことではありますが、自動車を購入したときには本体の購入費用がかかります。一括で買えば月々の支払いは無くなります。

支払う時期にも注意が必要です。日々や毎月支払うものもあれば、毎年同じ時期に払う費用もあります。2年や3年ごとに回って来る車検のタイミングでかかる費用は、どうしても大きくなりがちですので、計画的に資金の準備をしておく必要もあります。

自動車のタイプによっても大きく変わる

自動車の場合、維持費は乗っている自動車の種類や状態によっても違いが大きいものとなります。

例えば、新車のうちは消耗品の交換の必要性も少なく、車検にかかる整備も軽く済む可能性があります。軽自動車やハイブリッドカーならば燃費が良いので、燃料代が安くなるでしょう。電気自動車であれば、自宅で契約している電気料金のプランも関係してきます。

また自動車にかかってくる税金は、エンジンの排気量や重量によって変わってきます。大型になればなるほど、複数の項目で負担が大きくなっていきます。

税金

自動車を購入したときに自動車取得税と重量税、そして消費税がかかります。また年に1回、自動車税(軽自動車税)が、車検のたびに再び重量税がかかってきます。自動車税はエンジンの排気量に応じて課税額が決まっています。重量税は車両の重さによって決まりますが、軽自動車は年間で6,600円となっています。

自動車税は納付期限までに支払うようにしましょう。期限を過ぎると滞納ということになり、延滞金が発生します。最悪の場合は車が差し押さえられることも。

滞納した場合はすみやかに納付書に記載がある所定の場所へ連絡しましょう。

保険・金利

自動車に乗る場合は強制的に自賠責保険に加入する必要があります。金額は国によって一律で定められており、年間で12,000~13,000円かかります。それに加えて、民間の保険会社が提供する任意保険にも加入するのが常識的です。また、ローンを組んだ場合は金利もかかってきます。利率は数%程度ですが、借りた金額が多いと金利分もばかになりません。

走るための費用

日々、自動車を使うために必要となる費用です。燃料代や高速代、駐車場代などが含まれます。駐車場代は自宅などで車庫があればかかりませんが、都会などでは月に数万円かかることもあります。燃料代はガソリンや軽油で、為替などにより価格が上下します。ただ実際には自動車の燃費の方が大きな影響を与えます。

整備・メンテナンス費

法律で定められている車検のほか、修理や点検などのメンテナンスもかかってくる可能性があります。タイヤ交換やオイル交換も定期的に行う必要があります。初回の車検は新車購入の3年後、それ以降は2年に1回のペースになります。安くても数万円はかかります。それ以外のメンテナンスは、オイルやワイパーゴムは半年に1回、オイルエレメントは1年に1回、タイヤは3~4年に1回が望ましいとされます。タイヤを替えると数万円はかかります。

年間の維持費

このように、自動車の維持費は非常に種類が多く、無限とも言える組み合わせがあります。そのため、一口にいくらかかると言えるものではありません。

しかしそれでは参考にもなりませんので、自動車のタイプごとに年間でかかる維持費のモデルケースを考えてみましょう。取り上げるのはコンパクトな自動車、大型のワゴン車、軽自動車の3タイプです。

  • コンパクトな自動車(排気量1,300cc、燃費15km/L)の場合、年間維持費は約52万円
  • 大型のワゴン車(排気量3,000cc、燃費10km/L)の場合、年間維持費は約67万円
  • 軽自動車の場合(排気量660cc、燃費20km/L)の場合、年間維持費は約47万円

1.5倍から2倍程度の差が

上記の年間維持費はモデルケースに過ぎませんが、軽自動車で約47万円、普通車で約52万円、大型車では約67万円 となり、軽自動車と大型車の差は約1.4倍、金額にして約20万円の開きがあります。これを月に直すと17000円の違いとなり、無視できない違いになると言えます。しかし最近は軽自動車の自動車税が増税されたこともあり、小型車との差は小さくなっています。

維持費を安くするには

こうした維持費は毎月かかってくるため、期間が長くなるほど負担になります。出来るだけ軽くしたいという方も多いでしょう。維持費は色々なやり方で下げることができますので参考にしてください。

