資金の調達に事業ローンをうまく活用するための方法を解説

事業資金の用途別に、おすすめの事業ローンの種類や特徴について詳しく解説します。新規で事業を始めようとしている方や資金繰りに悩んでいる事業主の方は、ぜひチェックしてみてください。事業ローンの審査をできるだけ早く通すコツも紹介します。

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資金の調達に事業ローンをうまく活用するための方法を解説

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「事業を始めたいので開業するための資金が欲しい」「事業拡大にかかる投資資金がない」また、「設備投資をしたいけど手持ちの資金だけでは足りない」など資金繰りに悩まれている事業主の方は多いものです。

そんなときに便利なのが、事業ローンです。法人や事業者向けに設計された事業ローンでは、まとまった金額をスムーズに調達することが可能です。ここでは、各種事業ローンと利用方法、注意点などについて解説します。

企業の資金調達方法のひとつである「ファクタリング」についても紹介していますので、こちらとあわせて読んでみてください。

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ローンとは

個人が日々の生活を行ううえで、また法人や事業者が経営を行ううえで、お金を工面しなければならないときがあります。その際に利用する方法の一つが「ローン」です。そもそもローンとは何でしょうか。

ローン(loan)とは、lend(貸す)と同じく、ゲルマン語のlaihnaを語源としたことばで、「貸付」や「貸すこと」を意味します。実際、日常生活の中でローンといえば、お金を融資する、またはされる場合に使われることが多いでしょう。

例えば、家や車などの高価なものを購入する際、手持ちのお金で足りればよいですが、一度に多額のお金を用意することができない場合があります。もし用意できたとしても、そのためにお金を使い切ってしまい、その他の生活が立ち行かなくなってしまうこともあるでしょう。

そのようなときにローンを利用すれば、必要なものを必要なタイミングで購入することができるのです。

ローンの種類

ローンといっても、用途や借入先などによってさまざまな種類があり、特徴も異なります。借入の用途が決まっているかという観点から、ローンは大きく2つに分けられます。

用途限定のローン

借入金の用途が限定されているローンとして、住宅を購入する際の「住宅ローン」、自動車を購入する際の「自動車ローン」、教育資金として使われる「教育ローン」、結婚式の際に使われる「ブライダルローン」などがあります。これらは指定された用途以外に使用することはできません。

しかし、次に説明するフリーローンやカードローンに比べると金利が低く設定されているのが特徴です。住宅の購入など、一時的に大きな資金が必要となる際の助けとなります。

用途非限定のローン

フリーローンやカードローンは、借入金の用途が限定されていないローンです。買い物や旅行、趣味、急な出費など、自分の目的に合わせてある程度自由に利用できます。ただしフリーローンの場合、用途は自由であるものの、用途の申告は事前にしなければならないケースもあります。

用途に縛られず、比較的容易にかつ早急に資金を調達することができる一方、住宅ローンや自動車ローンと比べて金利が高いケースが多いでしょう。

ローンとクレジットは違う

クレジットとは、商品やサービスの代金を一時的にカード発行元の会社が立て替え、その金額を後で支払うことを意味しています。一方、ローンは立て替えではなく、直接的にお金を利用者に融通するサービスです。利用者は、金融機関から借りたお金を後から返していきます。

クレジットが、立て替えられていたお金に手数料を付けて後払いをするというサービスであるのに対し、ローンでは借りたお金に利子を付けて返済をする、という違いがあります。

事業ローンとは

ローンのうち、個人向けではなく事業者のみを対象としたものを、「事業ローン」または「ビジネスローン」といいます。事業用の資金のみを金利付きで貸し付けるものです。

事業を営む方にとって、日々の資金を工面するのは、経営上の最大の課題です。一般的には、主に銀行の融資や日本政策金融公庫を利用した資金調達の支援を受けることが多いでしょう。

ただし、これらの借入では手続きに時間がかかることが多く、融資がすぐに受けられない可能性があります。

事業ローンのメリット

資金を早急に用意しなければならないケースでは、事業ローンが有用です。事業ローンは、小口で、かつ比較的短期の資金の借入を目的としており、商品によっては即日融資も可能であるなど、大きなメリットがあります。

限度額は、最大1,000万円程度の商品が多いでしょう。審査のスピードが早いだけでなく、担保や連帯保証人が不要というものもあり、使い勝手がよいという特徴もあります。

その他、来店せずに手続き可能なサービスや借入金の使途に制限のないもの、返済に際してゆうちょ銀行やコンビニATMの利用が可能なもの、WEBから振込依頼ができる振込融資サービスなど、さまざまなものがあります。

事業ローンのデメリット

一方、デメリットは、一般的に銀行融資や公的融資よりも金利が高いことです。最高金利が15~18%と高く設定されているもの存在します。印紙代がかかることや銀行口座が必要であること、さらに信用保証協会による保証が必要なこともあります。

ニーズ別のおすすめ事業ローン

サービスを比較・検討するうえでポイントになるのは、審査スピード・限度額・法人利用の可否・金利の4つが挙げられます。中でも審査スピードは資金繰りに直結するため、優先順位が高くなるでしょう。

