車のオーバーヒートの原因は?故障車でも売却は可能?

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車のオーバーヒートの原因は?故障車でも売却は可能?

様々な原因で起こる車のオーバーヒート。症状が軽度の段階であれば、修理費用も安く済み、そのまま乗り続けることも可能ですが、症状が進行して重度の段階になり、車へのダメージが蓄積してしまった場合、高額の修理費が必要になってしまい、買い替えが視野に入ってくる方も多いかと思います。

今回の記事では、オーバーヒートの原因や対処法について説明するとともに、「修理費用が高すぎて買い替えを検討しているが、オーバーヒートした車の処分はどうしよう?」「故障車を買い取ってもらうことは可能なのか、買取はどこに依頼すればよいのか?」といった疑問にお答えしていきます。

車の「オーバーヒート」とは?

オーバーヒートとは、簡単に言うと「エンジンが正常に機能する範囲を超えて熱くなった状態」のことです。稼働中、エンジンは高速で回転することで、車を動かすためのエネルギーを生み出しています。そこで発生する熱を、通常は冷却システムで冷やしているのですが、何らかの原因で冷却システムに異常が発生すると熱を冷やすことができなくなり、その結果エンジンの温度が異常に上がってしまう状態が発生します。これをオーバーヒートというのです。

オーバーヒートはなぜ発生するのか

オーバーヒートが発生する原因はいくつかありますが、ここで代表的なものをいくつかご紹介します。

冷却水の漏れ・不足

冷却装置内の冷却水(クーラント)の漏れや不足により冷却装置が働かなくなり、オーバーヒートの原因になります。冷却水は時間とともに徐々に減っていくため、定期的に補充する必要があります。冷却水が入っているリザーバータンクの容量は定期的にチェックしておきましょう。

冷却水を補充するだけなら、ホームセンターやカーショップで購入して、自分で補充できます。

ウォーターポンプの故障

冷却装置内のウォーターポンプは、冷却水をエンジンに循環させる役割を持っています。これが故障すると、冷却水が十分にある状態でもエンジンに冷却水が回らなくなり、温度を下げられなくなります。

基本的にウォーターポンプ自体が故障することは珍しいのですが、接続されているゴムホースの劣化などで詰まりや水漏れが発生する可能性が高いため、一般的なメーカーでは走行10万キロごとに交換を推奨しています。走行距離が10万キロに近づいたら要注意です。

ラジエーターの故障

ラジエーターとは、冷却液を冷やすための放熱装置です。冷却水はエンジンの中を通る時にエンジンの熱を吸収して冷却するので、エンジンから出てくる時には高温になっています。この高温の冷却水を再度冷やす役割を持つのがラジエーターです。

冷却水は、エンジンで温まる、ラジエーターで冷える、再度エンジンで温まる…というサイクルを繰り返しながら循環しますが、循環を繰り返すうちに劣化して、固形化したり汚れが溜まっていきます。これがラジエーターを詰まらせる原因になってしまうのです。また、ラジエーター本体や、付属しているホースの破損も故障の原因です。

サーモスタットの故障

サーモスタットとは、冷却水の温度を適温に維持しながら冷却水の流れを調整するバルブ装置のことです。水の量と温度を調整する、水道の蛇口のようなものと考えてください。このサーモスタットが故障すると、バルブの開閉調節ができなくなり、オーバーヒートの原因になります。

エンジンオイルの不足・劣化

エンジンオイルは、エンジンをスムーズに動かす潤滑油の役割を果たしています。このエンジンオイルが足りなくなったり劣化してくると、エンジンの摩擦が激しくなったり、焼き付きの増加が発生して、オーバーヒートにつながります。エンジンオイルは使用するほど劣化が進みますので、定期的に交換するようにしましょう。

その他・雪やゴミなど

雪が多く降るような寒冷地では、外気温が低いのでエンジンの温度も上がりにくいと思いがちですが、実はそうではありません。このような地域では、車に積もった雪がラジエーターの前面の通気口を塞いでしまうことがあります。ラジエーターは通気することによって冷却水を冷やしていますので、通気ができないと冷却水を冷やせず、結果としてオーバーヒートにつながってしまうのです。もしあなたが雪の多い地域にお住まいであれば、雪でラジエーターの通気口が塞がっていないか、停車中にチェックしてください。また、雪と同様に、ゴミやビニールなどがラジエーター前面を塞いでしまった場合も同様の現象が起こりえます。

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オーバーヒートの症状

実際にオーバーヒートが起こると、車にはどのような症状が現れるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

初期の症状

  • 水温計の針がHマーク付近まで上がっている
  • いつもより車の加速が鈍い感覚がする
  • エンジンの回転が安定しない
  • エアコンが効かない
  • アクセルを踏むと異音が聞こえる
  • エンジンルームから甘ったるい異臭がする

これらはオーバーヒート初期の代表的な症状です。車の様子がおかしいと感じたら、まず水温計を確認しましょう。水温計の針がHに近ければ、冷却水が高温の状態なので、エンジンの温度も上昇しているということです。この段階で症状に気づき、適切に対処すれば、車へのダメージを最低限に抑えることができます。

