車のローンが払えない!売却できる?残債のある車を売る方法

車のローンが支払えなくなってしまった際の対処法をまとめています。ローンの残債がある車でも売却はできます。滞納するとどうなるのか、滞納してしまった際取るべき行動、ローンの減額交渉、延滞・遅延についても解説。ローンが支払えなくなった段階ですぐに対処しましょう。

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車のローンが払えない!売却できる?残債のある車を売る方法

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「まだ何年も車のローンが続くけれど、最近支払いが大変になってきた」「コロナの影響でボーナスが減額になり、ボーナス払いが難しくなってきた」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

今回は、車のローンを滞納したあとの流れや、滞納する前にしておきたい注意点、万が一滞納してしまったときの対処方法までをご紹介します。

※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。

ローン残債のある車でも売却できる

ローンの残債がある車でも売却はできます。しかし、ローンの残債がある車を売却する際は所有権が誰にあるのかということが重要になってきます。

名義が本人ではなく、ディーラである場合、勝手に売却することはできません。またご家族や身内が名義人の車を代理で売却したい場合も必要書類を揃えるなど手間がかかります。

また所有権の解除をするには、基本的にローンを現金で完済する必要があります。

そこで、売却した際にでた利益でローンを完済するという方法を取ります。

買取価格がローン残債を上回る場合

売りたい車の買取金額がローン残債を上回っているときは、その利益でローンを完済しましょう。

完済により所有権の解除ができるようになり、売却が成立します。

買取価格がローン残債を下回る場合

買取価格がローン残債を下回っているときは、所有権の解除ができないため売却ができません。不足分を現金で補う必要があります。

車自体は乗れば乗るほど価値は下がっていくものなので、ローンの支払いが滞納しそうな場合は、少しでも早く買取価格をつけてもらい、ローンの負担を減らし、差分を現金で支払って完済を目指しましょう。

また、新しい車に乗り換える場合は、新しい車の方のローンに上乗せができることがあります。「残債上乗せローン」といいます。売却の際に相談してみると良いでしょう。

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ローンを滞納したあとの流れ

ローンを滞納したあとの流れ

ローンの滞納から車の引き上げ、売却までの一連の流れは、ローンを最初に滞納してから1か月半~3か月程度という短期間で起こります。車がないと日常生活に支障をきたすなど、どうしても車を失いたくない場合には、車のローンを遅れずにきちんと支払うことが大切です。

残高不足などで、指定日に引き落としができなかった場合の流れは以下の通りです。

引き落とし日から数日経過

通常、引き落とし日から数日内に郵送で督促状が届きます。この督促状では、おおよそ2週間後に再引き落とし日が設定されています。再設定された引き落とし日に引き落としができれば、大きな問題にはならないでしょう。

再引き落とし日から数日経過

再引き落とし日にも引き落しが行われなかった場合には、再び督促状が届き、さらに電話でも連絡がきます。自宅や携帯に連絡がつかない場合、個人名で職場への電話連絡や連帯保証人への連絡、自宅への取り立てなどの処置がとられるでしょう。

翌月の引き落とし日を経過

翌月の引き落とし日を過ぎても支払いがなかった場合には、電話で車の引き上げ予定日が伝えられます。その日までに滞納していたローンの支払いを済ませない限り引き上げの拒否はできず、強制的に車が引き上げられてしまいます。

このとき引き上げられた車は、ローン会社などが一時的に預かっている状態です。数日以内に延滞している分を支払うことができれば車を返してもらえる可能性もあります。しかし、そのまま支払いができなければ車は売却され、売却して得られたお金がローンの返済に充てられます。

売却益がローンの残額よりも少ない場合には、引き続きローンの残りを支払い続けなければなりません。

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車のローンを滞納するとどうなる?

車のローンを滞納するとどんな問題が起きる?

