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バイクのエンジンがかからない5つの原因と対処法|症状別の対処も解説

バイクのエンジンがかからない5つの原因と対処法|症状別の対処も解説

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  • 昨日まで問題なく動いていたバイクでも、突然エンジンがかからなくなることがあります。

    本記事では、セルは回るのにエンジンがかからない主な原因と対処法をわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。

    出発前や久しぶりの始動でエンジンがかからないと、時間も気持ちも焦ってしまいます。

    ただ、原因が分からないまま闇雲に触っても、かえって状況を悪化させてしまうことがあります。実は故障ではなく、キルスイッチの切り替えや燃料コックの開け忘れといった、初歩的な見落としが原因のケースも少なくありません。

    バイクのエンジンがかからない原因は、大きく分けるとガソリン・セルモーター・バッテリー・キャブレター・プラグの5系統です。この記事では症状別の早見表と各原因の対処法を先に示すので、読みながらその場で切り分けて対処できます。

    この記事でわかること
  • エンジンがかからない原因は主に5系統に切り分けられる
  • セルの動き方で疑うべき系統をすぐに絞り込める
  • 多くはキルスイッチや燃料コック、バッテリーなど自分で対処できる
  • 直らないときはロードサービスやプロ修理、費用しだいで売却も選べる
  • 目次

    ※買取相場は執筆時点で取得した情報となりますので、実際の買取価格と異なる可能性がございます。

    バイクの症状別早見表と原因の切り分け方

    エンジンがかからないときは、やみくもに触る前に「セルが回るかどうか」を確認すると、疑うべき系統をすばやく絞り込めます。まずは下の早見表で、自分の症状に近い行をチェックしてみましょう。

    症状疑う系統まず試す対処難易度
    セルは回るのにかからない燃料系・点火系燃料コックの位置、ガス欠、プラグのかぶりを確認する低〜中
    セルが弱い・キュルキュル鳴るバッテリー系充電またはジャンプスターターで始動する
    セルが回らない・無音でカチカチ鳴る電装系・バッテリー系キルスイッチとバッテリー端子を確認する
    キック式でかからない燃料系・点火系ガソリン、プラグ、チョークを確認する
    ランプが暗い・電装が反応しないバッテリー系・ヒューズバッテリー残量とヒューズ切れを確認する低〜中

    セルが回るのにかからない場合

    セルモーターが正常に回るなら、電気は流れています。この場合は燃料が届いていないか、点火できていない可能性が高く、ガソリン系・キャブレター・プラグを順に疑います。

    まず燃料コックの位置とガス欠を確認し、次にプラグのかぶりをチェックしましょう。

    セルが回らない・無音のとき

    セルが弱々しい、キュルキュル鳴る、または押しても無音でカチカチとしか鳴らないときは、電装系やバッテリーの不調が疑わしくなります。最初にキルスイッチが作動側になっていないかを確かめ、次にバッテリーの充電状態と端子の緩みを確認します。

    それでも反応がなければ、ヒューズ切れも点検しましょう。

    バイクのエンジンがかからない5つの原因と対処法

    バイクのエンジンがかからない原因は、ガソリン系・セルモーター系・バッテリー系・キャブレター・プラグの5系統に整理できます。ここからは系統ごとに、まず試したい対処法を先に示し、その後にしくみと詳しい手順を解説します。

    ガソリン系のトラブルと対処法

    まず試す対処法
  • 燃料コックのレバーをONまたはRESの位置にする
  • ガス欠がないか確認し、必要なら給油する
  • 古いガソリンは抜き取り、新しいガソリンに入れ替える
  • ガソリンがなければエンジンはかかりません。原因を探した結果、単純なガス欠だったというケースも珍しくないため、まずは残量を確認しましょう。

    タンクに十分入っていても、エンジンまでガソリンが流れていない場合があります。

    燃料コックは、タンクからキャブレターへガソリンを送る役割を持つパーツです。ここが詰まると燃料が流れず、エンジンがかからなくなります。

    とくに年式の古いバイクでは、長期間放置するとタンク内にサビが発生し、そのサビが燃料コックに詰まることがあります。単純にコックの開け忘れが原因のこともあるため、レバーがONまたはRESの位置にあるかを確認してください。

