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バイクの異音の原因と対処法|音の種類別に緊急度と修理費用まで解説

バイクの異音の原因と対処法|音の種類別に緊急度と修理費用まで解説

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走行中やアイドリング中に、愛車から今まで聞こえなかった音がすると「このまま乗って大丈夫だろうか」と不安になりますよね。バイクの異音は、放置すると重大な故障や事故につながることもあります。

一方で、原因によっては自分で対処でき、費用をかけずに直せる場合もあります。大切なのは、まず音の種類から原因を見極めることです。

この記事では、エンジン周りとタイヤ・足回りに分けて主な異音の原因と対処法を解説し、緊急度や修理費用の目安、直らないときの選択肢まで紹介します。

この記事でわかること
  • バイクの異音は、カタカタ・キュルキュルなど音の種類でおおよその原因を特定できる
  • 「すぐ止めるべき音」と「様子を見られる音」は緊急度で見分けられる
  • 原因別の対処法と修理費用の目安がわかる(軽整備なら数千円、部品交換なら数万円が中心)
  • 自分で対処できる異音と、ショップに任せるべき異音を切り分けられる
  • 修理しても直らない、費用が高額なときは売却も選択肢になる
  • 目次

    ※買取相場は執筆時点で取得した情報となりますので、実際の買取価格と異なる可能性がございます。

    バイクの異音は音の種類で原因を特定できる

    バイクの異音は、聞こえる音の種類と鳴る場面から、原因をおおよそ絞り込めます。まずは下の総覧表で「自分の音」に近いものを探し、緊急度と対処の方向性を確認してください。

    音(擬音)主に鳴る場面推定される原因緊急度対処の方向性
    カタカタアイドリング・低速時タペットクリアランスの狂い早めに点検ショップでタペット調整
    カンカン(打音)加速・高回転時ピストンなど内部パーツの摩耗今すぐ停止走行を止めてオーバーホール点検
    キュルキュル発進・加速時ベルトの滑り・劣化早めに点検ベルトの点検・交換
    ウィーンイグニッションON・走行中燃料ポンプの作動・不具合様子を見つつ点検音が急に大きくなったらポンプ点検
    カラカラ加速・出力低下時ノッキング・部品の緩み早めに点検点火時期やガソリンの確認、増し締め
    ジーセル始動時電装系・リレーの接触不良早めに点検バッテリー・端子・配線の点検
    シャー走行中(一定)ブレーキの引きずり早めに点検キャリパーの点検
    シャリシャリ走行中(駆動系)チェーンの油分不足様子を見つつ対処チェーンの清掃と注油
    キーキー制動時ブレーキの摩耗・鳴き早めに点検パッド残量の確認・交換
    ガチャガチャ加減速時チェーンの伸び・弛み今すぐ停止チェーン調整、伸びていれば交換
    ゴー走行中(車輪中央)ホイールベアリングの破損今すぐ停止ベアリングの交換

    緊急度が「今すぐ停止」の音(カンカンという打音・ガチャガチャ・ゴーなど)は、走行中の重大な故障や転倒につながる恐れがあります。無理に走り続けず、すぐに停止して点検を受けてください。

    エンジン周りのバイク異音の原因と対処法

    エンジンは、走行中でも異変に気づきやすい箇所です。ただし、聞こえる音の質や大きさによって原因は異なります。

    ここでは代表的な6種類の音を、対処法とあわせて解説します。

    カタカタ音はタペットクリアランスの狂い

    対処法
  • ショップでタペット調整を依頼する
  • エンジン上部から聞こえる規則的な音は、吸排気バルブの隙間(タペット)が広がっているサインです。調整で直る場合が多いですが、放置するとバルブの打音で部品寿命を縮め、出力低下を招きます。

    カンカンという打音は内部パーツの摩耗

    対処法
  • 直ちに走行を止め、オーバーホール点検を受ける
  • 金属同士が激しくぶつかるような音は、ピストンやクランク周辺の致命的な摩耗が疑われます。走行中にエンジンが焼き付く恐れがあり、重症化しやすいため、早急な点検とオーバーホールが必要です。

