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厨房機器の買取予備知識|耐用年数は?おすすめ業者紹介

厨房機器の処分をご検討中の方に、買取業者への依頼やネットオークションへの出品方法など、事前に知っておきたい知識をご紹介します。
今のところ売却の予定がない方に向けても、節税対策を含めた機器の買い替え時期の考え方を解説しています。
さらに、実際に買取を依頼する際に役立つ、高額買取を実現するために大切な買取業者の選び方や、スムーズな取引ができる具体的な買取の流れ、おすすめの業者などについてもご紹介します。
分からないことの多い厨房機器の買取ですが、当記事を読み終えた頃には、自信を持って取り掛かることができるでしょう。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
厨房機器の替え時、耐用年数は?

厨房機器を処分する機会は、機器故障による入れ替えやお店の移転・閉店など、さまざまな理由で訪れます。
やむを得ず処分する場合以外でも、節税効果を狙った買い替えというケースもあるでしょう。
まずは、すぐに処分が必要な方以外でも役立つ、厨房機器の耐用年数と替え時について知っておきましょう。
耐用年数とは
厨房機器でいう耐用年数とは、国税庁に定められている機器の耐用年数のことを意味します。
これは、厨房機器などの機械設備を固定資産扱いで使用できる期間として、法的に定められた年数のことです。
減価償却の計算期間として定められています。
つまり、一般的な意味での使用に耐えうる年数・機器としての寿命ではなく、税務上の減価償却が終わる年数という意味です。
耐用年数を超えて使用することに必ずしも安全面の問題があるわけではありません。
寿命前に売却する
耐用年数と機器の寿命は異なりますが、厨房機器は寿命が来る前に買い替えをしたほうがよいケースもあります。
まだ使用できるうちは使い続けるほうが経済的に感じる方もいるかもしれません。
しかし、耐用年数を終えるタイミングで買い替えることで、節税対策として有効になるのです。
もし新しく設備を揃える場合には、すべて新品の機器を揃えるのではなく、中古品と合わせて購入するのもよいでしょう。
これにより買い替えのタイミングが自然にずれ、減価償却を毎年途切れることなく行うことができます。
このようなサイクルを作ることで、節税効果を得られる可能性が高くなるでしょう。
処分方法の種類と費用

これまで使っていた厨房機器を処分する際には、いくつかの方法があります。
それぞれメリット・デメリットがあるので、状況に合わせて選択しましょう。
廃棄物処理業者に依頼する
家庭用ガスコンロなどは粗大ゴミとして、ゴミ処理券の手配やゴミセンターへの持ち込みなど、自治体が指定する方法で廃棄できます。
一方、厨房機器は事業ゴミとして扱われるため、一般の粗大ゴミとして廃棄することはできません。
廃棄処分をする場合は、許可を持っている廃棄物処理業者に依頼することが必要です。
廃棄物として処理する場合は、廃棄するものの対価を得ることはなく、逆に処理費用を支払います。
無許可の業者に依頼することは不適切な処理につながるため避けたほうがよいでしょう。
自治体HPや電話問い合わせなどで、認可された業者を確認することが大切です。
廃棄物として処理すると費用がかかりますが、売却よりもスピーディに処分できます。
買取業者に売却する
厨房機器を扱う買取業者に売却し、処分することもできます。
飲食店は母数が多く、競争が激しい分野ゆえ閉業する店舗も多いのが実情です。
中古の厨房機器のニーズは安定して高く、市場や厨房機器専門の買取業者まで存在します。
知識のある買取業者であれば、回収費用がかからないだけでなく高額買取も期待できます。
業者により買取価格や費用が異なるので、数社に見積もりを取ることが望ましいでしょう。
個人で売買する
近年ではネットオークションやフリマアプリが普及しているため、個人で直接販売することも選択肢の一つです。
個人での販売は、業者を挟まず購入者と取引できるため、希望する価格で売却できる可能性があります。
手軽に取引できるイメージのあるネットオークションやフリマアプリですが、厨房機器は専門性が高いものゆえ売却に手間がかかりますし、大型の厨房機器の場合には配送費用も高額になりがちです。
また、取引後のトラブルも当事者同士の解決が原則となります。
売却の際は、機器の正確な状態や特性など、客観的に紹介する知識も必要になるでしょう。
買取業者を選ぶポイント

