軽自動車の車検は普通自動車とどう違う?車検の流れと注意点

初めて軽自動車を購入した人にとって、悩ましいのが車検です。いったい車検はどのようにして受けるものなのでしょうか。また、普通自動車の車検と違いはあるのでしょうか。初めて車検を受ける方にもわかりやすいよう解説します。

齊藤数馬

カーネクスト

軽自動車の車検は普通自動車とどう違う?車検の流れと注意点

軽自動車を購入すると、定期的に車検を受けなければなりません。

しかし、初めて車を購入した方は、どのように車検を受ければよいのか悩んでしまうのではないでしょうか。

また、普通自動車から軽自動車に乗り換えた方は、普通自動車と軽自動車で車検の流れに違いがあるのか気になるところでしょう。

実は、普通自動車と軽自動車では車検にそれほど大きな違いはありません。とはいえ、いくつか軽自動車ならではの注意点もあります。

そこで、軽自動車の車検の流れや時期、必要書類などについて詳しく解説します。

また、車を何年乗るか悩んでいる方はこちらの記事を読んでみてください。

普通自動車と軽自動車の車検の違い

普通自動車と軽自動車の車検の違い

軽自動車といえば、税金が普通自動車より安かったり、税金を納める先が異なったりと、何かと普通自動車とは異なる点が多いものです。

軽自動車の車検に初めて臨む場合、普通自動車とは勝手が違って戸惑う方もいるかもしれません。

軽自動車の車検では、以下の点を特に意識しておきましょう。

軽自動車は受ける場所が違う

ユーザー車検の場合に覚えておきたいのが、普通自動車と軽自動車では車検場が異なることです。

前者の場合は陸運局ですが、後者の場合は軽自動車検査協会で検査します。

ただし、一切の手続きを業者に委託する場合は、業者に全て任せるためあまり関係はありません。

軽自動車は費用が安い

軽自動車は普通自動車に比べて、費用が安くなります。

その理由は、主に自動車重量税と点検費用の違いにあります。

軽自動車は自動車重量税が年間あたり一律3300円となっていますが、普通自動車は重量0.5tごとに4100円が加算されていく仕組みです。

例えば1.7tのワゴン車であれば年間16400円となり、軽自動車と比べて13100円もの差が開くことになります。

参考:軽自動車検査協会|税 関係についてよくあるご質問(FAQ)

