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新婚の引っ越し費用はいくらかかる?安く抑えるコツは?新生活の準備

ご結婚・ご婚約おめでとうございます! 新婚生活をスタートすると同時に新居に住み始める場合、「お金がどれくらい必要になるか不安」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では新婚の方向けに引っ越し費用など、新生活をはじめるにあたってかかるお金について解説します。素敵な新婚生活のお力になると幸いです!
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
新婚の引っ越し・新生活をはじめるにあたってかかるお金
新生活をはじめるにあたってかかるお金の種類は、大きく分けると以下の3種類です。
- 引っ越しにかかる費用
- 新しいお家にかかる費用
- 家具や家電の購入・処分費用
それぞれの項目について解説していきます!
新婚の引っ越しにかかる費用は?
結婚して新居に引っ越す際に考えなければいけないのは、何にいくらかかるかです。
スムーズに引っ越しを終えて新生活を気持ちよくスタートさせるためにも、だいたいの費用相場を把握し、資金計画を立てましょう。
引っ越しの料金は距離や時期によって大きく変動します。特に3月末~4月は引っ越しの繁忙期となるため、料金が高くつくことがほとんど。おおよその相場は以下の通りです。
なお、表の料金は1人分のもの。別々に暮らしていたカップルの方が新しいお家に引っ越す場合は、料金は2倍になります。
移動距離 | 繁忙期外の相場 (5月~翌年2月の相場) |
3月・4月の相場 |
---|---|---|
~20km(同市区町村) | 約6万6千円 | 約8万円 |
20~50km(同都道府県) | 約7万2千円 | 約9万円 |
50~200km(同一地方) | 約8万8千円 | 約12万円 |
200~500km(近隣地方) | 約11万4千円 | 約15万6千円 |
500km~(遠距離地方) | 約16万円 | 約21万8千円 |
引っ越し費用と引っ越し料金を安く抑えるには
入居するための費用や家具をそろえるための費用を考えると、引っ越し費用はとにかく極力安く抑えたいと考える方も多いでしょう。
そこで少しでも安く抑えるコツを紹介します。
引っ越し費用は「時期」「距離」「荷物料」によって計算されます。
料金は「基本運賃」「実費」「付帯サービス」の3つの項目で構成されています。
引っ越し料金の基本運賃とは、引っ越しの距離や作業時間によって決まります。
実費とは、引っ越し作業員の人件費や段ボール箱などの資材費、高速道路を使った場合にかかる料金です。
付帯サービスとは、エアコンの取り外しや取り付け、ピアノ輸送、不用品処分などをするときにかかります。
付帯サービスは引っ越し業者によって内容が異なるため、確認しましょう。
▼引っ越し時の不用品を処分する方法を紹介している記事をご覧ください。
もし買取してもらえたら、臨時収入につながるかもしれません。
引っ越し費用と引っ越し料金は時期で変わってくる
引っ越し費用は引っ越しする月、曜日、時間帯、によって金額が大きく変わります。
やはり忙しい時期と時間帯は料金が高くなります。
5月~2月までの時期を「通常期」、引っ越しが増える3~4月を「繁忙期」と呼びます。
業者によっては2月を繁忙期にいれるところもあります。
同じ引っ越し内容でも、繁忙期のほうが2倍以上高くなり、特に3月の下旬から4月の第1週は引っ越し件数が激増するため、1年でもっとも料金が高くなります。
曜日で見ると、一般的に土・日が休日の方が多く、引っ越し件数が多くなるため、土・日は料金が高めです。
時間で見ると、午前中と土曜日の夕方の料金が高めになります。
午前中に引越すと荷解きの時間をゆっくりとれると考える方が多いため、依頼が集中します。
また、土曜日の夕方に引越すと日曜日を荷解きに使えると考える方が多いため、料金が高めです。
以上を踏まえて考えると、「通常期である5月~2月の平日の午後」の引っ越し費用が安いと言えます。
引っ越し費用をどうしても押さえたい方は、この時期に的を絞るのがおすすめです。
引っ越しの料金を少しでも安くするなら一括見積がおすすめ
引っ越しの料金を少しでも安く抑えたいのであれば、複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。
しかし、たくさんの業者に連絡をするのは面倒です。なので、「引っ越し侍」の一括見積を使うのがおすすめです。

- サイト上で無料で簡単に見積もりと料金相場がわかる