    キュルキュル音はベルトの滑りや劣化

    対処法
  • 断裂する前にベルトを点検・交換する
  • ゴムが擦れるような音は、スクーターのVベルトやファンベルトの劣化・滑りが主な原因です。そのまま走り続けるとベルトが断裂して走行不能に陥り、ほかの駆動パーツを破損させるリスクがあります。

    ウィーン音は燃料ポンプの不具合

    対処法
  • 音が急に大きくなったら燃料ポンプを点検する
  • イグニッションONや走行中の「ウィーン」という高い音は、燃料を送り出すポンプの作動音です。以前より音が明らかに大きくなった場合は、ポンプ内のモーターの故障や寿命が疑われます。

    そのまま放置すると、突然のエンジン停止につながります。

    カラカラ音はノッキングや部品の緩み

    対処法
  • 点火時期やガソリンの状態を確認し、緩みを増し締めする
  • エンジン内部での異常燃焼(ノッキング)や、外装ボルトの緩み、内部へのボルト混入などで発生します。特に出力不足を感じる場合は、ノッキングによる損傷の危険があります。

    点火時期やガソリンの状態を確認しましょう。

    ジー音は電装系やリレーの接触不良

    対処法
  • バッテリー・端子・配線の状態を点検する
  • セルボタンを押した際の「ジー」という連続音は、電圧不足やスターターリレーの作動不良が原因です。最も疑われるのはバッテリーの寿命です。

    ただし、配線のショートや端子の腐食で火花が出ることもあるため注意してください。

    エンジンがかからない、セルは回るのにかからないといったトラブルについては、以下の記事で解説しています。

    バイクや原付のエンジンがかからない原因と対処法

    タイヤや足回りのバイク異音の原因と対処法

    タイヤ付近の異常は事故に直結するため、早く対処したい部分です。多くの場合、症状は異音として現れます。

    ブレーキやホイールなど、原因はさまざまです。ここでは代表的な5種類の音を解説します。

    シャー音はブレーキの引きずり

    対処法
  • キャリパーを点検し、引きずりを解消する
  • 走行中に聞こえる一定の「シャー」音は、ブレーキパッドがディスクに接触し続ける引きずりの可能性があります。パッドの異常摩耗だけでなく、摩擦熱でブレーキ液が沸騰することもあります。

    その結果、ブレーキが効かなくなるペーパーロック現象を招く恐れがあります。

    シャリシャリ音はチェーンの油分不足

    対処法
  • チェーンを清掃し、注油する(自分でも可能)
  • 駆動系からの乾いた音は、チェーンのオイル切れや表面のサビが主な原因です。清掃と注油だけで解消することが多い症状です。

    ただし放置するとフリクションロスが増え、スプロケットの寿命も縮めます。

    キーキー音はブレーキの摩耗や鳴き

    対処法
  • パッド残量を確認・交換し、可動部に注油する
  • 制動時に聞こえる高い金属音は、ブレーキパッドの摩耗限界を知らせるサインや、パッドの鳴きによるものです。放置するとブレーキディスクまで削り、修理費が高額になります。

    また、サイドスタンドなど可動部のサビが原因で鳴ることもあります。

    ガチャガチャ音はチェーンの伸びや弛み

    対処法
  • チェーンを調整し、伸びていれば交換する(走行中止を推奨)
  • 加減速時に暴れるような音がする場合、チェーンが伸びてケースやスイングアームに干渉しています。駆動効率が悪化するだけでなく、チェーンが外れたり切れたりする恐れもあります。

    大事故につながる非常に危険な状態です。

    ゴー音はホイールベアリングの破損

    対処法
  • 走行を止め、ホイールベアリングを交換する
  • 車輪の中央部からゴロゴロと響く低い音は、ホイールベアリング内の球が破損しているサインです。直進安定性が損なわれ、走行中に車輪がロックして転倒する恐れもあります。

