資金繰りとは?会社経営に必須!困った時の資金調達方法も紹介

資金繰りは、会社を経営するうえで非常に重要な要素です。事業自体がうまくいっていても、資金繰りでつまずくと会社が倒産する可能性すらあります。本記事では、資金繰りの重要性や、資金繰りが悪化した場合の影響について解説したのち、資金繰り改善のポイントもご紹介します。
アクセルファクター

資金繰りとは?会社経営に必須!困った時の資金調達方法も紹介

資金繰りは会社の経営者などにとって、頭を悩ませる問題といってもよいでしょう。事業が好調だとしても資金繰りはまた別問題です。場合によっては顧客からの注文が多いほど、むしろ資金繰りのバランスが悪化する可能性すらあります。

本記事では、まず資金繰りの重要性や、資金繰りをチェックするうえで基本となる表や項目についてご紹介します。そのうえで、資金繰りが悪化する要因について、取引先や銀行、株主との関係など多面的な観点で解説していきます。

さらに、資金繰りを改善させるポイントについて、コストや顧客との関係性なども踏まえたうえで、複数の有効な方法をご紹介します。

請求書を今すぐ現金化!

資金調達の新しい選択肢|OLTAクラウドファクタリング

ネットで完結。取引先通知不要!
短期少額の資金調達ならOLTAクラウドファクタリングへ

OLTA公式サイトはこちら

※個人事業主or法人専用のサービスです

資金繰りとは

会社の経営上、非常に重要な「資金繰り」ですが、具体的には何を指すのでしょうか。簡単にいえば、企業が自社の資金残高を管理することです。もう少し踏み込んで考えると、収入と支出を管理して必要に応じて収支の過不足を調整することともいえるでしょう。

なお、ここでいう「資金」とは、現金や当座預金・普通預金などのように、会社としてすぐに支払いに使えるもののことです。帳簿上の「利益」は「資金」には含まれません。会計上の利益は、現金などのすぐに使える形になるまでタイムラグがあるからです。

アクセルファクター

なぜ、資金繰りが重要か

黒字経営の会社であっても、資金繰りが悪化すると倒産のリスクが一気に高まります。資金繰りが重要な理由について、以下で2点に分けて解説します。

資金繰りが滞るとどうなるか

資金繰りが滞ると、支払いの際に必要な現金などが準備できません。こうなると、会社は新たに借入などで資金を調達する必要が出てきます。仮に借入がうまくいかないと不渡りになってしまい、場合によっては倒産の危機に陥るでしょう。

倒産しなかったとしても、社会や取引先からの信用は著しく失われてしまいます。

黒字でも倒産する可能性がある

最初にも触れたように、「利益」=「資金」ではありません。帳簿上は黒字だったとしても倒産する可能性があります。売上が立っていても、取引先の事情などで資金回収が大幅に遅れる場合や、設備投資を行っている場合は資金が不足することもあるでしょう。

帳簿上は黒字なのに、取引先への支払いや、従業員への給与の支払いができなくなる可能性すらあるのです。特に、大口の注文で実際の入金まで時間がかかる場合は要注意です。手元に現金が入るまで大幅なコストのみがかかるため、資金繰りには細心の注意を払う必要があります。

資金繰り表の項目

では、実際に資金繰りを行ううえで大切な基本知識である「資金繰り表」の項目について確認してみましょう。

営業収支

企業が、いわゆる「本業」と呼ばれる事業で、どれだけの現金を生み出しているかを表します。

売上高から売上原価を差し引くことで「売上総利益」となり、さらに「販売費および一般管理費」を差し引くことで営業収支を算出できます。売上原価は販売する商品の仕入れ原価など、販管費は本業に関わる費用のうち、仕入れ原価以外の部分です。

経常収支

本業の収支である営業収支に加え、本業以外の事業活動の収支である財務収支も反映された収支を指します。本業が好調でも、銀行などからの借入金が大きい場合、経常収支がマイナスになることもあります。経常収支は、企業活動の経営状態を把握するのに適切な指標といわれています。

経常収支がマイナスであれば、事業としてお金を稼げていないということです。資金繰り以前に、ビジネスモデルのあり方やマーケティングや営業などの面において、改善が必要な状態といえるでしょう。

財務収支

財務収支は銀行などからの借入金の収支を指します。財務収支がプラスになるほど、借入金が多いということです。営業収支が低く、財務収支が大きくなっている状態は、経営的に危険な状況であると判断できます。

企業活動を行ううえで、銀行からの融資を行うこと自体は珍しいことではありません。とはいえ、経常収支から財務収支を差し引いてマイナスの値になる場合は、ビジネスそのものや資金繰りに問題がある状態です。事業活動の収益で借入金を返済できず、当座預金から資金が減るだけの危険な状態といえます。

経常外収支

場合によっては、設備投資や税金の支払いなどを経常外収支としてまとめるケースもあります。

これらの基本項目に加え、繰越現金や当座預金も確認するべき項目です。繰越現金は前月のお金の残りを翌月に繰り越したもの、当座預金は銀行に預けているお金です。これらが少ないと、会社として資金の余裕がないということになります。

資金繰り表の基本項目を押さえたうえで、資金繰りが悪化するケースや、改善する際のポイントについて見ていきましょう。

アクセルファクター

資金繰りが悪化する原因

上記で紹介した資金繰り表を作成していても、必ず資金繰りがうまくいくとは限りません。売上の減少や経費の増大など、資金繰り以前に経営や事業上の課題以外で、資金繰りはどのような場合に悪化するのでしょうか。