以下、これらのポイントに沿って各種事業ローンを比較していきます。

プロミス自営者カードローン

プロミス自営者カードローンの特徴は、審査の回答時間が最短30分で融資も最短で即日可能という点でしょう。審査スピードは業界内でも早く、例えば「どうしても今日中に資金を調達したい」という事業者から選ばれています。

また、申し込み対象者の年齢幅が広く、20歳以上65歳以下の自営者に申込資格があります。限度額は300万円、事業資金だけでなくプライベート資金にも利用可能です。提出書類がシンプルで、担保・保証人が不要など、融資までのスピードにこだわった事業者ローンといえるでしょう。金利は6.3%~17.8%です。

参考:プロミス自営者カードローン

ビジネクスト

この事業ローンの特徴は、融資額50万~1,000万円と融資額が大きい点にあります。金利は3.1%~18.0%です。

融資までにかかる日数の目安は3営業日、20歳から69歳までの法人または個人事業主が利用できます。担保不要・保証人も原則不要という点も借りる側からするとメリットといえそうです。

参考:ビジネクスト

エスワイシービジネスローン

年商5,000万円以上の法人が対象となる、大型の事業ローンです。融資額が300万円から最大1億円に設定されています。

保証人や不動産担保も原則不要で、融資までの期間も最短2営業日と短いのが特徴です。条件に合う法人であれば検討してみてはいかがでしょうか。金利は7.5%~15.0%です。

参考:エスワイシービジネスローン

その他の事業資金の調達方法

事業ローンの特徴を挙げ、各種の事業ローンを比較しました。審査に要する日数は短めである一方、金利は高めというのが事業ローンの主な特徴です。ここからは事業ローン以外から事業資金を調達する場合の、審査スピードや金利について解説します。

日本政策金融公庫

ノンバンクからの事業ローンだけに限らず、もちろん銀行などからの事業資金の借入も可能です。銀行からの事業ローンは、少ない利息で大きな借入をしたい方に向いています。

中でも特に低金利で融資を受けられるのが日本政策金融公庫です。こちらは、100%政府出資の金融機関の一つです。開業前の資金準備にも利用可能ですし、普通貸付では事業形態での縛りが緩く、利用限度額も最大4,800万円と高額です。

さらに基準金利が1.21%~2.75%(担保の有無等によって異なります)と際立って低いのも特徴でしょう。ただし、民間の金融機関と比べて審査が厳しめであることと、融資実行までに時間を要することは念頭に置いておく必要があります。

参考:日本政策金融公庫

銀行

銀行融資の場合は、日本政策金融公庫に比べ金利は高めです。一方で融資のスピードは、銀行によっても異なりますが、若干早いケースが多いでしょう。

ただし、銀行は政府系機関ではないため、融資を受ける際には、事業の安定性や実績を求められます。事業計画書等で将来性が問われることも多く、審査基準は高めと認識しておきましょう。

事業ローンの利用方法

事業ローンの申込は、来店不要でインターネットでできるものも増えています。ただし、自分が要望する条件に当てはまった事業ローンの利用方法をよく確認したうえで、準備を進めることが大切です。ここでは一般的な申込から融資までの流れを解説します。

申込から融資まで

まずは、借入の審査を申し込みます。申込書やインターネット上でのフォームに従って必要事項を記入していけばOKです。本人確認書類などの必要書類を準備し、提出します。ここで利用者側のやるべきことは終了です。

あとは審査が実施されると、メールもしくは郵送などで回答があります。審査に通れば、実際に融資を受けるという流れです。

必要書類

事業ローンの種類によって異なりますが、一般的には運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの本人確認書類、確定申告書や青色申告決算書などの収入証明書類、事業計画書やキャッシュフロー計画書などの事業関連書類が必要です。

借入金が大きくなればなるほど、必要書類の種類が多くなるなど、準備に時間がかかるケースが増えています。必要書類は事前に確認しておきましょう。

審査を早めに通すコツ

事業ローンの売りは、なんといっても融資が素早く受けられる利便性のよさです。各事業ローンでは融資までの期間を「最短〇日」などと表記していますが、これを実現するためには、審査をいかにスムーズに通過させられるかが鍵となります。

審査結果を最も左右するものは、提出する書類です。当然ですが、基準を満たす必要書類がすべて揃わなければ融資を受けることはできません。

必要書類が揃わないために、希望日までに融資が間に合わなかったという最悪な事態を避けるには、事前準備が大切です。

必要書類を準備するのにどのくらいかかるか、書類を提出してから回答までにはどのくらいかかるかを確認し、逆算して行動するようにしましょう。特に役所での発行が必要な書類などは要注意です。

まとめ

事業の開始や拡大、支払いなど、資金の調達が必要な際に、スムーズかつ迅速に資金を調達できるという点で、事業ローンは大変有益な手段の一つです。申し込み方法や必要書類、審査に通るまでの所要日数、限度額、金利などをしっかりと確認しましょう。

今回ご紹介したローンや資金調達手段から、ご自分の資金用途に合ったものを見つけてください。

もちろん、ローンは借入ですので、利息とともに返済をしなければなりません。事業計画をしっかり立て、現状と先の見通し、またリスクも含めて慎重に検討したうえで、上手に活用するようにしましょう。

sirasaka / 編集長
sirasaka / 編集長

弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)

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