    即座に交換が必要です。

    バイクの異音を放置する危険性

    バイクの部品はほとんどが消耗品です。異音は、部品が摩耗・破損しているサインである場合もあります。

    修理には費用がかかるため、つい異音を放置してしまうこともあるでしょう。しかし、異音は放置するほどさまざまな危険を呼び寄せます。

    事故につながる危険が高まる

    まず高まるのが事故の危険です。「なんとか乗れているから大丈夫」と感じていても、いつ部品が悪化するかは予想できません。

    ブレーキが突然効かなくなったり、エンジンが急停止したりすれば、大事故につながることも考えられます。

    修理が大がかりになり費用もかさむ

    異音を放置すると、修理の手間が余計にかかる危険も生じます。小石が紛れ込んだ程度の症状なら、自力でもすぐ対応でき、専門店でも高額にはなりません。

    しかし放置したまま乗り続けると、ほかの部品にまで影響が及ぶ場合があります。特に、接触している部品同士は症状が広がりやすくなります。

    異音に気づいてすぐ修理していれば、1個の部品交換で済むこともあります。放置したために修理箇所が複数に及ぶことも珍しくありません。

    その分、費用はふくらみ、手元に戻るまでの期間も長引きます。

    バイクの異音の修理費用の目安

    異音の修理費用は、原因によって大きく変わります。オイル交換やチェーン注油などの軽整備なら数千円程度で済みますが、エンジン内部の部品交換になると数万円かかることもあります。

    原因別のおおよその目安は次のとおりです。

    対処内容費用の目安(部品代+工賃)主に対応する異音
    オイル交換約1,500〜6,000円カタカタなどエンジン系の軽微な音
    チェーン清掃・注油数百円程度(自分でも可能)シャリシャリ
    チェーン交換工賃 約3,000〜5,000円+部品代 数千〜数万円ガチャガチャ
    タペット調整約4,000〜40,000円(排気量・気筒数で変動)カタカタ
    ホイールベアリング交換工賃 約6,000〜8,000円+部品代 約1,500〜3,000円ゴー
    クラッチ関連部品の交換部品代 約30,000〜45,000円+工賃 約12,000〜35,000円カラカラ・打音
    カムチェーン周りの修理約8,000円〜(周辺部品まで交換で約50,000円になる場合も)カラカラ・打音

    上記は2026年時点のおおよその目安です。実際の費用は、車種や排気量、依頼するショップによって変わります。

    正確な金額を知りたい場合は、事前にショップへ見積もりを依頼してください。

    自分で直せるバイクの異音と対処のポイント

    バイクの異音は、原因によっては自分で対処できる場合があります。ここでは、自力で対応できる範囲と、ショップに任せるべき範囲を切り分けて解説します。

    自分で対処できる異音と応急処置

    チェーンの注油や清掃、ボルトの増し締め、オイル量の点検などは、比較的手軽に自分でできる対処です。たとえばギアチェンジ時の異音は、グリスの塗り直しや清掃で解消することもあります。

    エンジンから音がしてオーバーヒートが疑われるときは、まず冷却水を補充してみましょう。軽度のオーバーヒートなら、こまめに冷却水を足すことで収まる場合があります。

    ショップに任せるべき異音

    エンジン内部やブレーキ、ベアリングなどの異音は、分解や専門的な判断が必要です。無理に自分で対処すると、後から大きな事故につながる可能性も否定できません。

    特にチェーンなど細かい部品の点検には、分解作業が伴います。バイクをいったん分解すると、元の走れる状態に戻すのは簡単ではありません。

    少しでも不安があれば、最初からショップに任せるのが安全です。

    異音の再発を防ぐ日常点検

    異音の多くは、日常的な点検で未然に防げます。エンジンオイルは定期的に交換し、量や汚れをこまめに確認しましょう。

    チェーンは走行距離に応じて注油・調整を行うと、伸びやサビを防げます。各部のボルトの緩みも、給油のついでに点検する習慣をつけると安心です。

    異音が直らないバイクの選択肢

    修理しても異音が直らない、あるいは修理費用が高額になる場合は、手放すことも選択肢になります。ここでは、修理を続けるか手放すかの判断軸と、異音があるバイクの売却について整理します。

