早期リタイアに必要な準備とは?メリットや注意点を解説

早期リタイアとは、若いうちに資産を形成して仕事から離れ、残りの人生を自由に過ごす生き方です。仕事のストレスや時間的な拘束から解放されるメリットがあり、経営者の中にはM&Aで会社を売却することでリタイア後の資金を得る人もいます。
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早期リタイアに必要な準備とは?メリットや注意点を解説

今は現役で精力的に働いている人も、いずれ仕事を引退する日がやってきます。

一般的には60歳が定年ですが、最近では働き方改革の流れもあり、定年を待たずに仕事を辞めて自由な時間を謳歌する「早期リタイア」という価値観が多くの人の関心を集めるようになりました。

そこでこの記事では、早期リタイアのメリットやデメリット、必要な準備や成功させるためのポイントなどを詳しく解説していきます。

早期リタイアとは

早期リタイアとは

早期リタイアは別名アーリーリタイアとも呼ばれ、若い頃から資産を増やして早い段階で仕事から離れ、残りの人生を自由に過ごす生き方です。

終身雇用の考え方が強かった日本ではあまり一般的ではありませんでしたが、その制度が緩やかに失われつつある昨今、改めて注目されるようになりました。

早期リタイアを選択する人の多くは収入の多い会社員などですが、定年の概念のない経営者にとっても検討する価値のある選択肢の一つです。

セミリタイアとの違い

早期リタイアでは、基本的に若い頃に貯めた資産や不労所得のみで生活し、労働によって対価を得ることはしません。

それに対し、アルバイトなどストレスのない範囲で一定の労働をしながら自由な時間も確保するのが「セミリタイア」です。

ただ、どちらを選んでもフルに働いていた頃よりは自由な時間を確保できることに変わりはありません。

セミリタイアも含めて早期リタイアとみなす考え方もあります。

実際、まずはセミリタイアから始めて、徐々に早期リタイアを目指す方法をとる人もいます。

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早期リタイアのメリット

  早期リタイアのメリット

それでは次に、早期リタイアのメリットとデメリットについて、改めて見ていきましょう。

まずはそのメリットからお伝えします。

自由な毎日が得られる

早期リタイアの最大のメリットといえば、毎日決められた時間に決められた仕事をする「不自由」から抜け出せることでしょう。

他人に自由を束縛されず、いつでも自分の思うままに過ごす、そんな人生が手に入ります。

起きる時間も住む場所も制限されません。

嫌な上司や取引先に頭を下げる必要もなく、ノルマや責任を背負うストレスからも解放されるのです。

趣味に没頭したり、長期の旅行に出かけたり、一年中自由な日々を満喫できるでしょう。

若くて体力のあるうちにやりたいことができる

定年を迎えて退職すれば誰でも自由な時間を得ることができますが、高齢になり体力が衰えてからリタイアすると、できることにも限界が出てきます。

老老介護という言葉があるように、自分が60代などになったとき、親の介護が必要になることもあるでしょう。

若く健康でいられるうちにリタイアする方が、運動やスポーツをより楽しめ、以前には忙しくてできなかったことにも挑戦しやすくなります。

家族との時間が増える

仕事にかけていた時間を家族と過ごす時間に充てることができます。

多忙な生活によるすれ違いが生じたり、大事な約束を仕事でキャンセルしたりすることも減るでしょう。

特に子供のいる家庭であれば、家族と過ごす時間は一層重要です。

親の仕事が忙しく子供の学校行事や習い事の発表会などに参加できないとなると、子供としては寂しい思いをしてしまいますし、一部の研究によれば、親と過ごす時間が長い方がそうでない家庭よりも子供の健康状態が良好になるとの結果も出ています。

家族や子供のためを考えても、若いうちの早期リタイアはメリットが大きいといえるでしょう。

早期リタイアのデメリット

早期リタイアのデメリット

とはいえ、早期リタイアにもデメリットがあります。

仕事を辞めることにはある程度のリスクがつきものですが、早くにリタイアすることでその影響が大きくなる可能性があります。

安定した収入が得られない

仕事を離れると当然ながら給与や報酬などの安定した収入は得られません。

もちろん、生活に困ることがないよう若いうちから資産を形成して早期リタイアに踏み切るわけですが、一般的な60歳で退職する人よりも労働収入を得られない期間が長くなるため、途中で資金が底をつく可能性は高くなります。

さらに、インフレによって資産の価値が減ったり、家族や自分自身が病気になったりするリスクもあります。

こうした資金不足で生活が行き詰まる事態へのリスクヘッジとして、不労所得などの収入源を少しでも確保しておくことが大切です。

生きがいがなくなる

実際に働いていたときには「仕事なんてしたくない」と思っていても、いざ仕事を辞めてしまうと心にポッカリ大きな穴が空いてしまうこともあります。

まして人一倍仕事に励んで資産を貯め、早期リタイアを実現したようなバイタリティ溢れる人であれば、情熱をかける対象を失って生きがいをなくしてしまうこともあるはずです。

