バイクのエンジンがかからないときの原因5つ!対処法も解説

「昨日まで問題なく乗れていたバイクのエンジンがなぜかかからない…」こんなときは、理由も原因もわからず焦ってしまう方も多いでしょう。そこで今回は、バイクのエンジンがかからないときの代表的な原因と、個々の原因への対処法をご紹介します。

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バイクのエンジンがかからないときの原因5つ!対処法も解説

「昨日は何も問題なくエンジンがかかってバイクに乗れていたのに、今日はエンジンがかからない…」ここ最近、走っていてなんとなく調子の悪さを感じていたのならともかく、急にエンジンがかからなくなると困惑してしまう方も多いのではないでしょうか。

バイクに乗る機会が多い方なら誰でも、このような原因のよくわからないエンジントラブルを経験するものです。

バイクのエンジンがかからなくなる原因はさまざまですが、ここではその中から代表的な5つの原因について説明するとともに、対処法も解説していきます。

バイクのエンジンがかからない意外に見落としがちな原因

これから紹介する原因の中には、聞いてみると「なんだそんなことか」と思うものも含まれているかもしれません。

しかし、普段バイクに乗る機会が多い方でも意外と見落としがちなこともありますので、ぜひ参考にしてください。

原因1:ガソリン系

原因1:ガソリン系

バイクはガソリンなしにエンジンを始動することはできません。

散々原因を考えたのに、実は「ガス欠」で動かなかっただけ、ということもよくあります。

ガソリンタンクには十分ガソリンが入っていると思っていても、実はエンジンにガソリンが流れていなかった…こんなことが原因になる場合もあります。

また、これ以外にもガソリンに関連する原因がありますのでチェックしていきましょう。

ガソリンタンクの燃料コック

ガソリンタンクには、キャブレターにガソリンを流すために重要な役割を果たす「ガソリンコック」というパーツがあります。

このパーツが詰まりを起こすと、キャブレターなどにガソリンが流れなくなり、エンジンがかからなくなる原因となります。

とくに旧車などの年式の古いバイクの場合は要注意です。

オーナーがバイクに乗らない期間があったり、長い期間バイクの手入れをしなかったりすると、ガソリンタンク内にサビが発生することがあります。

このガソリンタンク内に発生したサビがガソリンコックに詰まってしまい、燃料が流れなくなることがあるのです。

また、シンプルにガソリンコックの開け忘れが原因の場合もあります。

ガソリンタンクの燃料コックが原因の場合の対処法

このトラブルは、古いバイクでガソリンタンク内にサビが見られる場合によく起こるため、コックの交換で対処します。

交換しても詰まりが起きるようであれば、タンク内のサビを落とすか、タンクを新しいものに交換しましょう。

ガソリンコックが「ON」または「RES」になっていないとガソリンがキャブレターに流れないため、コックのレバー位置も忘れずに確認してください。

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腐った古いガソリン

ガソリンは、しばらく使わないで放置すると「腐ったような状態」になります。

これがさらに長期間続くと、ガソリンがひどく劣化し、粘り気を帯びてきます。

この劣化した残留物がガソリンコックやキャブレターなどのホースの内部に溜まり、栓をしてしまうことがあるのです。

こうなると、エンジンをかけるためのガソリンを流せなくなってしまうため、詰まった部分を通してあげることが解決策となります。

腐った古いガソリンが原因の場合の対処法

ガソリンは長期間使用しないまま放置していると確実に劣化します。

この原因への対処法は、古いガソリンをタンクから抜いて新しいガソリンに交換することです。

交換後は、タンク内の腐食予防のために、洗浄系の燃料添加剤を使用するとよいでしょう。

原因2:セルモーター系

原因2:セルモーター系

バイクに乗って、エンジンをかけて走りだすためにまず行うことは「セルモーター」を動かすことです。

長年乗ってきたバイクやメンテナンスが行き届いていないバイクでは、セルモーターが回らなくなるという故障が多々起こりますが、この故障にはいくつかの原因があります。

キルスイッチを疑う

多くのバイクには、ハンドルの右側にセルモーターが付いています。そのセルモーターのすぐ近くに「キルスイッチ」というスイッチが取り付けられているのが一般的です。

キルスイッチは、バイクが転倒したときや配線に異常が起きたときに、バイクの電源を強制的にカットする役割があります。

キルスイッチがOFFになっていると、通常、セルモーターは回りません。

セルモーターが原因の場合の対処法

キルスイッチだけの問題なら対処は簡単です。キルスイッチを「×マークではない方向に」押すだけでエンジンがかかるようになります。

キルスイッチの確認し忘れで故障だと勘違いしてしまう人は、意外とたくさんいます。

エンジンがかからないと慌てる前に、まずチェックしておきましょう。

ただ、キルスイッチが問題ではないとすると、セルモーター本体を交換しなければなりません。

セルモーターを交換する場合、費用が高くつく可能性があります。

バイク専門店などでモーターを分解してもらい、必要な部品だけ交換してもらうのもひとつの対処法です。

原因3:バッテリー系

原因3:バッテリー系

バイクのエンジンをかけるためにはセルモーターを回しますが、セルモーターのスイッチを押したとき、いつもよりもモーターの回る力が弱々しかったり、モーターを回すと「キュルキュル」といった音がしたりすることがあります。