- 大手から地域密着の業者まで、全国310社以上と提携
- 業者によりエアコンの脱着や不用品処分といったオプションも選択可能
引っ越し侍の料金一括比較サービスは、サカイ引越センターやアーク引っ越しセンターなど、大手の引っ越し業者を含む全国335社の業者と提携し、一度に最大10社からまとめて料金見積もりを取ることができます。
申し込みをすることで目安となる料金相場もチェックできるので、適正な引っ越し料金を把握することが可能です。24時間いつでも依頼可能で、急いで引っ越しをしなければならない方でもすぐに利用できるので安心です。
▼他のサービスも検討したい方はおすすめの引っ越しサービスを比較している以下の記事をご一読ください。
続いて、新しいお家にかかる費用をご紹介します。
賃貸物件の引っ越しと持ち家でかかるお金が変わります。
賃貸物件の引っ越しにかかる費用
賃貸マンションや賃貸アパートに引っ越す際は、敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、その他の費用など不動産会社や大家に支払う初期費用があります。
敷金・礼金
敷金と礼金は入居のときに一度だけ大家に支払います。
敷金は、家賃滞納や退去の際のクリーニング代の保証として大家に支払います。
退去するときには部屋のクリーニング代や修繕代が清算され、残金がある場合には返金されます。
敷金は関西・九州地方では「保証金」と呼ばれることもあります。
相場は家賃の1ヶ月分ですが、物件によっては3ヶ月分というところもあります。
礼金は、「部屋を貸してくれてありがとう」というお礼として大家に払うお金です。
相場は家賃1ヶ月分となっており、返金はされません。
仲介手数料
仲介手数料は、物件の紹介と契約手続きをした不動産会社に払うお金です。
法律により上限は家賃の1ヶ月分+消費税となっており、相場は家賃の0.5~1ヶ月分+消費税です。
家賃
家賃は、翌月分の賃料を前家賃として支払うケースがほとんどで、月の途中から住み始める場合は、その月の日割り計算の料金と翌月1ヶ月分の家賃を支払うのが一般的です。
火災保険料などその他の費用
その他の費用として、鍵の交換費用、管理費、共益費、火災保険料などがあります。
火災保険料は物件の契約更新ごとにかかるのが一般的であり、管理費、共益費は毎月かかります。
どちらもその建物を維持するために必要な経費です。
これらはすでに家賃に組み込まれている場合もあります。
敷金、礼金、仲介手数料は安くできる?
敷金と礼金は、物件によっては必要ないこともありますが、敷金礼金がない代わりに家賃を割高に設定している物件もあるため、地域の家賃相場と比べながら調べることをおすすめします。
仲介手数料は、不動産会社によって下げてくれる可能性もあります。
また、不動産会社を介さず直接物件の管理会社に連絡することで手数料を下げられることもあります。
引っ越しの閑散期である7~8月は不動産会社が「入居を早く決めてほしい」と考えます。数社に問い合わせ、仲介手数料の交渉をしてみるという手もあります。
敷金、礼金、仲介手数料は費用の大きな部分を占めるので、あきらめずに交渉してみましょう。
マイホームの引っ越しにかかる費用
マイホームには大きく分けて中古物件と新築物件があります。賃貸物件とは異なり、手付金や頭金などが必要です。
以下の記事では新築住宅へ引っ越しする相場や費用の内訳をまとめています。
手付金
手付金は、「いまからこの物件に手を付けますよ」という、買う意思を表すために物件の売主に払うお金です。
手付金は物件購入代金の5~10%が相場とされています。
あくまで相場であり、物件によっては15%取るところもあります。
頭金
頭金は、物件購入代金の一部をローンではなく自己資金で払うお金のことです。
購入価格の2割以上が頭金としてふさわしいとされています。
先々の返済や金利が上がったときのことを考えて、あらかじめ自己資金で一部を支払う方も多くいます。
ローンを組んだ場合、融資額が何%になるかは、銀行が物件を査定したうえで決定します。
中古物件などの場合は100%融資とならないこともあり、その場合は頭金が必要です。
諸費用
諸費用は、不動産契約の際にかかる手数料や税金などを含めた諸々の費用です。
司法書士代、登記費用、印紙代、火災保険料、不動産取得税などがあります。
物件ごとにかかる諸費用の項目と金額は変わるため、注意が必要です。
仲介手数料
不動産会社に物件購入の仲介を依頼した場合は仲介手数料が必要です。
その費用は法律で決められています。
400万円以上の物件は(売買価格×3%+6万円)×消費税です。
さらに、中古物件を購入した場合はリフォーム費用がかかることもあるため注意が必要です。
手付金、頭金、諸費用は安くできる?