    修理を続けるか手放すかの判断基準

    判断の目安になるのは、修理見積もりと車両の価値のバランスです。修理費が車両の価値を上回る場合は、手放して買い替えるほうが合理的なこともあります。

    また、同じ異音が何度も再発するようなら、根本的な寿命が近い可能性もあります。修理を続けるか、廃車や売却に切り替えるかを、費用と今後の乗り方から考えてみましょう。

    走行距離から寿命の目安を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

    バイクの寿命は10万キロ?走行距離別の寿命目安

    整備店に持ち込んでも修理が難しい場合は、廃車も選択肢に入ります。廃車の手続きについては以下の記事で解説しています。

    異音があっても下取り・買取は可能

    異音のあるバイクでも、基本的に下取りや買取は可能です。極端な例では、動かないバイクでも業者によっては引き取ってもらえます。

    壊れているバイクにも、使える部品が多く残っているためです。これはパーツ取りと呼ばれ、使える部品をほかのバイクに再利用する仕組みです。

    ただし、下取りや買取で査定額を左右するのは、外観と走行性能です。外観は日々の手入れで良い状態を保てますが、異音などの走行トラブルは避けにくいものです。

    異音が確認されると、異常のないバイクと比べて査定額は下がります。特にエンジン周りの異音は、評価が大きく下がる傾向があります。

    症状や業者によっては、下取りを断られることもあるでしょう。なお、人気車種や希少なモデルは、多少の不具合があっても高値がつくことがあります。

    それでも、修理費がかさむ前に早めに売却すれば、コストを抑えつつ乗り換えられます。故障車でも買い取る業者はあるため、「どうせ売れない」と決めつけず、まずは査定に出して価値を確認するとよいでしょう。

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    バイクの異音に関するよくある質問

    異音がしてもそのまま走って大丈夫ですか?

    音の種類によります。カンカンという打音やゴー、ガチャガチャなどは重大な故障のサインで、すぐに走行を止めるべきです。一方、チェーンのシャリシャリ音などは、早めの清掃・注油で解消できる場合があります。判断に迷うときは、無理に走らずショップで点検を受けてください。

    バイクの異音の修理費用はどのくらいですか?

    オイル交換やチェーン注油などの軽整備なら数千円程度です。タペット調整は約4,000〜40,000円、クラッチ関連の部品交換は工賃を含め数万円かかることもあります。車種やショップによって変わるため、事前の見積もりがおすすめです。

    バイクの異音は自分で直せますか?

    チェーンの注油・清掃、ボルトの増し締め、オイル量の点検などは自分でも対処できます。一方、エンジン内部やブレーキ、ベアリングの異音は分解や専門的な判断が必要なため、ショップに任せるのが安全です。

    異音を放置するとどうなりますか?

    放置すると故障が広がり、修理費用が高額になりやすくなります。ブレーキやエンジンのトラブルは、走行中の重大な事故につながる恐れもあります。異音に気づいたら早めに点検を受けましょう。

    異音が直らないときはどうすればよいですか?

    修理を続ける、廃車にする、売却するといった選択肢があります。修理費が車両の価値を上回る場合や、同じ異音が繰り返す場合は、手放すことも検討しましょう。異音のあるバイクでも買い取ってもらえることがあります。

    アイドリング中と走行中で原因は変わりますか?

    変わることがあります。アイドリング中に鳴る音はエンジン内部やタペット、走行中に鳴る音はチェーンやブレーキ、ベアリングが原因のことが多い傾向です。いつ鳴るかを把握しておくと、原因の絞り込みに役立ちます。

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    バイクの異音は早めの点検で対処しよう

    バイクの異音は、消耗品の寿命が近づいているサインである場合が多いものです。放置すると重大な事故や高額な修理につながるため、早めの点検と対処が肝心です。

    音の種類から原因を見極め、自分で対処できるものはメンテナンスを、専門的な判断が必要なものはショップへの相談を検討しましょう。もし修理費が高額になったり、何度も異音が再発したりする場合は、売却も選択肢の一つです。

    「どうせ売れない」と決めつけず、まずは愛車の価値を確認してみてはいかがでしょうか。

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    sirasaka / 編集長
    sirasaka / 編集長

    弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)

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