引越しで必要な車検証の住所変更手続きと必要な書類まとめ

sirasaka

引越しで必要な車検証の住所変更手続きと必要な書類まとめ

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
※「高く売れるドットコム」「おいくら」は弊社マーケットエンタープライズが運営するサービスです。

新居に運ぶ荷物の荷造りや役所への届け出など、慌ただしくなりがちな引越し。さまざまな手続きが必要になりますが、引越しをしたときには車検証の住所変更も必要になることを覚えておいてください。引越しに伴う車検証の住所変更をしないと、思わぬ不利益を被ることになるため、注意しなくてはなりません。

そこで、ここでは引越しをしたときに車検証の住所変更をしないとどうなってしまうのか、具体的にどのように手続きするのかなどをまとめてみました。車を所有し、かつ引越しを控えている方はぜひ参考にしてください。

※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。

引越しに伴う車検証の住所変更をしないとどうなるか

引越しをしたとき、運転免許証の住所変更はきちんと済ませる方がほとんどですが、車検証については忘れてしまう方が少なくありません。原則、記載されている内容に変更があったときは、15日以内の手続きが必要です。手続きをしないままでいると法律違反となるばかりか、さまざまな不利益を被るため注意が必要です。

自動車税の支払い通知書が来ない

車を所有するとさまざまな税金の納税義務が発生しますが、自動車税もその一つです。車の所有者に対してかかる税で、毎年納めなくてはなりません。自動車税の支払通知書が送られるのは車検証記載の住所ですが、変更手続きをしていないと通知書が届きません。

ただし、引越し時に郵便局で郵便物の転送届手続きをしていれば、通知書は新居に届きます。この場合でも、転送期間は1年だけなので、それを過ぎると通知書が送られてきません。忘れないうちに、早めに手続きを済ませたほうが安心でしょう。

自動車税滞納の恐れ

住所変更もせず、郵便物の転送届も出していない場合だと、支払通知書が届きません。そのため、自動車税のことをすっかり忘れてしまい、無意識のうちに滞納してしまうリスクがあります。自動車税は絶対に納めなくてはならない税金なので、納めずに放置しておくと延滞金が発生してしまいます。

自動車税は毎年5月31日が納税期限となっています。期限から20日過ぎると一度目の督促状が発行されますが、それでも納めない場合には延滞金が発生、二度目の督促が行われます。最終的に、給与や財産の差し押さえにまで発展する可能性もあるのです。

自賠責保険が下りない可能性

車の保険は、大きく分けると任意保険と自賠責保険の2種類があります。文字通り任意に加入する任意保険とは違い、自賠責保険は加入が義務付けられている保険です。任意保険に入っていない場合でも、自賠責保険があるおかげで事故の加害者、もしくは被害者になったときなどに補償が受けられるのです。

いざというときの助けになる自賠責保険ですが、加入者の現住所が車検証に記載されているものと異なる場合、保険金が下りない可能性があります。絶対に下りないわけではありませんが、保険金の支払いがスムーズに行われない可能性があります。このようなリスクを回避するためにも、引越しをしたときはきちんと手続きをする必要があります。

必要となる書類

手続きを行うときには、事前に必要となる書類を準備しておきましょう。必要な書類がそろっていないとスムーズに手続きができません。ここでは、車検証の住所変更をするときに必要な書類についてまとめてみました。

車検証

当然ですが、車検証が必要になります。多くの方は専用のソフトケースなどに入れて車に積んでいますが、車に置いていない方は用意しておきましょう。もし紛失している場合は、住所変更の前に、まず再発行をしなくてはなりません。

車検証を再発行するには、車のナンバーを管轄している運輸支局で申請をします。印鑑や身分証明書などが必要になります。

住民票

住民票も必要になります。他の手続きのために以前に発行してもらったものがある、という場合には注意が必要です。使用できるのは3ヶ月以内に発行されたものに限られるので、期限が切れているものは手続きに使えません。

もし、これまでに複数回にわたって引越しをしており、住所変更を怠っていた場合、その履歴が分かるように複数の住民票を取得しなくてはなりません。引越しをした回数が多い場合には、住民票ではなく戸籍謄本の附票を取得したほうがよいでしょう。戸籍謄本の附票には、住所変更の履歴がすべて記載されています。

こちらの記事では、引越しの際に必要な住所変更手続きをまとめています。あわせてご覧ください。

車庫証明

車を所有するために必要になるのが車庫証明です。正式には自動車保管場所証明書と呼ばれ、車の購入時に保管場所を登録するために必要です。車検証の住所変更を行うときには1ヶ月以内に取得した車庫証明が必要となります。

車庫証明は、警察署で申請を行います。申請に必要な書類は警察署で手に入りますが、事前に警視庁のホームページからもダウンロードできます。申請にあたっては印鑑と費用が必要となるので、忘れないようにしましょう。