    サビによる詰まりが起きる場合は、燃料コックを交換します。交換しても詰まるようなら、タンク内のサビを落とすか、タンクごと新しいものに交換しましょう。

    ガソリンは長期間放置すると劣化し、粘り気を帯びてきます。この劣化した残留物が燃料コックやホースの内部に溜まり、燃料の通り道をふさいでしまいます。

    対処法は、古いガソリンをタンクから抜き取り、新しいガソリンへ入れ替えることです。入れ替え後は、タンク内の腐食を防ぐために洗浄系の燃料添加剤を使うとよいでしょう。

    セルモーター系のトラブルと対処法

    まず試す対処法
  • キルスイッチが作動側(×印でない側)になっているか確認する
  • 直らなければセルモーター本体の点検・交換を検討する
  • エンジンを始動するとき、多くのバイクはまずセルモーターを回します。長く乗ってきた車両やメンテナンスが行き届いていない車両では、このセルモーターが回らなくなることがあります。

    セルモーターの近くには、キルスイッチという安全装置が付いています。転倒時や配線の異常時に、電源を強制的に切る役割を持つスイッチです。

    キルスイッチがOFFになっていると、通常セルモーターは回りません。確認し忘れて故障と勘違いする人は意外と多いため、慌てる前にまずチェックしましょう。

    キルスイッチに問題がなければ、セルモーター本体の不具合が疑われます。この場合は交換が必要になり、費用が高くつくこともあります。

    バイク専門店でモーターを分解してもらい、必要な部品だけ交換する方法もあります。なお、セルがまったく無音のときは、バッテリー切れやヒューズ切れが原因のこともあるため、あわせて確認してください。

    バッテリー系のトラブルと対処法

    まず試す対処法
  • 1年以上使ったバッテリーは交換を検討する
  • 充電器またはジャンプスターターで充電・始動する
  • セルモーターのスイッチを押したとき、回る力が弱々しかったり、キュルキュルという音がしたりする場合は、バッテリーの不具合が疑われます。この状態でセルを回し続けると、やがてまったく回らなくなります。

    対処法は大きく2つです。1つ目は交換です。

    バッテリーを1年以上使っている場合は、交換の目安といえます。安価な海外製もありますが、寿命が短い製品も見られるため、有名メーカーの国産バッテリーを選ぶと安心です。

    2つ目は充電です。バッテリー充電器を使う場合は、バッテリーを本体から外し、プラス端子とマイナス端子を充電器につないで電源を入れます。

    充電時間は容量やモードで異なりますが、通常の充電器で12時間ほどが目安です。急いでいるときは、端子につなぐだけで始動できるジャンプスターターが便利です。

    具体的な手順は、次章の応急処置でも解説します。

    キャブレターのトラブルと対処法

    まず試す対処法
  • キャブクリーナーで詰まりを洗浄する
  • 解消しなければ分解清掃を依頼する
  • ガソリンは満タンで燃料コックも正常、セルモーターも問題なく回るのにかからない。こんなときに疑わしいのがキャブレターです。

    キャブレターは、ガソリンと空気を混ぜてエンジンに送るデリケートな部品で、長期間乗らずにいると内部で古いガソリンが目詰まりし、燃料が回らなくなることがあります。

    対処法は、キャブクリーナーという洗浄剤で詰まりを解消することです。エアクリーナーを外し、キャブレターに直接吹き付けると、内部に詰まった古いガソリンを取り除けます。

    この方法で解消しない場合は、修理工場やディーラーに分解清掃(オーバーホール)を依頼しましょう。オーバーホールとは、部品を分解して清掃・点検し、組み直す整備のことです。

    プラグのトラブルと対処法

    まず試す対処法
  • かぶったプラグを外し、火であぶって乾かす
  • 火花が飛ばなければ新品に交換する
  • プラグは、セルモーターの作動に合わせて火花を飛ばし、ガソリンに点火する役割を持つ部品です。プラグに問題があり火花が飛ばないと、エンジンはいつまでもかかりません。

    よくあるのが、プラグの「かぶり」です。キャブレターやエンジンのセッティングが合っていないと、燃料と空気のバランスが崩れ、ガソリンがプラグを湿らせて火花が飛ばなくなります。

    対処法は、プラグを外して先端をライターの火であぶり、乾かすことです。乾いたら再びセットし、セルモーターを回してみましょう。

    それでもかからなければ、新品のプラグに交換します。

    ただし、かぶりを繰り返す場合は、大元の原因がキャブレターやエンジンのセッティングにあることがほとんどです。根本的に解決するには、修理工場や購入した販売店に相談しましょう。

