- 車買取おすすめ
自動車ローンを借り換えるメリット|注意点を知って賢く借り換え

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
※「高く売れるドットコム」「おいくら」は弊社マーケットエンタープライズが運営するサービスです。
ローンを組んで車を買うと、車の代金とローンの利息を毎月支払わなければなりません。
申し込みをしたローンの利息がほかのローンと比べて高かった場合、利息の支払総額が高額になります。そのため、毎月の返済額も高額になったり、返済までの期間が長くなったりと、多くのデメリットが生じるでしょう。
ローンの利息が高いと不満を感じられている方は、金利の低いローンに上手に借り換えをすると、支払わなければならない利息の額を下げることができます。今回は、ローンを借り換えた場合のメリットやデメリットについて解説します。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
自動車ローンの種類
車のローンには、ディーラーローンや銀行等金融機関のローンがあります。ディーラーローンと金融機関ローンでは、それぞれ金利の相場や返済可能期間などが異なります。借り換えを計画するために、まずはローンにはどのような種類があるのか、その違いについて確認しましょう。
ディーラーローン
ディーラーローンは、車を買うときにディーラーや自動車販売会社で申し込むローンです。
買う車を決めてから購入時にすぐ申し込みできるので、わざわざ別の日に申し込みの時間をとる必要がなく、簡単に利用しやすいメリットがあります。
金利の相場は3~6%程度で、一般的に金融機関のローンと比べて金利が高めに定められています。そのため、利息の支払額が多くなりやすいのがデメリットです。また、新車より中古車のほうが、金利が高くなるケースが多いでしょう。
ディーラーローンと金融機関のローンでは、車の所有者の変更時期も違います。通常ディーラーローンでは、完済するまで車の所有権は販売会社に残ったままです。
所有権が購入者にはないので、返済中に車を売ったり処分したりすることは難しく、基本的に車を手放す前にはローン残額を一括返済しなければなりません。
金融機関のローン
金融機関のローンは、銀行や信用金庫、ろうきん、JAなどが取り扱っているローンです。金融機関にある「マイカーローン」が車を買う際に使えます。
金利の相場は1%台~4%といわれており、ディーラーローンと比較すると支払う利息を安く抑えられるでしょう。
マイカーローンは基本的に繰り上げ返済が可能なので、余裕があるときには多めに返済できるなど、自由度が高いローンといえます。
また、車を買ったときに、車の所有権が販売会社から購入者にすぐ変更され、返済途中での買い替えも簡単にできます。
デメリットとしては、金融機関で手続きをしなければならない点が挙げられます。販売会社に車を注文してから、車の見積書や収入確認などの必要書類をそろえて銀行の窓口に行き、審査を依頼する必要があります。
ただし、現在ではネット申し込みが可能なローンも増えているので、簡単に申し込みできる場合もあるでしょう。しかし、マイカーローンは比較的審査が厳しいため、審査に通らない可能性も考えられます。
車のローン借り換えのメリット
車を購入後にローン返済を続ける中、支払金額や回数に不満を感じたときには、ローンの借り換えを行うことで希望に合った条件に変更できます。借り換えをするメリットは、毎月の支払額や総支払期間などを、生活に負担がかからないように変えられる点が挙げられます。
金利が安くなる
ローンで車を購入したあと、利息負担が気になって金利を安くしたい場合、今借りているローンよりも低金利のローンに借り換えをすると、変更以降の支払いでは金利を下げることができます。
ディーラーローンには金利が高めのものが多いため、よく調べて借り換えをすると金利が2~5%ほど低くなる可能性があるのです。
車は数百万円する高価な買い物です。1%金利が下がるだけでもかなりの違いが出るため、生活面への負担を感じるのであれば検討してみるとよいでしょう。
分かりやすい例として、5年払い(60ヶ月)かつ手数料1万円の条件で、200万円借り入れた場合の支払額と支払利息の概算をご紹介します。
金利(年利)2%・3%・6%でそれぞれ試算した場合、下記のようになります。
2%の場合 | 3%の場合 | 6%の場合 | |
---|---|---|---|
支払総額 | 2,103,360円 | 2,156,220円 | 2,319,960円 |
利息総額 | 103,360円 | 156,220円 | 319,960円 |
支払い月額 | 35,056円 | 35,937 | 38,666円 |
金利2%に比べて3%の場合には、利息総額に約5万円もの違いが生じます。6%にもなれば、差額は約22万円にも上ります。このことから、低金利ローンへの借り換えがいかに重要であるかが分かります。
月々の返済額・支払期間を変えることができる
ディーラーローンには、借り入れ可能な期間が短くなりやすいという特徴があります。
借入期間に制限があると期間が短くなるので、借入期間が長い場合よりも毎月の返済額は高額になりがちです。
そのため、ディーラーローンを組んでいる方は、返済期間がより長いものに借り換えをすることで、月々の支払額を軽減できます。
逆に、車の所有者を自分に移したいからなどの理由で返済期間を短くしたい場合には、借り換えではなく繰り上げ返済もできます。
繰り上げ返済は、ディーラーローンではできないケースが多いのですが、マイカーローンでは電話での相談が可能です。返済期間を調整できるため、必要な場合は問い合わせてみましょう。
