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いらない着物を売りたい!おすすめ買取店|買取相場価格や処分方法を解説


現代人の大半が普段生活の場で着用しているのは、着物ではなく洋服です。そのため、行事の際に一度着ただけの着物や祖父母から譲り受けた着物が眠っている家庭も多いでしょう。
場所を取るため処分したい……と思う人もいると思いますが、需要が高まっているため、買取に出すと思わぬ金額になるかもしれません。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
不要になった着物を処分する前に
着物は洋服と比べても保管が難しく、収納場所もとってしまいます。ですから、着物をゴミとして処分する人も少なくありません。
しかし、着物の中には価値の高い品もあり、ゴミとして処分してしまうにはもったいないことがあります。
また、洋服や小物をリメイクしてオリジナルのファッションとして楽しむ若者も増えてきました。最近では、着物のリメイクが人気となっています。
古着ブームにも火がつき、冠婚葬祭や行事の際に着物を着用する時、新品ではなくあえて中古を選ぶ人もいます。
このように洋服の時代となった現代でも、着物の需要は一定数あります。着物を処分してしまう前に売却や買取という選択も考えてみましょう。
要らない着物の買取なら「高く売れるドットコム」

着物や古銭、切手などを買い取っている「高く売れるドットコム」は、東証一部上場企業が運営している買取サービスです。
使用感がある着物も買取可能。WEBや電話0120-503-864で無料事前査定を受けられます。とりあえずいくらで売れるか知りたい方もおすすめですよ。
▼他サービスも検討したい方は着物のおすすめ買取サービスをご紹介しているこちらの記事をご一読ください。
高く売れる着物の種類
残念ながら、どんな着物でも良い値で売れるわけではありません。そこで実際にどんな着物が売れるのか、種類別にまとめました。
振袖
成人式の晴れ舞台で女性が礼装として着用するケースが多い振袖です。見るからに華やかな印象を与えるたもとの長い振袖は、着物の中でも高価な商品が多いです。また、その需要の高さから、売れやすい着物と言えるでしょう。
ただし売れやすさの反面、流行に左右されやすい種類のため、買取価格に差がつきやすくなります。
▼振袖のおすすめ買取店や買取相場価格についてはこちらの記事で解説しています。
留袖
既婚女性が着用する礼装にあたる留袖です。黒留袖と水色やピンクなどの色留袖があります。
黒留袖は結婚式、色留袖は入学式や卒業式などの式典に着用するのが一般的です。特に紋の多い格式の高いものほど買取価格が高くなります。
対して、色留袖は黒留袖よりも需要が高く売れやすい傾向にあります。
▼留袖のおすすめ買取店や買取相場価格についてはこちらの記事で解説しています。
友禅
着物の種類のひとつに、日本の伝統的な技法を用いて着色をする友禅染めがあります。美しい色合いと模様が特徴の着物で、売れやすい着物と言えるでしょう。
友禅染めにも京友禅、加賀友禅、江戸友禅などの種類があり、それぞれに異なる特徴を持ちます。特に高値で買取されるのは、加賀友禅です。
訪問着
年齢に左右されずに着用できる訪問着も、売れやすい着物のひとつです。特に有名な作家の訪問着は、査定額が高くなります。
小紋
小さな模様が繰り返されているデザインが特徴的な小紋です。着物の中ではカジュアルな部類に入ります。
モダンでおしゃれな柄が多いため、着物好きな若者に人気の着物です。リメイクの材料としても使いやすいことから、売れやすい着物です。
着物の買取価格相場は?