    修理を依頼するかどうかの費用の目安は、後述の選択肢のなかで解説します。

    その場でできる応急処置

    原因の系統が絞れたら、その場で始動を試せる応急処置があります。安全を確保できる場所で、無理のない範囲で試してみましょう。

    押しがけで始動する

    押しがけは、バイクを押して勢いをつけ、その力でエンジンを始動する方法です。キーをONにし、2速に入れてクラッチを握り、時速10km前後まで押したところでクラッチをつなぎます。

    ただし、スクーターなどのAT車や、燃料を電子制御で噴射するインジェクション車では基本的に使えません。ミッション車でバッテリーが弱っているときの一時的な手段と考えましょう。

    ジャンプスターターや充電で復帰する

    バッテリー上がりが原因なら、ジャンプスターターが便利です。バッテリーの端子にケーブルをつなぐだけで始動でき、ツーリング時の携帯にも向いています。

    時間に余裕があれば、バッテリーを本体から外して充電器につなぎ、充電してから始動する方法もあります。

    プラグの乾燥やチョーク操作を試す

    プラグがかぶっているときは、外して先端を火であぶり、乾かしてから戻すと復帰することがあります。また、寒い時期や久しぶりの始動では、チョークを使うと効果的です。

    チョークは、混合気を一時的に濃くして始動しやすくするしくみで、レバーやつまみで操作します。始動後は元に戻すのを忘れないようにしましょう。

    車種や時期で気をつけたいポイント

    同じ「かからない」でも、車種のタイプや季節によって原因の出方は変わります。自分の状況に近いものを確認しておきましょう。

    原付やキック式、インジェクション車の違い

    原付やキック式のバイクは、バッテリーが弱っていてもキックで始動できる場合があります。かからないときは、ガソリン・プラグ・チョークを順に確認しましょう。

    一方、近年主流のインジェクション車は、燃料を電子制御で噴射するため、キャブレター車のような詰まりは起きにくい構造です。ただしバッテリーが弱ると電子制御が働かず、始動できなくなります。

    インジェクション車では、まずバッテリーの状態を確認するのが近道です。

    冬の低温や長期放置でかかりにくいとき

    気温が下がる冬は、バッテリーの性能が低下し、エンジンオイルも硬くなるため始動しにくくなります。数回に分けてセルを回し、チョークを使うとかかりやすくなります。

    長期間放置していた場合は、ガソリンの劣化・バッテリーの自然放電・プラグのかぶりが重なりがちです。ガソリンの入れ替えとバッテリーの充電を行ってから、始動を試してみましょう。

    エンジンがかからない状態を防ぐ方法

    エンジンがかからないトラブルを防ぐには、日々のメンテナンスが役立ちます。オイルや冷却液は定期的に点検し、必要に応じて交換しましょう。

    ここでは、とくに意識したい4つの習慣を紹介します。

    バッテリーを管理する

    バッテリーは消耗品です。電圧が下がっていないか定期的に確認し、弱ってきたら充電や交換を行いましょう。

    長く乗らない時期は、端子を外しておくと自然放電を抑えられます。

    定期的に始動して走らせる

    バイクは動かさずに置いておくほど不調が出やすくなります。乗らない期間が続くときも、定期的にエンジンをかけて走らせると、バッテリーや各部の調子を保ちやすくなります。

    燃料を適切に管理する

    ガソリンは時間がたつと劣化します。長期保管の前は、燃料系統に異物がないか確認し、劣化を抑える保管を心がけましょう。

    長く乗らないと分かっているときは、燃料添加剤を使う方法もあります。

    プラグとエアクリーナーを点検する

    プラグやエアクリーナーは、汚れや劣化があれば交換します。定期的に点検しておくと、点火や吸気の不調によるトラブルを防ぎやすくなります。

    それでも直らないときの選択肢

    ひととおり試しても直らないときは、無理をせず次の手段に切り替えましょう。状況に応じて、呼ぶ・任せる・見直すの3つの選択肢があります。

    ロードサービスや出張修理を呼ぶ

    外出先で動かなくなったときは、ロードサービスが頼りになります。JAFは二輪車にも対応しており、会員ならバッテリー上がりやガス欠、搬送などを無料で受けられます。

    非会員でも依頼はできますが、作業内容に応じた料金がかかります。加入している任意保険にロードサービスが付いている場合もあるため、あわせて確認しましょう。

    プロに修理を依頼するときの費用の目安

    自分で対処できないときは、修理工場やディーラーに依頼します。費用は車種や状態によって変わりますが、一般的な目安は次のとおりです。

    修理内容バッテリー交換
    費用の目安プラグ交換
    キャブレターの分解清掃7千円〜
    セルモーター交換3万〜5万円
    エンジンの分解修理10万〜50万円以上

