引越し時に冷蔵庫の電源をオフ・オンするタイミングと注意点

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引越し時に冷蔵庫の電源をオフ・オンするタイミングと注意点

引越しには何かとお金がかかります。コスト削減のため、重たい冷蔵庫も自分で運んでしまおうと考える方は多いでしょう。しかし、自分で運ぶにしても、引越し業者に依頼するにしても、引越しによって冷蔵庫が故障する、住まいが傷つくなどのトラブルは避けたいものです。

そこでこの記事では、引越しで冷蔵庫を運ぶ際に気をつけるべきポイント、電源をオフ、オンするタイミングについてご紹介します。冷蔵庫を運ぶ前に必要な準備や、自分で運搬する際の注意点も確認しましょう。

引越し時に冷蔵庫の電源を切るタイミング

引越しで冷蔵庫を運ぶときは、冷蔵庫の中身を計画的に消費し、空にしておく必要があります。少ししか入っていないから冷蔵庫内にガムテープなどで固定しておけばいいと思うかもしれませんが、輸送中に中身がこぼれ、他の荷物を汚してしまうリスクもあります。このような場合、引越し業者は責任を負ってくれず、事前に空にしておくように連絡があるのが一般的です。必ず冷蔵庫の中身を出しておくようにしましょう。

また部屋から搬出する前に冷蔵庫の電源は切っておかないといけません。うっかり電源を切るのを忘れてしまうと引越し業者に輸送を断られる可能性もあります。仮に黙っていたとしても、電源を切るのが遅れたことで冷蔵庫内についた霜が輸送中に溶けだし、他の荷物を濡らしたり、冷蔵庫の破損につながるリスクもあります。安全に運ぶためには電源を切るタイミングを守ることと、搬出前の事前準備が大切です。

引越し日当日でもOK?

結論からいうと、冷蔵庫の電源を切るタイミングは引越し当日では遅いです。それは霜が完全に溶けだすまでに一定の時間が必要であるためです。またその水を輸送前に捨てておかなくてはいけません。

万が一、冷蔵庫の電源を前日に切り忘れて、当日に切ったという場合は、引越し業者にその旨を伝えましょう。可能であればドライヤーの温風を当てて、できるだけ早く霜を溶かすのもひとつの方法です。ただしコード類を破損しないようにくれぐれもご注意ください。

引越しの何時間前に切るべき?

一般的に、比較的新しい冷蔵庫の場合には、引越し作業の少なくとも16時間前から24時間前を目途に電源を切ることが推奨されています。ただしご使用中の冷蔵庫が古い場合は厚い霜が付着しているため、上記の時間内でも溶けきらない可能性があります。古い冷蔵庫を使っている場合は、早めに電源を切ることをおすすめします。

冷蔵庫の中身が少し残ってしまうことも考えられます。特に調味料などは引越し当日までに使いきれない場合も多いでしょう。この場合、保冷剤を入れた発砲スチロールやクーラーボックスを使い、自分で運ぶ方法があります。中身がこぼれないように袋に入れて上部を縛るなどの工夫をしてください。高価な食材やお酒などは、宅配サービスのクール便を利用して引越し後に受け取る方法もあります。

電源オフ以外にすべきことはある?

冷蔵庫の電源をオフした後にやるべきことが2つあります。1つ目は霜取りと水抜きです。霜取りは冷蔵庫の電源をオフすると冷やす機能がなくなるため、自動的に行われます。水抜きは溶けだした霜の水が蒸発皿に溜まるので、それを捨てておくことで完了します。自動で氷を作る機能がついている場合は、給水部分に水が残っていれば捨てておきましょう。また作った氷も捨ててください。

2つ目は冷蔵庫の掃除です。完全に空になった冷蔵庫を掃除する機会はそうないので、このタイミングでぜひやっておきましょう。仕切り板や取り外しできるトレーなどは一度外して中性洗剤で洗い、乾かしておきます。内側は濡らした布巾をかたく絞り拭き取った後に、エタノールなどで消毒しておくと安心です。

外側のコードや外面部分に油汚れなどが付着している場合は、重曹スプレーなどで拭き取るときれいにとれます。モーター部などにゴキブリが巣を作っている可能性もありますので、あわせて確認し、駆除用品などを使って駆除しておくことをおすすめします。

引越し時の冷蔵庫の運び方と注意点

冷蔵庫は一人暮らし用であっても大きな家具であるため、運ぶのにはコツがあります。引越し業者に依頼する場合は問題ありませんが、自分で運ぶ場合の運び方と注意点を知っておきましょう。

引越し時の冷蔵庫の運び方

冷蔵庫を運び出すときや新居に搬入するときに、壁紙などを傷つけてしまうことがあります。これを防ぐためには、ホームセンターなどで販売されている布製のジャバラという梱包材を購入するのもひとつの方法です。もしくは引越し荷物の中に古い毛布があればそれで包むのもいいでしょう。

下部まですっぽりと毛布で包むと、フローリングなどを滑らせて動かすことができるので、床に傷もつかず、楽に運べます。ジャバラや毛布などで冷蔵庫を包む前に、冷蔵庫の扉はガムテープなどでしっかりと留めておきましょう。

引越しで冷蔵庫を運ぶときの注意点

冷蔵庫は非常に重く運びにくい家電です。またアパートやマンションなどの入り口部分はせまくなっていることが多く、搬出入に困難を極めます。さらに階段を使って自力でおろすとなると、下部分が重いため、下側を運ぶ方に非常に負担がかかります。