こんなときはバッテリーの不具合を疑いましょう。

この状態でセルモーターを回しつづけると、やがてセルモーター自体が回らなくなります。

この原因への対処法は2つです。

バッテリーが原因の場合の対処法

バッテリーを長期間(1年以上)使用している場合は、そろそろバッテリー交換が必要なタイミングです。

最近は安価な海外製のバッテリーも多く出回っていますが、やはり性能的に国産バッテリーには遠く及びません。

寿命が短いものも多く見られます。

バッテリー交換の際は、安価なものは避け、有名メーカーの国産バッテリーを選ぶのがおすすめです。

もうひとつの対処法は「充電」です。充電する場合は「バッテリー充電器」、もしくは「ジャンプスターター」と呼ばれるケーブルを使用します。

「バッテリー充電器」を使用する場合は、バイクのバッテリーをバイク本体から外してから行います。

バッテリーと充電器のプラス端子とマイナス端子をつなぎ、充電器の電源をONにすれば充電がスタートします。

充電にかかる時間は、充電モードや容量により異なりますが、通常の充電器では12時間ほどが目安です。

「ジャンプスターター」は、バイクのバッテリーの端子にケーブルをつなぐだけでエンジンを始動できる優れものです。

バッテリーが原因でエンジンがかからない場合は、このジャンプスターターがあればすぐに解決できます。

とくにツーリングに出かける場合は、トラブルに備えて携帯しておきたいアイテムです。

原因4:キャブレター

原因4:キャブレター

「ガソリンは満タンで、コックも正常な位置にあることを確認」「セルモーターも問題なく回るがエンジンがかからない…」

こんなとき、原因として疑わしいのは「キャブレター系」です。

バイクのキャブレターはとてもデリケートな部位です。

長期間バイクに乗らずにいると、なんらかの原因でキャブレターの内部で古くなったガソリンが目詰まりを起こし、燃料が回らなくなってしまうことがあります。

まずは燃料がキャブレターまで回っているかどうかチェックしましょう。

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キャブレターが原因の場合の対処法

キャブレターの詰まりが原因でエンジンがかからなくなってしまった場合は、「キャブクリーナー」という洗浄剤を使って詰まりを解消します。

エアクリーナーを外し、キャブレターに直接「キャブクリーナー」を吹き付けましょう。

この作業により、キャブレター内部に目詰まりしたガソリンを取り除くことが可能です。

この方法で詰まりが解消されない場合は、修理工場やディーラーにキャブレターの分解清掃(オーバーホール)を依頼しましょう。

原因5:プラグ

原因5:プラグ

わかってしまえば誰もが「そんなことだったのか」と思ってしまう原因のひとつに「プラグの不調」があります。

プラグは、セルモーターの作動により火花を飛ばし、ガソリンに点火、燃焼させる役割を担っているパーツです。

プラグに問題があり火花が飛ばないと、エンジンはいつまでたってもかかりません。

プラグが原因の場合の対処法

プラグが不調になるケースはいくつか考えられますが、よくあるのはキャブレターやエンジンのセッティングができていないのに火を入れてしまう際に起こるプラグの「かぶり」です。

キャブレター内部の燃料や空気のバランスが悪いことなどが原因で燃料を正常に燃やせず、ガソリンがプラグを湿らせてしまうことで火花が飛ばなくなります。

かぶりを解消するために用意するのは「ライター」です。プラグの先端をライターの火であぶってみましょう。

プラグの先端が乾いたら、再びプラグをセットし、セルモーターを回してみてください。

火花が飛ぶようになるはずです。それでもまだ、エンジンがかからないようであればプラグを新しいものに交換する必要があります。

プラグがかぶってしまう場合は、その大元の原因はほかにあることがほとんどです。

キャブレターやエンジンを適切にセッティングしないと、この問題の根本的な解決にはなりません。

この場合も修理工場やバイクを購入したディーラー、販売店に相談してみましょう。

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まとめ

バイクのエンジンがかからないときの代表的な原因と対処法を紹介しました。

エンジンがかからないと、通勤や通学の際には焦ってしまうものですが、実は故障でもなんでもないケースが数多くあります。

キルスイッチは、まさにその代表格です。

今のバイクはフュエルインジェクションのものが多く、メンテナンスにもそれほど手がかかりません。

しかし、それでも長く乗らずに置きっぱなしにすると、なかなかエンジンがかからない場面に出くわすでしょう。

エンジンがかからなくなってしまったら、ぜひこの記事の内容を参考にして対処、解決してください。

一通り確認したのにもかかわらず、エンジンがかからない場合は、プロの手に任せることも必要です。

saito / ライター
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