    上記はあくまで目安で、部品代や工賃、車種によって前後します。依頼前に見積もりを取り、複数の店で比べると安心です。

    故障メニュー別の詳しい相場は、バイク修理にかかる費用の相場も参考になります。

    修理費用と車両価値を比べて判断する

    エンジンの分解修理のように費用が高額になる場合や、年式が古く走行距離も多い場合は、直すよりも手放したほうが結果的に負担が軽いこともあります。修理の見積もりと車両の価値を並べて比べ、どちらが自分にとって納得できるかを考えてみましょう。

    判断の材料として、バイクの寿命や走行距離別の目安を確認しておくと、買い替え時期の見当がつきます。動かなくなったバイクでも売れる場合があり、動かないバイクの売却・買取についてで選択肢を整理できます。

    具体的な買取サービスは、次の章で紹介します。

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    よくあるご質問

    バイクのエンジンがかからないときに寄せられる、代表的な疑問をまとめました。

    自分で直せますか?どこからプロに任せるべきですか?

    キルスイッチや燃料コックの確認、バッテリーの充電、プラグの乾燥などは自分で対処しやすい範囲です。一方、セルモーターやキャブレターの分解、エンジン内部の修理は専門的な工具と知識が必要なため、プロに任せると安心です。

    修理費用の相場はどのくらいですか?

    バッテリー交換は1万〜1万5千円、キャブレターの分解清掃は7千円〜、セルモーター交換は3万〜5万円が目安です。エンジンの分解修理になると10万円以上かかることもあります。車種や状態で変わるため、見積もりで確認しましょう。

    セルは回るのにエンジンがかからないのはなぜですか?

    セルが回るなら電気は流れているため、燃料が届いていないか点火できていない可能性が高いです。ガソリン・キャブレター・プラグを順に確認すると、原因を絞り込めます。

    不動車や古いバイクでも売れますか?

    動かないバイクや古い車両でも、部品取りや再生を前提に買い取ってもらえる場合があります。修理費用が高くつくときは、売却も選択肢の一つです。

    バッテリー上がりでJAFやロードサービスは呼べますか?

    JAFは二輪車にも対応しており、会員ならバッテリー上がりやガス欠などを無料で依頼できます。非会員でも利用できますが、作業に応じた料金がかかります。

    冬や久しぶりの始動でかかりにくいのはなぜですか?

    低温ではバッテリーの性能が下がり、オイルも硬くなるため始動しにくくなります。長期放置ではガソリンの劣化やバッテリーの放電が加わります。チョークの活用や、ガソリンの入れ替え・充電で対処しましょう。

    インジェクション車と旧車で対処は違いますか?

    燃料を電子制御で噴射するインジェクション車は、キャブレターの詰まりが起きにくい代わりに、バッテリーが弱ると始動できません。まずバッテリーを確認します。キャブレター車の旧車は、燃料系の詰まりやプラグのかぶりを重点的に確認します。

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    エンジンがかからないときは落ち着いて切り分けよう

    バイクのエンジンがかからないときの原因と対処法を、5つの系統に分けて紹介しました。焦ってしまいがちですが、実は故障ではなく、キルスイッチの切り替え忘れのような初歩的な見落としだったというケースも多くあります。

    まずはセルの動き方から疑う系統を絞り込み、早見表と各原因の対処法を試してみましょう。近年主流のインジェクション車は手がかかりにくい一方、長期間乗らずにいると、やはりかかりにくくなります。

    普段からバッテリーや燃料を管理しておくと、小さなトラブルは防ぎやすくなります。

    ひととおり試しても直らないときは、ロードサービスやプロ修理を頼りましょう。修理費用が高額になる場合や、古く走行距離の多い車両は、早めに売却を検討するのも一つの選択肢です。

    状態が良いうちのほうが、査定でも有利になりやすくなります。

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    sirasaka / 編集長
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    弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)

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