軽自動車にかかる税金とその節税方法まとめ|軽自動車乗り必見

軽自動車の税金は2019年の消費税改定を機に、一部改正されました。ここでは新たに導入された税金を含む軽自動車の購入と維持にかかる税金とその節税方法について説明しています。買い換え時の注意点も、併せてチェックしておきましょう。
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軽自動車にかかる税金とその節税方法まとめ|軽自動車乗り必見

軽自動車の性能は年々進化しており、たくさんの人が軽自動車を愛用しています。すでに自動車をお持ちの方でも、ご自分の自動車にどのような名目でいくらくらいの税金が課せられているのかを知らない人は意外と多いのではないでしょうか。

軽自動車の税金は、自動車を所有したタイミングで納めるもの、所有している限り継続的に納めるもの、またその用途や総排気量によっても税額が変わってくることなどがあります。中には簡単に節税できるものもありますので、ぜひご確認ください。

軽自動車とは

軽自動車は道路運送車両法により、長さ・幅・高さ・排気量の規格に制限がかけられている三輪・四輪自動車のことを指します。1949年に規格が制定されて以降、何度か改定が加えられ、現在に至っています。

もっとも新しい規格は1998年10月1日以降の製造年月日で、長さ・幅・高さ・排気量がそれぞれ3.40m以下・1.48m以下・2.00m以下、排気量は0.660リットル以下です。また乗車定員は4人以下、貨物積載量は350kg以下です。これらの条件をひとつでも超えてしまうと軽自動車ではなくなり、小型自動車の扱いとなります。

参考:軽自動車検査協会|税金の種類

税金の種類

自動車の購入、維持には当然ですが税金がかかります。軽自動車の場合は以下の4種類です。(2020年1月現在)

  • 軽自動車税
  • 環境性能割(旧 自動車取得税)
  • 重量税
  • 消費税

軽自動車税、重量税は自動車を所有している間は定期的にかかるものです。一方で環境性能割と消費税は自動車の所有のタイミングでかかります。各税金について、以下で詳しく見ていきましょう。

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軽自動車税

この税金は所有者に対して機械的にかかるもので、所有している限り毎年納める必要があります。課税のタイミングは毎年4月1日です。その時点で車検証に記載されている所有者に対して課税されます。

税額

税額は使い道や総排気量などによって決まります。軽自動車・小型特殊自動車で、なおかつ四輪以上の場合は乗用と貨物用、そこからさらに営業用と自家用に分かれます。また、期間は2015年3月31日以前と同年の4月1日以降、あるいは取得から13年が経過しているかどうかで変わります。

乗用かつ営業用で2015年3月31日以前に新しく所有した場合は5,500円、2015年4月1日以降に新規に所有した場合は6,900円です。最初の検査から13年経っている場合は8,200円です。

乗用かつ自家用の場合、2015年3月31日以前に新しく所有した場合は7,200円、2015年4月1日以降、新規に所有した場合は10,800円です。最初の新規検査から13年経 過している場合は12,900円です。

乗用ではなく貨物用の場合、営業用で2015年3月31日以前に新しく所有した場合は3,000円、2015年4月1日以降に新規に所有した場合は3,800円です。最初の新規検査から13年経過している場合は4,500円です。

貨物用かつ自家用の場合、2015年3月31日以前に新しく所有した場合は4,000円になります。2015年4月1日以降に新規に所有した場合は5,000円です。最初の新規検査から13年経過している場合は6,000円です。

参考:総務省|平成28年度から軽自動車税の税率が変わります

乗用に比べて貨物用のほうが安く、自家用に比べて営業用のほうが安いことがわかります。また、税額には経過年数も大きく関わっており、経過年数が高いものほど高い税率が課せられます。

2019年消費税改定の影響

普通車は2019年の消費税改定後に自動車税額が引き下げられましたが、軽自動車の場合はその限りではなく消費税10%導入も税率は変わりません。むしろ、2015年3月31日以降に所有したほうが高くなっているので留意してください。

さらに環境に配慮したいわゆるエコカーに関しては、グリーン化特例が延長され、大きく減税されます。2021年3月31日までに新たに所有し、なおかつ燃費基準を達成しているとその対象になります。

反対に年数が経過して環境への負荷が大きいと考えられている自動車は税の負担が大きくなります。LPG・ガソリン車は13年超、ディーゼルは11年超でおよそ15%の重課です。軽自動車は13年超でおよそ20%の重課です。しかし、天然ガスあるいは電気自動車などの環境性能に優れたエコカーは対象外となります。

参考(PDF):自動車税のグリーン化特例の概要

環境性能割

この税金は2019年10月1日の消費税引き上げと同時に導入されたため、なじみがない人がいるかもしれません。環境性能割は「割」と付いているので、消費者側に得がありそうな名前ですが、これも税金なので注意しましょう。

環境性能割は所有している限り継続的に支払いが発生するものとは違い、新たに手に入れたタイミングで1度だけ発生するものです。環境性能によって、取得価値の3%・2%・1%・非課税の4つに区分されます。

営業車の税額

税率は自家用か営業用かで変わります。営業用の場合、★★★★(4つ星)なおかつ2015年度燃費基準プラス10%を達成したものは1.0%、★★★★なおかつ2020年度燃費基準を達成したものは0.5%です。電気自動車、★★★★なおかつ2020年度燃費基準プラス20%を達成したもの、★★★★なおかつ2020年度燃費基準プラス10%を達成したものは非課税です。