保険料を安くする

任意保険の保険料の見直しは真っ先に検討したい要素でしょう。さすがに入らないというのは、大きな事故を起こしたときのことを考えると、あまり現実的ではありません。

しかし走行時間や距離が短い場合や、無事故無違反の場合などは、それで金額が安くなるケースもあります。また十分に走ってローンも払い終わっている中古車の場合は、車両保険については外してしまい、何かあったらそのまま廃車にしてしまう選択も考えられます。

車検や整備の費用を抑える

自動車の状態がどうであれ、車検は定期的に受けることが法律で決められています。また、先ほどあげた整備や点検なども欠かさず行っておきたいものです。こうしたメンテナンスをディーラーで行うと、費用が割高になってしまうことが多くあります。それより、専門業者に任せる方が安くできる可能性があります。自宅の近くでそうした業者を探してみることも有効です。

軽自動車を購入する

維持費については、普通自動車よりも軽自動車の方が税金面で有利です。またタイヤなどの消耗品も安い価格になっているため、全般的にコストがかかりません。最近のモデルは居住性も高くなっているので、特にこだわりのない場合は軽自動車も選択肢として考えると良いでしょう。燃費面でも優位です。注意点としては、グレードの高いものは車両価格が高くなるため、維持費の安さを帳消しにしてしまうこともあります。

エコカー減税対象車を選ぶ

国が指定するエコカーを買うのも手です。エコカーを買うと減税の対象となり、重量税などが安くなります。この制度は普通自動車に加えて、軽自動車も対象になっているため、選択肢が豊富にあるのもメリットです。エコカーに認定される車種はもとから燃費の良い自動車ですから、日々の維持費も軽減されます。

古い自動車には乗らない

年式が古くなればなるほど、自動車にかかる維持費は高くなります。例えば、製造されてから13年以上が経った自動車は、重量税が高くなります。13年経過した自動車は5~20%、18年以上経過した自動車は30~50%多く払うことになってしまいます。

また燃費についても、型が古いほど悪くなっていくので、燃料にかかる費用も増えてしまいます。自動車を長く使っていれば、それだけ不具合も多く出るようになり、修理や部品交換の機会も増えるでしょう。

中古車の場合、車両価格は一般的に古くなるほど安くなっていきます。安さにつられて維持費の可能性を見落とすと、逆に高い買い物になってしまう危険があるのです。

燃料費を安くする

維持費の中でも最も頻繁にかかってくるのが、ガソリンや軽油などの燃料費でしょう。出来るだけ安いガソリンスタンドを探し出し、そこで給油をするようにするのがおすすめです。現金で払うかカードで払うかによって、料金が変わることもあります。どちらの方が得になるか計算しましょう。

駐車場代を安くする

走った距離に比例してかかる燃料代とは異なり、自動車を置いておくだけでも毎月の支払いが発生するのが駐車場です。一度契約すると、そのままなんとなく契約をしっぱなしになることが多いものですが、近い距離でもより安い所があるかもしれません。仮に満車でも、いつか空きが出ることもあるのです。もしそうした機会があれば逃さないように、定期的にチェックしましょう。

ローンの支払いを抑える

支払いにおいて、最終的に一番安く買う方法は、現金一括で買うことです。ただし殆どの人はローンを組んで購入することが多いでしょう。その場合、支払いを抑える方法には、頭金の割合を増やすことと、安い金利でローンを組むことがあります。頭金の額は人によりますが、家族などから無利息でお金を借りて充てると、その分総支払額を抑えられます。

またローンを組むにあたって、販売店が扱っている信販系の会社を使うか、銀行から直接借り入れをするかの二択となります。条件は銀行の方が良いのが一般的ですが、審査に時間がかかるなどの問題もあります。

いずれにしても、出来るだけ安い金利で借りられるよう、情報は広く集めましょう。

自動車の維持費は、安い軽自動車でも年に20万円以上、大型車ともなれば数十万円になることもあるので、こまめな見直しや工夫が大切です。負担が大きいと感じたら、売却を検討することもあるでしょう。

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詳しい申し込み方法やメリットはこちらの記事に記載していますので、併せて読んでみてください。

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sirasaka / 編集長
sirasaka / 編集長

弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)

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