パソコンのバックアップ方法|WindowsとMacの手順を初心者向けに解説

パソコンのバックアップ方法|WindowsとMacの手順を初心者向けに解説

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この記事でわかること
  • 目的別に最適な保存先を選べる
  • OS別の保存手順を最短で確認できる
  • バックアップからの復元手順がわかる
  • 頻度や容量などの疑問を解消できる
  • パソコンのバックアップは、大切なデータを失わないための確実な備えです。故障や誤操作、買い替え時の初期化などで、写真や書類が一瞬で消えてしまうことは珍しくありません。

    この記事では、WindowsとMacそれぞれの具体的な手順を中心に、保存先の選び方や注意点、万一のときの復元方法までまとめて解説します。バックアップの頻度や必要な容量といったよくある疑問にもお答えするので、自分の環境に合った方法が見つかります。

    まずは目的に合ったやり方から確認しながら、読み進めてみましょう。

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    パソコンのバックアップの種類

    パソコンのバックアップは、大きく2つの種類に分けられます。目的に応じて、選ぶ方法が変わります。

    バックアップの2つの種類
  • パソコン内部のデータを丸ごと保存する
  • 必要なデータだけを選んで保存する
  • パソコン内部を丸ごと保存する方法は、「システムイメージの作成」と呼ばれます。全データや設定をまとめて保存できるため、不具合でデータが消えても、バックアップ時点の状態にそのまま戻せます。

    ただし、すべての情報を保存するので、データ容量は大きくなります。バックアップに時間がかかる点も、あらかじめ押さえておきましょう。

    一方、特定のデータだけを選んで保存する方法もあります。書類や写真など、必要なファイルだけを選べるため、システムイメージの作成より短時間で終わります。

    保存するデータが少ない分、容量も小さく収まります。どの保存先に保存するかは次の章で詳しく解説するので、まずは「丸ごと」か「必要な分だけ」かを決めておきましょう。

    知っておきたいデータの保存先の違い

    バックアップする際は、どこにデータを保存するかを決める必要があります。ここでは代表的な6つの保存先について、それぞれの特徴を解説します。

    クラウドサービス

    バックアップ先として近年最も主流になっているのが、クラウドサービスです。クラウドとは、インターネット上にデータを保存し、さまざまなデバイスからアクセスできるサービスです。

    代表的なものに、iCloudやGoogle Drive、Dropbox、OneDriveなどがあります。

    強みは、一定の容量までなら無料で利用できる点です。インターネット環境があれば、さまざまなデバイスからアクセスできるため、汎用性が高いのも特長です。

    ただし、一定以上のデータ量を保存するには課金が必要です。パソコンのデータをすべて保存する場合は、有料プランの契約が前提になります。

    そのため、特定の書類や写真を保存したい方に向いています。家族や友人とデータを共有したい方にも便利です。

    注意点は、インターネットに接続しないとデータにアクセスできないことです。障害でアクセスできなくなる場合もあるため、仕事で使う重要な書類は、外付けSSDやUSBメモリにも保存しておくと安心です。