車のローンを支払わないで滞納を続けると、督促の連絡が来るだけでなく下記のような問題が生じます。

  • 車が差し押さえられる
  • 信用情報に傷がつく
  • 遅延損害金が発生する

滞納すると今後のローンなどにも大きく影響するため、滞納だけは避けましょう。

支払えなくなった段階でローン会社に相談し、売却を進めるのが懸命です。

滞納すると発生する問題の詳細をみていきましょう。

車が差し押さえられる

先ほどの説明のとおり、支払いが滞ったままでは最終的に車が売却されてしまいます。引き上げ後の車の売却は強制的に行われるため、任意売却のように売却先や買取額を自由に選べるわけではありません。いくらで売れるのかをローンの契約者が把握できないところも難点です。

車を売ったお金でローンが完済でき、売却益の残額があった場合には、ローンの契約者に返金されます。ローンの残高の方が売却益よりも高ければ、当然その後も支払いが必要です。

信用情報に傷が付く

カーローンの支払いが滞ると、信用情報に事故情報として記載されてしまいます。信用情報とは、金融機関やクレジット会社が個人の信用度を判断するために利用するものです。ローンを組む際には必ず利用されています。

ローンの支払いを延滞すると信用情報に悪い履歴が残りますが、これが一般的にいうブラックリストに名前が載った状態です。そうなると、今後新しいローンが組めなくなったり、クレジットカードが発行できなくなったりします。

ローンが組めないと家や車といった大きな買い物をするのが難しくなりますし、光熱費や電話代などをクレジットカード払いにすることもできなくなるため、生活をする上で色々な不便が生じてしまうでしょう。

遅延損害金が発生する

カーローンの支払いが1日でも遅れると「遅延損害金」を払わなければなりません。カーローンの遅延損害金は金利が非常に高く、多くのローン会社では14~20%程度に設定されています。

1日あたりの遅延損害金の計算式は「ローン残高×遅延損害金利率÷365(年間日数)」です。例えば100万円のローン残高があり、遅延損害金を20%の利率で計算した場合、計算式は「100万円×20%÷365=547.9」で、1日の遅延損害金は547円です。

少しぐらい滞納しても大したことはないと思うかもしれませんが、仮に1ヶ月滞納を続けたとすると、上記の例では1日547円×30日分で、遅延損害金の総額は1万6,410円です。このように延滞する期間が長引くと結構な金額を支払うことになるため注意しましょう。

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車のローン返済に困ったときの対処方法

車のローン返済に困ったときの対処方法

「収入が減った」「病気で働けなくなった」などの理由で急遽車のローンを支払えなくなることもあるかもしれません。想定外の事情から支払いが難しくなった際、ローンを滞納しないためにはどうすればいいのでしょうか。

ローンの借り換えをする

ローンの支払いが苦しくなったら、ローンを借り換えることで月々の支払い額を減らすことができます。現在のローン会社から他社のローンに借り換えをして返済期間を長く設定すると、月々の返済額を安くできます。

ただし、月々の返済額を減額できても、その分返済期間が長くなるため、支払う利息の総額が増えるというデメリットもあります。金融機関によっては半年以内にローンの支払いに遅れがあると借り換えができない場合もあるので、まずは借り換え前に支払いが滞らないよう気を付けましょう。

ローン会社に相談する

「自然災害に遭った」「会社が倒産した」など生活状況が一変してローンの支払い継続が難しくなることも考えられます。こうしたケースでは、まずローン会社に相談してみましょう。ローン会社によっては月々の支払額を一時的に減額してもらえたり、支払期日を延長してもらえたりと、支払いスケジュールを調整してもらえる可能性があります。

ただし、カーローンは基本的には返済期間を延長することができません。「今月は家計が苦しいから支払いを待ってほしい」などと気軽に相談しても、簡単には受け付けてもらえないので注意しましょう。

車を売却する

どうしても支払いの目途が立たなければ、中古車として売却する方法もあります。ローンの支払いが滞ってから強制的に車を引き上げられるのではなく、任意売却として自分で車を売りに出せるため、納得する金額で売ることができるでしょう。

車を売却して得たお金をローンの返済に充てて全額を返済できれば、それ以降はローンを払う必要がありません。もし返済額に足りなかった場合、不足分はローンの借り換えをすることも可能です。