厨房機器の買取を業者に依頼する場合、どこに依頼すればよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、業者選びの際に目安となるポイントについて解説します。
査定費用はかかるか
まず、出張費など査定に費用がかかるか否かは確認しておきたいポイントです。
査定では複数の業者に依頼し、一番高額な査定額を提示した業者を選ぶという流れが、一般的です。
実際に買取を依頼せず見積もりのみになった場合でも、手数料がかからない業者がよいでしょう。
遠方の業者の場合は出張費がかかることもあるので、その点も確かめておいたほうが安心です。
実績があるか
中古市場で需要の高い厨房機器ですが、販売実績や知識のある買取業者のほうが、高額買取が期待できます。
業務用として取引されるケースがほとんどのため、広い販売ルートを持つ業者ほど購入希望者が多く、高額で販売できるためです。
特に珍しい種類の厨房機器は、販売ルートがなければ需要を見つけることすらできないため、実績が顕著に問われます。
厨房機器専門の買取業者や、公式HPなどで実績が分かる業者を選びましょう。
まとめての買取も可能か
厨房機器の買取依頼をする背景は、一つの機器の買い替えであったり、お店の閉業に伴う多数の処分であったりとさまざまです。
もし複数の厨房機器を売却したい場合、倉庫などの置き場所が必要となるため、業者によっては断られる可能性もあります。
逆に、一式揃っているという点から高額買取になることも考えられるため、複数買取の可否も注目すべきポイントです。
こうしたケースでは、厨房機器の扱いに慣れた専門性の高い業者に依頼するとよいでしょう。
古いものの引き取り
処分したい厨房機器が、機器の寿命に近いかなり古いタイプであったり、需要の低い機器であったりすると、買取に出すことが難しい可能性があります。
そのような場合は、処分費用が別途かからない業者を選ぶことが望ましいでしょう。
搬出や工事
大きな厨房機器は、処分の際の搬出に多大な手間がかかります。
搬出を買取業者側で請け負ってくれるかどうかも事前に確認しておきたいポイントです。
もし、閉業や移転による処分であれば、厨房機器が設置されていた場所の現状復帰作業も必要です。
依頼する必要があれば、機器の移動後に設置場所の工事が可能かどうかも確認しておきましょう。
買取完了までの流れ

厨房機器の売却は日常的に起こることではなく、初めて手配する際には誰もが戸惑います。
スムーズに取引が進むよう、ここからは一般的な買取の流れをご紹介します。
業者によって少しずつ流れが異なるので、自分に合った流れはどのようなものか、判断する材料にもなります。
見積もり依頼
電話やメールなどで見積もりの依頼をします。
この際、査定する厨房機器の商品名やメーカー、大きさや状態、型番号などを事前に把握しておくとよいでしょう。
見積もり
実物を見てもらい、その場あるいは後日に査定額が提示されます。
見積もりは複数の業者に依頼し、結果を見てどこに依頼するかを決めます。
場合によっては、情報と写真をもとに遠隔で査定することもあります。
近郊に買取業者がいない場合などは、遠隔での査定に対応してくれる業者に依頼しましょう。
商品買取
いよいよ商品の買取です。指定した日時に機器を引き渡します。
買取の際には身分証が必要になります。
買取代金の受け取り
買取代金を受け取り、すべての流れが完了します。
買取代金は当日に手渡しで受け取る場合や、後日振り込みで受け取る場合があります。
最終段階でトラブルになることがないよう、払われる期日など自分の都合に合わせて業者を選びましょう。
おすすめの買取業者

これまでご紹介してきた内容を踏まえて、おすすめできる買取業者をご紹介します。
それぞれに長所と特色があるので、よく比較し、自分に合った業者を検討しましょう。
以下でご紹介する買取業者は、いずれも査定料が無料です。
テンポス買取ドットコム
「テンポス買取ドットコム」は、厨房機器を中心に、店舗にまつわるさまざまな品物の買取に強い業者です。
厨房機器のほかに備品や什器などがある場合も、一括で買取依頼ができます。
飲食店の全面改装や閉業の際におすすめです。
見積もり依頼は電話やメールのほか、LINEからでもできるため、気軽に問い合わせできます。
買取エリアは全国にわたるのもポイントです。
参考:テンポス買取ドットコム
厨房買取王
「厨房買取王」は、厨房機器に特化した買取業者です。
専門性の高い業者で、需要の高い一般的な厨房機器はもちろん、珍しい機器も買取を依頼できます。
価値が分かりづらい機器の見積もりも安心して依頼できるのが強みです。
買取エリアは主に関東です。見積もりフォームやLINEでの簡単査定も行っています。
参考:厨房買取王
厨房機器買取.net
「厨房機器買取.net」は、厨房機器専門の買取業者です。
品物によっては遠隔での仮見積もりや宅配買取もできることが特徴で、買取エリアは全国にわたります。
買取以外にも、店舗の閉業・移転に伴う片付けも依頼できます。
店舗を持たず、WEBに特化した形態の業者です。
参考:厨房機器買取.net
まとめ
厨房機器の買い替え時期に関する予備知識をはじめ、実際的な売却時の注意事項や業者の選び方などを詳しく解説してきました。
厨房機器の売却は誰しもが経験することではなく、比較できる事例や相談できる機会などが少ないため、分からないことが多いのも無理はありません。
売却に臨む状況は人それぞれですが、いずれの場合においても共通するのは、自分の都合や状況に合った信頼できる業者選びが肝心ということです。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ好条件での厨房機器の売却にお役立てください。