    外付けHDD

    外付けHDDは、ケーブルなどでパソコンとつなぎ、データを転送できる記録メディアです。

    パソコン内部にもHDDはありますが、容量が十分とは限りません。そこで、外付けのHDDを使ってデータを保存します。

    一般家庭向けの外付けHDDは、500GB〜8TBほどまで容量があります。パソコン内部を丸ごと保存したい方でも、容量が不足することはほとんどありません。

    他の機器に比べて容量あたりの価格が低いため、費用を抑えたい方にも向いています。

    最近は小型の製品もあるため、置き場所もそれほど気になりません。

    ただし、衝撃や振動には弱く、持ち運びには向いていません。落とした衝撃で、HDD本体が壊れてしまう場合があります。

    そのため、持ち運ばずに自宅で使う保存先としておすすめです。

    外付けSSD

    SSDは、HDDと同じようにデータを保存できる機器です。ノートパソコンにも内蔵されています。

    このSSDにも外付けのものがあり、小型で衝撃に強いため、持ち運びたい方に向いています。仕事の資料や、旅行中の写真の保存に便利です。

    データの読み書きが速い点も魅力です。容量は500GB〜2TBほどが一般的です。

    デメリットは、外付けHDDに比べて容量あたりの価格が高いことです。また、長期保存には向いていません。

    10年以上放置すると、保存したデータが消えてしまう場合があります。

    数年ほど保存できればよい方や、持ち運びたい方には、やや高価でも検討する価値があります。

    NAS

    NAS(ネットワークに接続して使う共有ストレージ)とは、複数のデバイスでデータを共有できる装置です。複数のHDDやSSDを1つのケースにまとめ、データを集約して保存できます。

    NASに保存しておくと、接続したどのデバイスからもデータを扱えます。Wi-Fiによる無線接続にも対応しているため、企業のデータ保存にもよく使われます。

    欠点は、導入時にさまざまな設定が必要で、他の方法より手間がかかることです。また、NASが故障すると、データを取り出せなくなるリスクもあります。

    光メディア

    光メディアとは、CDやDVD、Blu-rayのことです。容量あたりの価格が低く、今でも使われています。

    手軽に入手できるため、少量のデータを保存したいときの選択肢になります。パソコンを持っていない方とデータを共有したいときにも向いています。

    ただし、容量が多くないため、バックアップ先としては十分とは言えません。光メディアを読み込めないパソコンも増えており、汎用性に欠ける点も弱点です。

    USBメモリ

    USBメモリは、パソコンに直接つないでデータを転送できる機器です。小型で持ち運びやすく、低価格な点も魅力です。

    以前は容量が256GBほどまでのものが多く、データの一時保存に使われることが中心でした。最近は1TBや2TBの製品も登場し、パソコンのデータを丸ごと保存する用途にも使えるようになっています。

    注意点は、小型のため紛失のリスクが高いことです。適切に扱わないと、保存したデータが消えてしまう場合もあります。

    Windowsのバックアップ方法

    Windowsのバックアップは、OneDriveに保存する方法と、外付けHDDなどの外部機器に保存する方法が基本です。ここでは、Windows 10とWindows 11に分けて手順を解説します。

    Windows 10でのバックアップ

    Windows 10のバックアップ手順を、OneDriveに保存する場合と外部機器に保存する場合に分けて紹介します。

    OneDriveに保存する場合

    OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドサービスです。次の手順で保存できます。

    OneDriveへの保存手順
  • Microsoftアカウントでサインインする
  • 「スタート」から「Windowsバックアップ」を選ぶ
  • 保存したいフォルダーを選択する
  • 保存したい設定を選ぶ
  • 「バックアップ」を選ぶ
  • 保存するデータが多いほど、バックアップに時間がかかります。取り忘れを防ぐため、定期的にバックアップしておきましょう。

    参考:Microsoft サポート

    外部機器に保存する場合

    外付けHDDやUSBメモリなどの外部機器に保存する手順は、次のとおりです。

    外部機器への保存手順
  • 保存先の外部機器をパソコンに接続する
  • 「スタート」から「設定」を開く
  • 「更新とセキュリティ」を選ぶ
  • 「バックアップ」を選ぶ
  • 「ドライブを追加」で接続した機器を選ぶ
  • 「今すぐバックアップ」を選ぶ
  • これでバックアップは完了です。データは外部機器に保存されるため、パソコン内のデータを整理する際も安心です。

    Windows 11でのバックアップ

    Windows 11のバックアップ手順も、OneDriveに保存する場合と外部機器に保存する場合に分けて紹介します。

    OneDriveに保存する場合

    Windows 11でOneDriveに保存する手順は、次のとおりです。

    OneDriveへの保存手順
  • Microsoftアカウントでサインインする
  • 「スタート」で「バックアップ」を検索する
  • 「Windowsバックアップ」を開く
  • 保存するフォルダーのスイッチをオンにする
  • 「OneDriveにバックアップ」を選ぶ
  • 保存するデータが多いほど、アップロードに時間がかかります。通信環境の良い場所で、定期的にバックアップを取りましょう。