自家用車の税額

自家用の場合、★★★★なおかつ2015年度燃費基準プラス10%を達成したものは2.0%、★★★★なおかつ2020年度燃費基準を達成したものは1.0%、電気自動車、★★★★なおかつ2020年度燃費基準プラス20%を達成したもの、★★★★なおかつ2020年度燃費基準プラス10%を達成したものは非課税です。

★★★★(4つ星)とは

★★★★(4つ星)は2018年排出ガス規制からNOx50%低減達成車、あるいは2005年排出ガス規制からNOx75%低減達成車のことを指しています。

「2020年度燃費基準+○%達成車」は、エネルギー使用の合理化等に関する法律、いわゆる省エネ法を基準に設定された2020年度を目標年度とする自動車の燃費目標基準を○%以上達成しているもののことです。

「2020年度燃費基準達成車」は、省エネ法を基準に設定された、2020年度を目標年度とする自動車の燃費目標基準を達成しているもののことです。「2015年度燃費基準+10%達成車」は、省エネ法を基準に設定された、2015年度を目標年度とする自動車の燃費目標基準を10%以上達成しているもののことです。

この税率は新車、中古車で変わりませんが、取得価値が変わってきますので、実際に納める額には違いが出てきます。

また、環境性能割は期間限定ですが軽減されています。2019年10月1日から2020年9月30日の1年間のうちに自家用の乗用車を購入する場合、環境性能割の税率が規定のものから1%軽減されます。

参考:総務省|2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります

重量税

重量税は新車購入時に行う検査時と約2年ごとに行う車検時に発生します。軽自動車の場合は年間3,300円となっています。ただし、新車検査時から13年経過していると年間4,100円に、さらに18年経過していると年間4,400円になります。

参考:軽自動車検査協会|税 関係についてよくあるご質問(FAQ)

消費税

購入の際には当然消費税がかかります。2019年10月1日から消費税は10%になりました。これ以前は軽自動車に2%、それ以外の登録車に3%の自動車取得税が課されていましたが、増税を機に廃止されました。

節税のためにできること

節税可能な税金として軽自動車税が挙げられます。この税金は4月1日時点の所有者に一律年間で10,800円かかります。

つまり、4月1日時点で登録していなければ、納める必要はありません。4月2日以降のできるだけ早いタイミングで登録すれば、まるまる1年分の税金を抑えることが可能です。購入を急がないのであれば、節税のために購入時期を検討しましょう。

普通車の場合は、年間の税金を一律で納めるのではなく、月割りで納めることになります。そのため軽自動車税のような大幅な節税はできませんが、月初めに登録した方が、納入する税金分を節約できます。月初めでも月末でも月割りとなっているためです。

また、身体障害者手帳を持っている方で一定の条件に当てはまると、減免を受けられます。登録日から1ヶ月以内に自治体の税事務所に障害者手帳や車検証などの必要書類を持参し、申請書を提出します。

買い換え時の注意点

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譲るにしろ処分するにしろ、買い換え時に気をつけることは、登録の変更や抹消を忘れないことです。軽自動車税は登録者に機械的に課せられる税金です。

自動車を譲る場合は名義変更、処分する場合は登録抹消することを忘れないようにしてください。自動車を手放しても登録をそのままにしておくと、税金の納入通知が元の所有者に来てしまいます。

普通自動車の場合は何らかの理由でそれを手放す場合、自動車税は月割りにした形で還付されます。年額を一度に納めてから手放すことになっても税金は戻ります。しかし還付のされ方は現金で戻ってくるのではなく、多くの場合は売却時の査定額に上乗せされる形になります。

新しい車を購入するなら環境性能をチェック

消費税の10%引き上げと共に自動車税も大きく変わりました。以前は環境性能割の代わりに自動車取得税というものがありました。自動車取得税は自動車を購入したり、譲り受けたりした際に発生する税金です。

税率は軽自動車の場合で取得価値の2%ほど、普通自動車の場合で取得価値の3%ほどでした。取得価値は自動車に払った金額ではなく、車両本体価格の約90%です。

2019年の消費増税に伴い自動車取得税が撤廃となり、代わりに環境負荷割が導入されました。この大きな変更以外にも、実は自治体に納める軽自動車税は2015年4月から1.5倍に増税され、重量税についても、2016年4月から増税されています。

このように環境負荷が高い自動車や経過年数が多い自動車は年々税金が高く設定されていきます。これからのエコカー減税、消費税増税を視野に入れながら長期的な目で自動車の購入計画を進めるようにするとよいでしょう。

まとめ

軽自動車には自動車税・環境性能割・重量税・消費税の4種類の税金がかかります。軽自動車の税金は他の車種に比べて低く抑えられており、保険料も安い場合が多くなっています。

そのため軽自動車は経済的負担が少なく、費用を抑えた自動車を所有したいときには有効です。環境性能割は2019年10月1日の消費税引き上げと共に、以前まであった自動車取得税に代わってできたものです。

環境性能割はエコカーなどの環境への配慮された自動車に対して減税されます。購入の際には環境面への負担も視野に入れて検討しましょう。

車高く売れるドットコム
齊藤数馬 / 編集長
齊藤数馬 / 編集長

買取業界のWebマーケティングに携わり4年目の高く売れるドットコムマガジン編集長。家電や家具、楽器、車から不動産まであらゆるモノの買取・処分方法のコツを紹介していきます。