手付金は安くならないと思っておきましょう。
手付金を安くすることは売主側に不利であるため、通常は下がることはありません。
100%融資の場合は、頭金は自由に設定できます。
銀行によって融資の判断基準が異なるため、もしローン審査の結果、100%融資ではなかった場合は、他の銀行にローン申し込みをして比べてみるとよいでしょう。
諸費用は物件によってかかるものが異なるため一概には言えませんが、税金の優遇制度を活用できれば下げることができます。
たとえば登記する際に収める登録免許税や不動産取得税は、一定要件を満たせば軽減措置が受けられます。
家具や電化製品、日用品の費用
引っ越し先が決まったら、家具や電化製品、キッチン用品や日用品などが必要です。
どんなものがそろっているとよいでしょうか。
新婚が購入しているものと、費用の平均についてまとめました。
電化製品
ブライダル総研の新婚生活実態調査によると、新婚の家電製品の総額でもっとも多かったのは20~40万円、次に40~60万円、3番目に15~20万円でした。
平均費用は33.4万円でした。
新婚(初婚)が購入した10位までの電化製品は以下です。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 炊飯器
- 電子レンジ
- 掃除機
- 照明器具
- エアコン
- テレビ
- ドライヤー
- トースター
インテリア・家具
新婚のインテリア・家具の総額でもっとも多かったのは20~40万円、次に40~60万円、3番目に15~20万円で、平均費用は28.4万円でした。
もっとも多かったのは、カーテン類、次いでラグ・カーペット・じゅうたん、自分たち用の布団、ソファ、食器棚と続いています。
部屋の中を見せないためのカーテンは最優先で買われています。
出典:ブライダル総研 新婚生活実態調査2018 2019年3月
キッチン用品と日用品
コンロ、鍋、食器類、茶碗、箸、カトラリー系(スプーンやフォーク)、おたま、しゃもじ、コップなどが一般的です。
コンロは備え付けてある場合もあるので確認しましょう。
日用品はシャンプー、リンス、ボディソープ、洗顔料、歯ブラシ、歯磨き粉、タオル、食器用洗剤、洗濯用洗剤などがあれば、最低限の生活はスタートできるでしょう。
▼その他にも引っ越しで必要な家具・家電の費用を解説しているので、あわせてご覧ください。
費用を安く抑えるには?
量販店とネットをうまく使うことで費用を抑えられます。
複数の量販店の価格を比較し、もっとも安いものをチェックし、そのうえでネット通販の価格と比較してみるとよいでしょう。
量販店よりもネットのほうが安いこともあります。
家具とインテリアはイベント会場などでアウトレット即売会が行われることもあります。
また、もし新品にこだわらない場合はリサイクルショップを利用する方法もあります。
結婚前に一人暮らしをしていた場合は、どちらかの家具を使い、余った家具は買取に出して資金にするのもよいでしょう。
まとめ
引っ越し費用は契約・購入時に必要な費用、引っ越しするときに必要な費用、新生活をスタートする際に必要な費用に分かれます。
高額な引っ越し費用も、項目ごとに細かく分けてみると、値下げ交渉が可能な部分や、節約できる部分がたくさんあります。
今回紹介したコツをパートナーと共有し、引っ越し費用を抑えましょう。
節約できた分は、新婚生活を豊かにする資金として使えます。
ぜひ参考にしてみてください。
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