    参考:Microsoft サポート

    外部機器に保存する場合

    外付けハードディスクやUSBドライブ、SDカードなどにも、Windows 11のデータを保存できます。手順は次のとおりです。

    外部機器への保存手順
  • 外部ストレージをパソコンに接続する
  • 「エクスプローラー」を開く
  • コピーしたいファイルやフォルダーを選ぶ
  • 右クリックして「送る」を選ぶ
  • 接続した外部機器を選んでコピーする
  • コピーが終わると、データは外部機器に保存されます。バックアップ後は機器を取り外して保管しておくと安心です。

    Macのバックアップ方法

    Macのバックアップは、iCloudに保存する方法と、Time Machineで外部機器に保存する方法が基本です。iCloudは書類や写真の同期に、Time Machineはパソコン全体の丸ごと保存に向いています。

    iCloudに保存する

    iCloudに保存すると、MacだけでなくiPhoneやiPadからもデータにアクセスでき、編集も可能です。編集後は、最新の状態をどのデバイスからでも確認できます。

    まず、次の手順でiCloud Driveを有効にします。

    iCloudへの保存手順
  • macOSを最新バージョンに更新する
  • 「Appleメニュー」から「システム設定」を開く
  • 「Apple ID」からサインインする
  • 「iCloud」を選ぶ
  • 「iCloud Drive」をオンにする
  • 「デスクトップ」と「書類」をオンにする
  • 保存したデータは、Finderのサイドバーにある「iCloud」から確認できます。

    参考:Apple サポート

    外部機器にTime Machineで保存する

    MacにはmacOS 10.5以降、Time Machineという丸ごとバックアップの機能が搭載されています。外部機器を接続するだけで、自動でバックアップを取れるようになります。

    Time Machineの設定手順は、次のとおりです。

    Time Machineの設定
  • 外部機器をMacに接続する
  • 「Appleメニュー」から「システム設定」を開く
  • 「一般」から「Time Machine」を選ぶ
  • 「バックアップディスクを追加」を選ぶ
  • 接続した機器を選び「ディスクを設定」を選ぶ
  • 設定が完了すると、バックアップが始まります。一度設定しておけば、次のバックアップが自動で作成されます。

    自動保存の内容
  • 過去24時間分の1時間ごとのバックアップ
  • 過去1か月分の毎日のバックアップ
  • 過去のすべての月の週ごとのバックアップ
  • 容量がいっぱいになると、最も古いバックアップから自動で削除される仕組みです。ただし、保存先の機器はMacの2倍の容量が必要です。

    1TBのMacなら、2TB以上の機器を用意しましょう。

    参考:Apple サポート

    バックアップデータの復元方法

    バックアップは、いざというときに元へ戻せてこそ役立ちます。ここでは、WindowsとMacそれぞれの復元手順を解説します。

    Windowsのデータを復元する

    Windowsでは、外部機器に保存した「ファイル履歴」から個別のファイルを復元できます。手順は次のとおりです。

    ファイル履歴からの復元
  • 保存先のドライブをパソコンに接続する
  • 「コントロールパネル」を開く
  • 「ファイル履歴」を選ぶ
  • 「個人用ファイルの復元」を選ぶ
  • 復元したい日時のデータを選ぶ
  • 「復元」を選ぶ
  • 同じ名前のファイルがある場合は、置き換えるか別に保存するかを選べます。

    OneDriveやWindowsバックアップに保存した場合は、新しいパソコンでMicrosoftアカウントにサインインすると、設定やファイルを引き継げます。パソコンを買い替えた際の移行にも便利です。