ただし、ローンが残っている車の所有者はあくまでも信販会社です。自分の一存で売却に出すことはできません。売却を希望する場合は、信販会社の許可を取る必要があります。

下取りに出す

購入したディーラーに下取りに出すこともできます。

下取りと買取業者での売却の違いですが、買取業者での売却のほうが売却額が高いことが多いです。

売却した後のローンの返済もしやすいのは買取業者での売却でしょう。

下取りを検討している方は買取業者への売却も検討してみてください。

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ローン返済に困らないように注意しておきたいこと

ローン返済に困らないように注意しておきたいこと

車のローンの返済に困ることがないよう、ローンを組む前に返済スケジュールをきちんと立てておくことが大切です。

毎月の収支を把握する

車をローンで購入すると、早くて翌月からローンの返済が始まります。無理なく支払いを続けていくためには、毎月の生活費に車代とガソリン代をプラスしても収支がマイナスにならないかどうかをしっかり計算しておきましょう。

収支をギリギリの金額で計算していると、万が一失業や病気などの問題が起きたときにローンの支払いが困難になります。経済的にある程度の余裕を持ってローンを組むようにすることが重要です。

車の維持費を計算する

車を所有するには、毎月必要になる燃料費や保険料のほか、毎年の自動車税や2年(新車購入後は3年)ごとにかかる車検費用も必要です。自動車税は総排気量や車種によって異なり、軽自動車は1万800円、普通自動車は2万9,500円~11万1,000円がかかります。

なお、この金額は2019年9月30日までに初回の登録を受けた乗用車に適用されるもので、自動車税は2019年10月1日から引き下げられました。軽自動車税は以前と変わりませんが、普通自動車には2万5,000円~11万円の金額が適用されています。

車検費用は車種によっても幅がありますし、車検をどこに依頼するかによっても異なります。一般的にはディーラー車検は費用が高く、整備工場や車用品店の方が安く済むことがほとんどです。車検費用がどのぐらい必要になるかを事前に計算しておくことで、大きな出費にも備えられるでしょう。

ローンの返済年数から完済までのプランを立てる

月々の返済額を抑えることは大切ですが、ローンの返済年数が長期化することにも注意が必要です。前述したように、ローンの返済年数が長くなるにつれて支払う利息は高額になります。

また、車のローンが残っていると住宅ローンを組む際に借入れ限度額が下がったり、審査に通りにくくなったりすることもあります。車のローンを完済するまでに大きな支出や他のローンを組む予定と重ならないかまで、細かく考えてプランを立てることがおすすめです。

すぐに売りたい方には「カーネクスト」がおすすめ

カーネクストは全国対応、無料査定、どんな車でも0円以上の引き取りで安心して車の売却ができる買取業者です。

事故車、故障者はもちろん、車検切れ、車検紛失でも売却できます。ローンの残っている車も売却可能です。

海外に販売経路を持っており、パーツ売りができるため、高価買取が期待できます。

相見積による価格交渉も積極的に行っているようなので、複数査定をする場合でも必ず査定依頼をしたい一社です。

査定は無料で依頼でき、メールなら24時間受け付けています。電話も可能です。まずは気軽に相談してみましょう。

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車の複数買取査定なら「ナビクル」がおすすめ

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しっかり返済計画を立てて慎重にローンを組んだとしても、突然の病気や失業などでローンの支払いが困難になってしまうこともあります。もしもローンが支払えなくなったときには、車のローンを滞納する前に買取業者に連絡していくらで売れるのか確認してみましょう。

「ナビクル」では、車の査定額を最大10社まで比較することができます。メーカーや車種、年式、走行距離を入力するだけで一番高く車を買い取ってくれる業者を調べることができ、複数社に査定を依頼する必要もないため便利です。気になる方は一度ナビクルで査定してみてください。

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▼その他のおすすめの車買取サービスについてはこちらの記事で解説しています。ご一読ください。

まとめ

まとめ

車のローンの支払いが遅れてしまうと、督促状や電話で催促の連絡が来るようになります。それでも支払いがされないようであれば、最後には強制的に車が引き上げられて売却され、信用情報にも傷が付いてしまいます。

そうならないためにも、ローンの支払いを滞納する前に早めにローンの借り換えをしたり、車を売却してローンの返済に充てたりするなどの対策をとることが大切です。ローンの支払いが苦しい場合でも、連絡をせずに放置しておくことだけは止めましょう。

sirasaka / 編集長
sirasaka / 編集長

弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)

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