納税申告書

自動車税の納税申告書が必要です。運輸支局には税事務所が隣接していることが多く、そこで用紙を取得できます。後述しますが、車検証の住所変更も陸運局で行うため、そのタイミングで用意すれば問題ないでしょう。

委任状

自身で手続きを行う場合には関係ありませんが、第三者に依頼するときには委任状が必要になります。指定した代理人に権限を委任することで、自分の代わりに手続きを行ってもらうことができます。

委任状のテンプレートは、インターネット上でダウンロードできます。委任状は書き方のルールが決まっているので、第三者に手続きを依頼するときは正しく書きましょう。委任者の捺印が必要ですが、印鑑証明書と同じ実印でないといけないので注意してください。

申請の場所と方法

手続きは陸運局で行います。必要な書類フォームを入手して記入し、窓口で印紙を手に入れてから提出します。その後、車検証の交付と税事務所への申告、ナンバープレートの変更という流れになります。

陸運局で申請

申請は陸運局で行いますが、軽自動車の場合には軽自動車検査協会で行います。陸運局は車検を行うところ、という認識の方が多いですが、陸運局ではほかにも車に関連するさまざまな業務を行っています。自動車の新規登録や変更、移転登録、抹消登録、番号変更、車検証再交付などもここで手続きします。

書類への記入

陸運局へ足を運び、必要な書類を入手します。車検証の住所変更に必要なのは、手数料納付書と申請書、自動車税・自動車取得税申告書などです。まずはこれらの書類を入手し、漏れのないように必要事項を記入していきましょう。

難しくて記入できなかったら、と不安を感じる方もいるかもしれませんが、わかりやすい記入例があるので心配いりません。用紙を置いてある近くに記入例が設置されているので、それを見ながら記入してください。

印紙を手に入れる

車検証の住所変更では、350円の登録手数料が発生します。そのまま現金で支払うのではなく、収入印紙を購入しなくてはなりません。印紙は陸運局内にある印紙販売窓口で入手できます。

350円分の印紙を手に入れたら、手数料納付書に設けられた所定の場所に貼り付けてください。これで、必要な書類を提出する準備ができました。

窓口に書類提出

陸運局で入手した書類のほか、事前に準備しておいた車庫証明書や住民票などを窓口に提出します。提出すると、職員によるチェックが行われるので、終わるまでしばらく待ちましょう。書類に不備などがあったときには、呼び出され問題の箇所について指摘されます。

時期や時間帯によっては長時間待つこともあります。特に、月末は混雑しやすいので注意しましょう。時間的に余裕がないときだとスケジュールが狂ってしまう恐れもあるので、なるべく時間に余裕があるときを狙って手続きすることをおすすめします。

車検証を交付してもらう

窓口で提出した書類に何も問題がなければ、そのまま車検証の交付が行われます。念のため、交付された車検証の内容に誤りがないかチェックしましょう。

税事務所への申告

陸運局に隣接する税事務所で住所変更の申告を行います。ここで申告をしていないと、自動車税の支払通知書が新居に届きません。先ほど交付されたばかりの車検証と、自動車税・自動車取得税申告書を提出してください。

ナンバープレートの変更

最後の仕上げになるのが、ナンバープレートの変更です。窓口には取り外しと取り付けに必要な工具が用意されていますので、それを使って変更します。古いナンバープレートは陸運局内の返納窓口で返却してください。

手続きに必要となる費用

登録手数料として350円が必要です。また、新たに購入するナンバープレートの費用が1500円、車庫証明の取得に2500円ほどかかります。車庫証明については、地域によって金額が異なることを覚えておきましょう。また、地域によっては車庫証明が必要ないケースもあります。

業者に依頼する方法もあり

引越しに伴う車検証の住所変更は自分でもできますが、やることが多いので、初めての方だとスムーズにいかないことも多々あります。また、陸運局は平日しか開庁していないので、仕事の関係で足を運べない方もいるでしょう。自分で手続きするのが難しい場合には、代行サービスを利用するのもおすすめです。

費用はかかりますが、必要な手続きを代行してもらえるので、自分の時間を割く必要がありません。書類の不備などで二度手間になることも回避できます。現在ではさまざまな代行サービス業者があるので、費用や信頼性などを考慮しながら、比較して検討してください。

代行サービスを選ぶときは、インターネット上の口コミなども参考になります。

まとめ

引越しをして住所が変わるにもかかわらず、車検証の住所変更をせずにいると、さまざまな不利益を被ります。自動車税の延滞や、最悪差し押さえといったことになるかもしれません。引越しをしたら、できるだけ早めに住所変更の手続きをしたほうがよいでしょう。

ここでお伝えしたように、自分でも手続きすることもできますが、面倒な方は代行サービスを利用するのもおすすめです。忙しくて陸運局に足を運べない方、面倒なことをしたくない方は、代行サービスを利用することも視野に入れてみましょう。

sirasaka / 編集長
sirasaka / 編集長

弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)

sirasakaの執筆記事一覧 ≫

関連キーワード