お金と自由な時間を手に入れても、それらの使い方が分からなければせっかくのセカンドライフも楽しむことはできません。

仕事で築いてきた人間関係もリセットされてしまうので、社会の中で自分の居場所を失ったと感じる人もいるでしょう。

そうならないためには、リタイアする前から仕事以外の楽しみや人間関係を作っておくことが重要です。

仕事を辞めた途端に活気を失って老け込んでしまわないよう、リタイア後にどんな人生を送りたいかをイメージし、その実現に向けた準備もしておきましょう。

社会的信用がなくなる・再就職が難しい

仕事を辞めるとどれだけ多くの資産があったとしても肩書としては「無職」です。社会的信用を下げることにつながります。

そうなるとローンを組んだりクレジットカードを作ったりする際の審査が通りにくくなり、不便が生じてしまいます。

大きな買い物はリタイアする前に済ませておくのが鉄則です。

リタイア後も社会的信用を維持したい場合は、投資家として個人事業主の届けを出しておくなどの手段があります。

収入不足をカバーするために再就職を考える人も中にはいますが、50歳以上の高齢になってから働き口を探すのは困難です。

30代~40代でも働いていない期間が長いと、企業に採用される確率が低くなることを覚えておきましょう。

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早期リタイアに必要な準備

早期リタイアに必要な準備

こうしたデメリットを解消し、早期リタイアを成功させるために必要な準備を紹介します。

リタイア後の資金や生活を厳しく見積もる

まずはリタイア後の生活をシミュレーションし、必要になる資金額を計算しましょう。

退職金や年金を当てにできる通常のリタイアとは異なり、早期リタイアでは仕事を辞める時点までにどれだけの資金を用意できているかが肝心です。

試算した金額に足りていないのにリタイアを決めてしまえば、いずれ生活が破綻するのは目に見えています。

独立前の子供がいるのであれば将来的な教育費を考えなくてはなりませんし、事故や病気で突然手術や入院をしなければならなくなり、想定外のコストが発生することもあります。

会社を辞めるとそれまで会社と折半していた健康保険が全額自己負担になるため、余計に医療費の負担も大きくなるでしょう。

また趣味や旅行にお金を使うつもりであれば、娯楽費は多めに計算しておいた方が賢明です。

リタイア後に必要な資金は、このようにさまざまな出費やリスクを勘案し、なるべく厳しく見積もるようにしてください。

不労所得などの収入源を作っておく

リタイアの時期が早ければ早いほど、貯めておいた資金だけに頼るのではなく、不労所得などの収入源を確保しておくべきです。

不労所得を得るために一般的なやり方のひとつが不動産投資です。

住宅や事務所、店舗などを貸し出して毎月の賃料収入を得る方法で、中には会社員でもアパートやマンションの部屋を買い上げ、大家として経営している人もいます。

比較的に安定した利益が見込めるため、資産運用の経験がない人でも始めやすい方法です。

株式やFX投資という手もあります。

不動産投資を始めるとなると1,000万円単位の資金を用意する必要がありますが、これらは10万円ぐらいの少額から始められる手軽さがポイントです。

ただし、事前にある程度の知識を身に付けたうえでさらに経験も必要となるため、下手をすると大きく損をしてしまうこともあります。

また、リタイア後にも経済状況や為替の変動を常にキャッチアップしていかなければならないため、そうした手間を厭わないという人におすすめの方法です。

早期リタイアは経営者にとっても魅力的

早期リタイアは経営者にとっても魅力的

早期リタイアは会社員だけではなく、経営者にとっても魅力のある選択肢です。

経営者には定年がないため、自分で引き際を決めなければいつまでも仕事から離れることができません。

また、多くの中小企業が少子高齢化の影響で後継者不足に陥っており、リタイアしたくてもできないという経営者も増えています。

そこで役に立つのが会社を売却するM&Aという手法です。

会社を売却すればまとまった金額の現金を手元に残せるため、早期リタイア後の生活資金に充てることができます。

M&Aのメリット

会社全体もしくは一部の事業を他社に売却するM&Aでは、自分が創業者やオーナー経営者であれば、大きな売却益を手にできます。

仮に会社に負債があっても、個人保証や担保は売却先の会社が引き継ぐので安心です。

従業員の解雇を伴わないので退職金を支払う必要がなく、会社や事業そのものは存続するため従業員への負担が少なくて済みます。

買収先とのシナジー効果が発揮されれば経営的にも強化され、会社としての安定感を高めることもできるでしょう。

「ウィルゲート」など、マッチングサービスも活用しよう

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とはいえ、他社の経営状況は外部から見て簡単に分かるものではありません。

自社と相性の良い会社を探すことはもちろん、その後の交渉や契約締結までのプロセスには時間もかかりますし、専門的な知識を要するため非常に難易度が高くなります。

そのため、M&Aを成功させた実績の多い仲介会社を活用するのがおすすめです。

中でも「 ウィルゲート 」は、今や業界を問わず重要性が高まっているIT・インターネット分野に強いM&Aのマッチングサービスです。

これまでに6,100社以上の企業を支援し、上場企業を含む9,100社以上の経営者と繋がりを持っています。 ウィルゲート では無料相談を受け付けているので、早期リタイアへの準備としてM&Aを考えている方は、ぜひ一度問い合わせてみてください。

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まとめ

早期リタイアは会社員だけではなく経営者にとっても魅力的です。

仕事のストレスから逃れ、若くて体力のあるうちにやりたいことに時間を費やすことができます。

一方、仕事を辞めるということは「無職」になることでもあり、社会的な信用力が低くなってしまいます。

銀行などでローンを組みたくても、定職についていないことから断られてしまうリスクもあるでしょう。

このように早期リタイアにはメリットとデメリットの双方がありますが、しっかりと事前に準備を整えれば、上手くリスクを回避して幸せなセカンドライフを送れるはずです。

齊藤数馬 / 編集長
齊藤数馬 / 編集長

買取業界のWebマーケティングに携わり4年目の高く売れるドットコムマガジン編集長。家電や家具、楽器、車から不動産まであらゆるモノの買取・処分方法のコツを紹介していきます。

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