また、点検費用についても軽自動車のほうが若干安くなります。

例外として、激安店を利用した普通自動車と、ディーラーなど費用が割高になる店を利用した軽自動車では、後者のほうが総合的に見て高くなるケースもあるでしょう。

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軽自動車の車検を受ける時期

車検の時期は、普通自動車も軽自動車は基本的に変わりません。

新車登録後3年目に初回の車検があり、その後は隔年となります。

ただし、これはあくまで自家用の乗用車の場合です。

4ナンバーは初回の車検が異なる

注意すべきなのが「4ナンバー」の車です。

4ナンバーとは、車のナンバープレートに書かれた数字の頭一桁が「4」である車を指します。

例えば、ナンバープレートに「品川400」と書かれていれば、その車は4ナンバーです。

4ナンバーは小型貨物車に付与されます。

もし、このようなかたちで登録されている軽貨物車両を車検に通す場合は、初回が3年ではなく2年に1回となります。

その後は、自家用の乗用車と同様です。

軽自動車の車検の申込先

軽自動車の車検の申込先

軽自動車の場合、依頼先としていくつか候補があります。

それぞれにメリットやデメリットがあるため、値段だけで決めずに、よく内容を確かめることが大切です。

ディーラー

初めての車検で右も左もわからない場合は、ディーラーの利用を検討している方も多いのではないでしょうか。

いくつかの対応店の中でも、ディーラーは安定した高品質なサービスを受けられます。

また、例えばトヨタの車なら、トヨタのディーラーに依頼する方も多くいます。

自社製の車を点検するため当然詳しく、何か不具合があったとしても安心して任せられます。

交換する部品も、もちろん純正品です。

反面、全てが純正であり、さまざまなサービスあるいは保証などがついてくるため、全体的に料金は割高になります。

安心をお金で買うケースといえるでしょう。

民間の車検取扱店舗

ディーラーと区別されるのが、民間で車検を扱う各業者です。

例えば、ガソリンスタンドやカー用品店、整備工場、民間車検業者などが該当します。

これらの店では、同じ車検でも全く異なる料金体系やサービスが展開されているのが特徴です。

例えば、

「純正品ではなくもっと安い部品で交換してほしい」

「余計な保証などのサービスはいらないので、検査だけしてほしい」

などの要望がある場合、対応する店舗を探すことで検査費用を抑えられるでしょう。

ガソリン代やカー用品の値引きといったサービスを受けられることもあります。

ただし、このような民間の業者では余計な出費を抑えられる代わりに、ディーラーと違って整備内容も車検を通すための必要最小限となることが多い傾向です。

車検場(ユーザー車検)

自分で一つひとつ点検していくユーザー車検という方法もあります。

自己負担のため手間がかかり、車検に通る可能性も高くはありませんが、車検費用の多くを占める点検費用や各種手数料などがかからずに済みます。

全くの初心者がいきなりユーザー車検に挑むのは、ハードルが高いでしょう。

車が好きで専門知識がある方に限り、おすすめの方法です。

ちなみにユーザー車検を通す際に、資格などは必要ありません。

ユーザー車検について詳しく知りたい方はこちらの記事を合わせて読んでみてください。

軽自動車の車検相場

軽自動車の車検相場

普通自動車・軽自動車ともに細かな金額は違うものの、支払う費用の内訳は変わりません。

車検の費用は、大きく分けて「法定費用」「点検費用」「部品交換費用」の3つです。

合算すると料金相場は6~8万円前後と見ておけばよいでしょう。

法定費用

法定費用とは、自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料のことを指します。

法定費用は、どこの店で車検を受けたとしても変わることはありません。

自動車重量税は税金のため一律であり、自賠責保険料も離島など一部地域を除き全国一律です。

また、検査手数料はお店の利益ではなく、車検場に支払うお金であるため、こちらも変わりません。

法定費用の一例としては、軽自動車の場合、自動車重量税が2年で6600円、自賠責保険料が25ヶ月で25880円、検査手数料が1100円(店舗に依頼した場合)となるため、合計で33580円が目安となります。