    Macのデータを復元する

    MacでTime Machineを使っている場合は、日時をさかのぼって個別のファイルを戻せます。手順は次のとおりです。

    Time Machineで復元
  • Time Machineの保存先機器をMacに接続する
  • メニューバーからTime Machineを開く
  • 復元したい日時までさかのぼる
  • 戻したいファイルを選ぶ
  • 「復元」を選ぶ
  • パソコン全体を戻したいときは、macOSの復旧機能や移行アシスタントから、Time Machineのバックアップを丸ごと復元できます。

    iCloudに保存している場合は、新しいMacでApple IDにサインインし、iCloud Driveをオンにするだけです。保存済みのデータが自動で同期され、すぐに使えるようになります。

    パソコンをバックアップする際の注意点

    パソコンのバックアップは、作業に1時間以上かかる場合があります。時間に余裕を持ち、電源を確保した状態で行いましょう。

    適切な保存先を選び、紛失に備えて2か所以上に保存しておくと安心です。不要なデータを削除し、更新された差分だけを保存すれば、時間と容量を節約できます。

    時間に余裕を持って行う

    バックアップには時間がかかります。場合によっては1時間以上かかることもあります。

    そのため、夜間などパソコンを使わない時間に行うのがおすすめです。

    バックアップ中に電源が切れると、データが正常に保存されません。どこまで保存できたかを確認するだけでも手間がかかるため、電源を確保した状態で行いましょう。

    適切な保存先を選ぶ

    どのようにバックアップするかと同じく、どこに保存するかも大切です。

    最近の主流はクラウドサービスです。インターネットがつながる場所なら、パソコンでもスマートフォンでもデータを閲覧・編集できます。

    HDDやSSDも定番の保存先です。自宅でしか使わないならHDD、持ち運ぶならSSDが向いています。

    どの保存先でも、データが失われる可能性はゼロではありません。大切なデータは、2か所以上に保存しておくと安心です。

    必要なデータだけを選ぶ

    バックアップにかかる時間は、保存するデータの容量によって変わります。容量が大きいほど、バックアップの時間は長くなります。

    保存先の容量にも限りがあるため、不要なデータはできるだけ保存しないのが理想です。

    パソコンを丸ごと保存する場合は、前回から更新された差分だけを保存しましょう。保存するデータ量が減り、短時間で終わらせられます。

    よくあるご質問

    パソコンのバックアップについて、よく寄せられる疑問をまとめました。

    バックアップはどのくらいの頻度で取るべき?

    使い方によります。仕事で毎日ファイルを更新するなら1日1回、個人利用なら週1回程度が目安です。自動バックアップを設定しておくと、取り忘れを防げます。

    バックアップにはどれくらいの容量が必要?

    データを丸ごと保存する場合は、パソコンの使用容量の1.5〜2倍が目安です。Time Machineなど自動保存を使う場合は、Mac本体の2倍ほどの容量があると安心です。

    自動でバックアップできる?

    できます。Windowsは外部機器やOneDriveへの自動バックアップを設定でき、MacはTime Machineが一度設定すれば自動で保存します。

    バックアップしないとどうなる?

    故障や誤操作でデータが消えたとき、写真や書類を元に戻せなくなる場合があります。特に買い替えや初期化の前は、事前の保存が安心につながります。

    バックアップから元に戻すには?

    Windowsはファイル履歴やWindowsバックアップ、MacはTime MachineやiCloudから復元できます。詳しい手順は、この記事の復元方法をご覧ください。

    パソコンは定期的にバックアップしておこう

    パソコンのバックアップは、大切なデータを守るための備えです。不具合はいつ起こるかわからないため、こまめに保存しておくと安心です。

    WindowsもMacも、一度設定すれば自動で保存できるので、まずは自分に合った方法から始めてみましょう。

    もし、バックアップを取る理由がパソコンの買い替えなら、あわせて初期化も必要です。下記の記事で、パソコンを手放す前にすべきことをまとめているので、あわせてご覧ください。

    ▼こちらの記事では、パソコンを売る前にすべきことについて詳しく解説しています。あわせてご一読ください。

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    sirasaka / 編集長
    sirasaka / 編集長

    弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)

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