資金繰り状況を把握していない

当たり前ではありますが、資金繰りの状況をしっかりと把握しておかないと、資金繰りがうまくいかないか、悪化していることにすら気づきません。

把握していない理由は、資金繰り表をそもそも記録していないこと、記録していても定期的にチェックしていないことなどが挙げられます。

資金繰り表の記録とそのフィードバックおよび改善をルーティンとして行うようにしましょう。

売上高の回収と支払期間のバランス悪化

多くのビジネスにおいて、サービスや商品を顧客に提供しても、すぐに現金として対価が入金されるわけではありません。逆もしかりで、仕入先や取引先への支払いも一定のタイムラグがあります。売上が増えるほど、一時的に仕入先への支払いが増大する一方、売上の現金が入金されるまでのバランスが悪化しやすい傾向です。

取引先と構築した信頼関係のもと、支払いを遅らせる、あるいは入金までの期間を短くする交渉を行うのもひとつの手です。

注文の急な増加

注文がたくさん来ることは、普通に考えれば非常に喜ばしいことです。しかし、資金繰りで考えた場合、先述のように売上高の回収と仕入先への支払いのバランスが悪化する要因になります。

大口の注文を受ける際は資金繰りの状態を綿密に確認し、必要に応じて銀行の融資を受けたり、取引先と支払いの交渉をしたりと対策を打ちましょう。

それでも難しい場合は、注文を断ることも視野に入れる必要があるかもしれません。

アンバランスな利益配分

企業は利益が出ると、それを役員報酬や株主配当などの形で配分します。しかし、これらが多すぎると会社の資金繰りを悪化させる要因になりうるのです。役員報酬を定期的に見直し、利益率に沿って無理のない利益配分を行うようにしましょう。

銀行との関係悪化

資金調達の代表的な方法である銀行からの融資は、銀行との信頼関係があって成り立ちます。この信頼関係を保つには毎月安定的に返済を行うことや、事業計画を提出することが有効です。これらを怠ると追加の融資をしてもらえなかったり、急な返済を迫られたりします。

銀行との関係を悪化しないよう、信頼関係を普段から維持しておくようにしましょう。

資金繰りを改善するポイントとは

最後に、資金繰りを改善するポイントについて確認してみましょう。

経常収支と経常外収支を区別する

資金繰りの基本である資金繰り表を正しく記録することが改善の第一歩です。なかでも、「経常収支」と「経常外収支」をしっかり区別することが重要です。この区別により、資金繰りでどの部分にボトルネックがあるのかを、より正確に導き出せるようになります。

取引先との交渉

追加の融資などを受けずに資金繰りを改善できる策として、取引先との交渉により売掛金の回収を早めたり、自社の支払いを遅らせたりする方法があります。

手数料なども基本的にかからないというメリットがある一方、取引先の資金繰りを悪化させる可能性や、蓄積した信頼を下げてしまうリスクもあるので注意が必要です。

今後の取引継続への影響も出かねないため、資金繰りの緊急度と交渉によるデメリットを慎重に比較して判断しましょう。

ファクタリングの利用

売掛金や受取手形を現金化する点では手形割引と同様ですが、手形の振出人が倒産した際に受取手形を買い戻す必要がないのがファクタリングです。取引先との関係も維持でき、最短で即日の現金化も可能です。

詳しく知りたい方は、下記の記事で仕組みやおすすめのファクタリング業者を紹介しているので読んでみてください。

手形割引の利用

取引先などから受け取った受取手形を利用して、銀行や手形割引業者から融資を受ける方法です。手数料と引き換えに、受取手形を期日前に現金化でき、資金繰りを改善できます。一方、振出人の会社が倒産した場合は受取手形を買い戻す必要があるため、この点は注意が必要です。

在庫処分

在庫を必要以上に抱えていると、資金繰りをするうえでリスク要因になります。在庫が多いという状態自体が、商品やサービスが想定ほど売れていない状態である、ということもあり、在庫を管理すること自体にもコストがかかります。

在庫が多いほど単位あたりの管理コストが大きくなるため、在庫を処分することによる効果は意外と大きいでしょう。

在庫を利用した融資

一定の価値がある在庫であれば、在庫を担保として融資を受けることも可能です。この「在庫担保融資」は、特に中小企業にとっては有効な資金調達施策になりえるでしょう。

まとめ

資金繰りがうまくいかないと、取引先への支払いや従業員への給与の支払いなどが滞ってしまいます。追加の融資が得られない場合、倒産の危機にも直面しかねません。事業が好調で帳簿の上では「利益」がたくさんあっても資金繰りが悪化する可能性はあります。

これを回避するには、まず資金繰り表をもとに自社の資金繰りをチェックすることが重要です。それでも難しい場合は、取引先との交渉や、銀行からの追加融資などの対策を考えていく必要があります。

あるいは、手形割引やファクタリングなどの手法も活用しながら、当面の資金繰りを乗り切ることも有効です。

まずは、自社でできる資金繰りの改善をしつつ、そのほかの方法についても把握しておきましょう。

齊藤数馬 / 編集長
齊藤数馬 / 編集長

買取業界のWebマーケティングに携わり4年目の高く売れるドットコムマガジン編集長。家電や家具、楽器、車から不動産まであらゆるモノの買取・処分方法のコツを紹介していきます。