参考:損保ジャパン日本興亜|自賠責保険 保険料例

点検費用

どこの店に依頼するかによって大きく変わるのが、この点検費用です。

店によっては点検費用に加え事務手数料、代行手数料などと細かく分かれていることもあります。

車検の費用を抑えたいのであれば、点検費用の安い店を探すのがよいでしょう。

ただし、安すぎる店を選ぶと、検査後の保証など欲しいサービスがついていないこともあるため、どこまで対応しているのかよく確認する必要があります。

料金は店によって万単位で異なります。

部品交換費用

車検の結果、劣化している部品があり交換となった場合に発生する費用も車検代に含まれます。

ディーラーでは純正パーツの交換となるため、部品交換費用が高くなりがちです。

一方、民間の車検取扱店では非純正パーツを利用できるため、交換費用を抑えることができます。

部品交換費用は、オイルだけの交換であれば5000円前後で済みますが、タイヤやブレーキパッドなどを交換すると、万単位のお金がかかることも珍しくありません。

細かな部品をいくつも交換するとなると、一つひとつは安くても、積み重なることでそれなりの金額になることも考えられます。

さらにタイミングベルトなど、部品代自体は安くても工賃がかさむケースもあるため、見積もりをよく確認しましょう。

軽自動車の車検を受けるための必要書類

軽自動車の車検を受けるための必要書類

車検を受けるためには、必要書類を過不足なくそろえなければなりません。

お店で車検を受ける場合、必須書類は以下の通りです。

自動車検査証

車を運転するにあたって必ず携帯していなければならない書類であるため、車内に常備している方が大半でしょう。

こちらは必ず原本を用意しなければなりません。車検に合格すると新しいものが発行されます。

認印

印鑑も必要です。

軽自動車の場合は認印で問題ありません。

家族の車を使用していたり、リースなどで車検証記載の所有者と実際の使用者が異なったりするケースもあるでしょう。

そうした場合は、使用者の印鑑を用意します。法人の場合は代表者印が必要となります。

自動車損害賠償責任保険証明書

自賠責保険の保険証明書も必要となります。

車を運転している以上、必ず入っているはずの保険です。

車検証と一緒に保管してある方が多いでしょう。

なお、自賠責保険の加入期間が車検の有効期間と重なっている必要があります。

通常では、車検時に自賠責保険料も次の車検時期までまとめて支払うため、有効期間が重なっていても大丈夫です。

しかし、何らかの事情により自賠責保険が切れている場合、ひとまず自賠責保険に加入してから改めて車検を受けなければなりません。

自賠責保険は1ヶ月単位で加入できる保険です。

軽自動車税納税証明書

つい紛失しがちな書類の一つが、軽自動車税納税証明書です。

未納でなければ、軽自動車税納税証明書は毎年必ず受け取っているはずです。

提出する際は、最新のものを1枚用意していれば問題ありません。

中にはコンビニなどで軽自動車税を納付した際、せっかく印を押してもらった納税証明書をレシートと同じように捨ててしまう方もいます。

大切な書類であるため、捨ててしまわないよう車検証などと一緒に保管しておきましょう。

万一なくしてしまった場合は、市区町村の役所で再発行できます。

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軽自動車の車検を受ける流れ

軽自動車の車検を受ける流れ

実際に車検を受ける場合、どのような流れで申し込み、手続きを済ませればよいのでしょうか。

一連の流れとしては以下の通りです。

  1. 車検を依頼したい店を探す。
  2. 電話やインターネットの専用フォームなどを通して、まず見積もりを申し込む。
  3. 見積もりのため、店に車を持ち込み点検してもらう。
  4. 見積もりを確認し、金額に納得がいったら予約する。
  5. 必要な書類を用意する。
  6. 車検当日、自宅まで車を引き取りに来てもらうか、自分で車を店に持ち込む。
  7. 車検が終わるまで待つ。
  8. 車検を通した車を引き取る。

車検の前にまず見積もりを受ける

検査の前に欠かせないのが見積もりです。

検査してみて、どのくらい内部が劣化しているか、どんな部品を交換するかなどによって大きく金額が変わってきます。

最低限の費用だけを考えていたら、思わぬ部品の交換で何十万もかかってしまうという可能性もあるでしょう。

場合によっては、車検に出さず中古車として売却したほうがよいケースさえあります。

このような事態を防ぐため、あらかじめ見積もりで部品交換費用などを含めて、ほぼ正確な費用を割り出してもらいましょう。

車検にかかる期間

検査を終えるまでにどれくらいの時間がかかるかは、業者によってさまざまです。

スピード車検を売りにしている場合は、即日で車が手元に戻ってきます。

業者によっては2~3日かかることもあります。

別の会社に委託していて、預かった車をさらに別の場所に移すこともない話ではありません。

車が常に手元にないと困る場合は、代車サービスのある業者を選ぶとよいでしょう。

初めての車検に便利な楽天車検

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まとめ

軽自動車の車検は、基本的には普通自動車と変わりません。

細かな違いとして、自分で通す場合は陸運局ではなく軽自動車検査協会で手続きすることが挙げられます。

また、業者の選び方次第で、全体の費用やサービスにも差がつきます。

ディーラーは費用こそ高くなりますが、充実したサービスを期待できるでしょう。

民間の業者に依頼すれば、費用もサービスもさまざまな選択肢があります。

後から損をしてしまわないよう、事前の知識や準備を万全にしたうえで、スムーズに車検を済ませましょう。

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齊藤数馬 / 編集長
齊藤数馬 / 編集長

買取業界のWebマーケティングに携わり4年目の高く売れるドットコムマガジン編集長。家電や家具、楽器、車から不動産まであらゆるモノの買取・処分方法のコツを紹介していきます。

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