中期の症状

  • 水温計の針がHマークを超える
  • アクセルを踏まないとエンジンが止まる
  • エンジンルームから白い煙(水蒸気)が発生する

水温計の針がHを超えて、警告ランプが点滅するようになったら中期の段階です。初期の段階よりもはっきりと症状が現れるようになります。この段階に達した場合、早急に対処を取らないと車に重大なダメージが残 ります。

末期の症状

  • 焼け焦げたような臭いがする
  • エンジンから異音がする
  • エンジンがかからない
  • ボンネットから煙が上がる

末期の段階になると、部品の故障だけにとどまらず、焼き付きによるエンジンの故障にも繋がります。車に異変を感じたら、手遅れになる前に早めに対処するようにしましょう。できれば自分だけで判断せず、修理工場やディーラーに持ち込んで車の状態を診てもらうようにすれば確実です。

オーバーヒートを起こした車は買い換えるべき?

これまでお話してきたように、オーバーヒートには様々な原因があり、また修理費用やダメージも原因や経過によって異なります。修理して乗り続けるべきか、それとも手放して買い換えるべきか、判断に迷うところです。目安としては、修理した場合の費用、その車の年式、走行距離、故障歴、あと何年その車に乗るつもりなのか等を基準に考えると良いでしょう。

初期の段階で症状に気づき、冷却水やエンジンオイルの交換・補充だけで済んだ場合は修理費は数千円程度ですが、部品交換が絡むと数万円になり、エンジンの焼き付きなどが発生している場合、数十万円の修理費を覚悟しなくてはなりません。

また、一度修理して何年も問題なく走行できればよいですが、一つの部品を修理しても、すぐにまた別の部品が故障するなど、年式が古い車や走行距離が長い車ほど、経年劣化による故障再発のリスクは大きくなります。古い車で故障が多く修理代がかさむ場合は、買い替えや廃車も視野に入ってきます。

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オーバーヒートを起こした車は買取可能?

オーバーヒートで大きなダメージを受けた車は、中古車としてはほとんど価値が無いので、基本的に下取りはしてもらえません。しかし、こうした事故車・故障車を専門的に買い取っている業者が存在しますので、まずはそちらに買取査定依頼を出してみましょう。通常の車買取業者では買取対象外になっても、事故車・故障車専門の買取業者なら値がつくケースがあります。

こうした事故車・故障車の専門業者は、買い取った車を中古車として再販することが目的ではなく、車を分解してパーツごとに販売したりリサイクルに回すことで収益を得ているため、通常は査定の対象にならないような故障車も買取対象となるのです。

また、通常廃車をするとなると書類代行費用等で数万円の費用が発生します。買取業者との取り引きが成立すれば、当然お金を受け取れますし、基本的に廃車の手続きも業者が代行してくれますので、費用と労力から考えてもお得です。

修理か買い替えか、迷ったら「車高く売れるドットコム」の一括査定を活用しよう

車高く売れるドットコムで一括査定してみる

オーバーヒートを起こした故障車でも買い取ってくれる業者があることについてご紹介しましたが、では具体的に買取査定に出した場合、どれほどの値段が付くのかというのは当然気になる点です。「査定額が高ければ売却・買い替えを検討するが、あまりにも低い値段しか付かないようなら修理してこのまま乗り続ける」という方もいらっしゃるでしょう。

そこで便利なのが、一括査定サイトです。「車高く売れるドットコム」では、専用の入力フォームに車両情報とお客様情報を入力するだけで、全国の車買取専門業者から買取査定を受けることができます。査定を依頼すると、各社よりメールまたは電話にて、おおよその買取査定額が提示されます。

1社ずつ査定を依頼する手間が省けますし、他社と査定額を比較できるので、より高額で買い取ってもらえる業者を探せます。もちろん利用は無料で、査定を受けても査定額に納得いかなければ売る必要はありません。

高額査定を受けるために、各社が無料で実施している「出張買取査定」を利用するのも有効な方法です。電話やメールでは伝えきれなかった、より詳細な情報や状態を確認してもらった上で再査定を受け、買取に出すかどうかの判断ができます。

万が一買取店との間で何らかのトラブルがあっても、専門の相談窓口が設けられているので、事前・事後のサポートも含めて安心して利用することができます。

まとめ

オーバーヒートの原因と対処、買取を依頼する場合の方法についてご説明してきました。故障した車を修理して乗り続けるか買い替えるかは、走行距離や登録年数、愛着の程度など、複数の要素を踏まえて決めることが大切です。

買い替える場合でも、廃車にするしかないと諦める前に、ご紹介したようなインターネット一括査定を利用して故障車専門の買取業者に査定依頼し、その査定額次第で修理か買い替えかを選択するのも良い方法です。いずれにしても、故障車とはいえ、自分が愛用してきた車ですから、最後まで納得のいく選択をしたいものです。

齊藤数馬 / 編集長
齊藤数馬 / 編集長

買取業界のWebマーケティングに携わり4年目の高く売れるドットコムマガジン編集長。家電や家具、楽器、車から不動産まであらゆるモノの買取・処分方法のコツを紹介していきます。

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