車のローン借り換えのデメリット
車のローンの借り換えは、気をつけないと問題が生じる場合もあります。借り換えをするときには、手数料を払って新しい契約をしなければなりません。
借り換え時には、下記の点に注意しないと逆に支払額が多くなるかもしれないので、よく覚えておきましょう。
手続きが必要
借り換えの際、金融機関にローンの申し込みをします。現在増加しているネットローンはHP上で簡単に申し込みできるのですが、ローンによっては直接窓口に足を運んで手続きする必要があるため、そうした場合は時間や手間がかかります。
手数料がかかる
低金利ローンに変えることができても、借り換え時には別途手数料がかかります。
支払総額を下げるために借り換えを考えている場合は、手数料を含めた合計額を計算して比較検討する必要があるでしょう。
手数料はそれぞれ違い、1000円~1万円ほどの事務手数料や印紙代、保証料(多くの場合は利息に含まれている)などがあります。
また、事務手数料がかからず、ネット申し込みで印紙代が無料になるケースもあります。
車のローン借り換えのポイント
借り換えの目的は、支払金額を少しでも安くすることです。ローン返済中に、これまでより低金利のローンに借り換えたとしても、実際には手数料がかかることがあり、支払う利息の残高がすでに少なくなっていると利息額の軽減にはつながらないかもしれません。
借り換えをしたほうが本当に得なのかどうか、まずはよく計算してみることが大切です。
現在のローンの金利・支払利息を確認
現在支払っているローンの元金や金利、支払利息を最初に確認してみましょう。
ディーラーローンにはマイカーローンよりも金利の高いものが多いため、特に利息額の高さが気になる場合があるかもしれません。
車の購入額にどれだけの利息がかかっているか、支払総額はいくらになっているのかを改めて確認すると、理想的な金利を決めやすくなるでしょう。
金利が数%とはいえ、車そのものの料金は高額なので、それにかかる利息の総額はかなりの額となります。まずは現在の金利でどれだけの利息を払っているのか、しっかりと把握することが大切です。
利息の残額を確認
ローンの借り換えをする前には、現在支払っているローンの利息がどれだけ残っているのかを確認する必要があります。
返済が始まってから早い時期ほど、支払額における利息の割合が高くなっています。返済期間が残り少なくなるほど、利息の残額は少なくなり、月々の支払額に占める利息の割合も減少します。
利息残額が残り少ない場合には、借り換えをしても得になりにくいのです。
利息の計算方法は「元金(借入残高)×利率×借入期間」です。基本的に銀行のローンは利率を年利で表示しています。ほかのローンと比較する際には日歩や月利ではなく、年利に換算して利息の残額を計算しましょう。
借り換え後のローンを計算
現在のローン残高からローンを借り換える場合、返済総額は「現在の借入金残高」「借り換えを考えているマイカーローンの金利」「返済期間」「手数料」をもとに計算できます。
これまでに支払った利息額の合計と、借り換えローンの金利から計算した利息額、手数料などの合計を計算してみましょう。それぞれの合計から、借り換え後に見込まれる利息額などの費用が分かります。
支払利息と返済総額を比較
ローンを借り換えた場合の利息や費用を計算したあとには、これまでのローンを最後まで払い続けたときの費用や利息を比較します。借り換えをした場合にどれだけ違いが出るのか、長期的に見てメリットが本当にあるのか確認が必要です。メリットが大きい場合には、手続きをしてローンの支払額を抑えることができます。
自動車ローンの借り換え方法
自動車ローンの借り換えをしたほうがメリットを見込める場合には、できるだけ金利が低く、手数料が少ないローンを選んで手続きをしましょう。
支払い済みの回数が少ないほど利息残高が多いため、手続きを早めにしたほうがお得です。
借り換え手続きの流れ
借り換えのときには、次の順番で手続きをします。
- 借り換え用の仮審査を受ける。
- 仮審査の次に本審査を受け、審査に通ったら前のローンが一括返済される。
- 前のローン会社から完済の通知が届く。
- 借り換え後のローンの返済が始まる。
審査で必要な書類
仮審査は必要事項の情報を伝えるスコアリング審査のため、特に書類は必要ありませんが「氏名や住所などの個人情報」「年収」「ほかに借金があるか否か」「ローンを申し込む銀行にローンの残額はあるか(その金額)」「職業」などを伝えます。
この時点で返済能力の有無をチェックされます。収入が安定していて他所に借金がない場合には、仮審査を通ることができるでしょう。
仮審査に通ったあとは、本審査を受けます。本審査はほとんど仮審査と変わりませんが、審査の際に「収入を証明する書類」「本人確認の書類」を提出します。
まとめ
車のローン借り換えには、借り換え後に金利を低くすることができる、支払い月額を下げることができるなどのメリットがあります。
ただし、上手に借り換えをしないとそれらのメリットが得られず、逆に支払額が高くなる場合もあります。現在支払っているローンの金利が高く、契約後間もない時期に低金利のローンに借り換えをする場合には、利息の残高が多いため総支払額が低くなる可能性は高いでしょう。
また、ローンの借り換え時には手数料がかかることもあるので、総支払額を計算して借り換えをするかどうか決める必要があります。
愛車のお金にまつわる話はここから探そう
維持費や自動車ローン、買取から廃車、自動車用語まで、車のお金に関するトピックをまとめました。

弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)
関連キーワード