基本的に冷蔵庫は横向きでの輸送はNGとされています。理由は、冷蔵庫には冷却サイクルに使用されている液体が入っており、これが漏れることで故障するリスクがあるためです。ただし長時間でなければ故障に至る可能性は低いので、搬出のときなどは問題にならないことが多いです。トラックなどで輸送する際は寝かすことなく必ず立てて運ぶようにしてください。

自分で運びたい場合は、軽トラックなどを借りて輸送することになります。軽トラックには屋根がありませんので、雨天は避けてください。雨濡れは故障の原因となってしまいます。軽トラックに積み込んだら転倒を防ぐためにロープなどで固定するようにしましょう。車で輸送する場合、高さの制限がありますので背が高いものや積み重ねにはご注意ください。

引越し先で冷蔵庫に電源を入れるタイミング

冷蔵庫を引越し先まで無事に運んだ後、すぐに電源をオンにし、食材などを入れてしまう人がいます。しかし冷蔵庫を故障なく使い続けるためには、引越し先で電源を入れるタイミングも重要です。暑い夏など特にすぐに使いたいものですが、以下に注意してください。

すぐに電源をいれてもOK?

引越し後すぐに冷蔵庫の電源を入れてはいけません。冷蔵庫をトラックなどで輸送する際、どうしても振動が加わります。また輸送中にカーブが多い道などを通ると傾きがおきることもあります。そうなるとモーターなどがある冷却装置内部が安全に稼働しづらい状態となります。冷蔵庫内部にはポンプの働きをするコンプレッサーが入っており、輸送時に内部のオイルの偏りが生じ不安定になるためです。それを安定させないままに電源を入れると、故障の原因となるので、最低でも30分から1時間程度はおいてから電源を入れましょう。

食材はすぐに入れてOK?

食材についても、電源を入れたからといってすぐに冷蔵庫内に入れてはいけません。特に中身が多いと冷たい空気の通り道がなくなるので冷えづらくなり、夏場などであれば食べ物が腐ることも考えられます。

一般的に冷蔵庫内が完全に冷えるためには冬では2~3時間、夏だと10時間程度を要するといわれます。夏場であれば引越しの翌日に入れるのがちょうどいいタイミングでしょう。また電源を入れた後は、ドアの開閉を極力避けることが効率よく冷やすコツです。

冷蔵庫をそのまま使う場合と処分する場合の目安

冷蔵庫の引越しを自分でするにしても、軽トラックを借りるなどの費用が発生します。また引越し業者に依頼するとなると、自分でトラックを借りる以上に費用がかかってしまうことは避けられません。そこで現在ご利用の冷蔵庫を引き続き使うのか、もしくは新しい冷蔵庫を引越し先で調達するのかを検討してみましょう。

新しい冷蔵庫を調達する場合は、購入する資金が必要ですが、現在ご利用の冷蔵庫を買取してもらえば安く手に入れることができます。購入先から直接搬入してもらえるため、引越しの際に冷蔵庫を運ぶ手間も省けます。

冷蔵庫の性能

新しく購入するのか現在利用している冷蔵庫を引き続き使うのかを考えるポイントとして、冷蔵庫の寿命があげられます。最近の冷蔵庫はどんどん進化しており、節電できるものが多く売られています。冷蔵庫内があまり冷えない、冷え方にムラがある、異音がするといった場合は買い替えを考える時期だといえます。目安として冷蔵庫は10年が買い替えどきですので、あわせて覚えておきましょう。

冷蔵庫の輸送料金を確認

冷蔵庫の輸送にかかる費用と購入する費用とを比べて検討しましょう。冷蔵庫だけの引越しプランを提供している引越し業者もあります。冷蔵庫の寿命を考慮に入れて、そのまま使うのか、新たに購入するかを検討することをおすすめします。

買取はお得?

冷蔵庫がまだ新しければ買取をしてもらう方がお得なケースがあります。冷蔵庫を不用品として処分する方法もありますが、この方法だとリサイクル料と引取料がかかってしまいます。新しい冷蔵庫を買い、家電量販店に引き取ってもらう場合は、リサイクル料を払うことで引取料が無料の場合もあります。一方の買取であれば無料で取りにきてくれる業者もあり、買取査定金額に応じた金額を受け取れるので非常にお得だといえるでしょう。

まとめ

引越し時には冷蔵庫の電源を前日までに切り、霜取りや水切り、掃除を済ませておきましょう。また引越し先でもすぐに電源を入れるのではなく、30分から1時間程度おいてから電源を入れることで安全に使うことができます。

そのほかにも、横向きに運ばない、雨天は避ける、冷蔵庫内が冷えてから食材を入れるなど、いくつかの注意点がありますので、ぜひ押さえておきましょう。引越しにはどうしても費用がともないます。お持ちの冷蔵庫によっては、買取を依頼し、その予算を元に新しい冷蔵庫を購入するというのもひとつの選択肢です。

齊藤数馬 / 編集長
齊藤数馬 / 編集長

買取業界のWebマーケティングに携わり4年目の高く売れるドットコムマガジン編集長。家電や家具、楽器、車などあらゆる物の処分方法や買取のコツを紹介し、世の中にリユースを広めるべく活動しています。

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