需要の高さから、人気のある着物は買取価格も高額です。ただし、着物には多くの種類があり、素材や元値も品物によって大きく異なります。
買取価格の相場は100〜20,0000円程度です。ノーブランドで素材もポリエステルなどの安価な繊維が使用された着物や浴衣になると、買取価格相場は100円~300円。
反対に作家もので高級な絹が生地に使用されたものなどは、100,000円~が中心価格帯です。
帯の買取価格相場
着物といえばセットとなる帯は欠かせません。実は帯にもいくつもの種類が存在しています。帯は種類によっても買取価格相場は異なるのが特徴です。
袋帯
中でも高値がつきやすいのは袋帯です。デザイン豊富で扱いやすいのが人気の理由と言えます。
もともとは丸帯と比べると低価格なものが多かったものの、需要が高いこともあり高額な品もたくさん出回るようになりました。
袋帯の買取価格相場は、10,000~30,000円ですが、有名作家の品などになると150,000~20,0000円、あるいはそれ以上の値がつく袋帯もあります。
名古屋帯
名古屋帯も袋帯と同様に人気の高い帯です。そんな名古屋帯は4,000~13,000円が買取価格相場です。
状態が良く希少なものになると50,000~100,000円の値がつくでしょう。
丸帯
昔は主流だった丸帯ですが、現在は袋帯の台頭により、需要が少なくなってしまいました。そのため有名なものをのぞくと3,000~10,000円が相場でしょう。
中には、一般の需要は少なくてもコレクションとしての価値が高いアンティーク品もあります。その場合に、100,000円以上の査定も期待できます。
こちらの記事では、帯の買取価格相場をより詳しく紹介しています。売りたい小物がある方は、ぜひご参考ください。
高く売れる着物の特徴・コツ
少しでも高く着物を売りたいと思うなら、高く売れる着物の特徴やコツを押さえておきましょう。
保存状態が良いもの
どんな種類の着物でも、保存状態が良いもののほうが高く売れます。桐タンスなどにしまい、定期的に風通しをしながら保存しましょう。汚れやシミ、ほつれなどがないほうが、もちろん買取価格はアップします。
需要のあるもの
着物の買取価格は、需要の高さに比例します。必ずしも購入時に高かった着物が高く買取られるわけではありません。
正絹の着物
高級な着物のほとんどは、生地が正絹で仕立てられています。夏は涼しく、冬は温かい正絹は、化学繊維にはない上品な光沢と滑らかさが特徴の繊維です。
製造工程に時間がかかり、非常に価値の高い正絹の着物は高値で買取される筆頭の品と言えるでしょう。
老舗織屋・有名作家や伝統工芸品の着物
由緒正しい老舗織屋や有名な作家による着物は、ノーブランド品よりも基本的に高く売れます。また、日本の伝統工芸品とされる加賀友禅や西陣織りの着物も一般的な着物よりも高値がつきやすいでしょう。
その際、着物の価値を証明できる証紙の有無で買取価格は大きく変わります。どんな着物にも証紙があるわけではありません。もともと価値のある着物にのみ与えられていますから、証紙がある場合は必ず用意しましょう。
アンティーク着物として需要があるもの
昭和初期以前の着物は、アンティーク着物としてレトロな柄が人気となっています。
女性人気の高いアンティーク着物は、観光地での町歩きやファッションとして需要が高く、高額な値がつく品も少なくありません。
グラムやまとめてで買取していない店で売る
着物の買取をしているお店にも、さまざまな業者があります。中にはグラムによる買取やまとめ買いをしているお店もあります。こうしたお店は、値段のつきにくい着物を売るには便利です。ですが、1枚でも価値のある着物には向きません。
着物需要が高い場所での販売ルートを持っている店で売る
着物の需要が高い場所での販売ルートを持っているお店は、高く着物を買取ることができます。逆に販売ルートを持たないお店は、買取った着物をさばくのに苦労をするため、高値で買取ができません。
着物の買取を専門としている店で売る
着物を専門とした買取店は、着物の鑑定スキルに優れ、最新の相場を参考に買取をおこないます。価値のある着物を、適正な価格で買取ってもらえるでしょう。
複数社を比較し見積もりをする
少しでも着物を高く売りたいなら、複数の業者から見積もりを出してその中から一番高値のついた業者に売るのがオススメです。
値段がつきにくい着物
高値で売れる着物がある一方で、値段がつきにくい着物もあります。どのような着物が値段がつきにくいのでしょうか。
シミやカビがあるもの
着物は湿気に弱いため、風通しが悪く湿度の高い場所で保存するとシミやカビが発生しやすくなります。シミやカビが発生していると、良い着物でもぐっと値がさがってしまうでしょう。
こちらの記事では、安く着物クリーニングをおこなっている専門店を紹介しています。高価な着物があるのにもったいない……と思っている方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
喪服
喪服は家紋入りが多く、また着用シーンが限られているため需要があまり高くありません。また、縁起の面から、中古の人気がないのも売れない理由です。
▼一部の喪服・礼服は買取が可能です。以下記事では喪服・礼服の買取について解説しています。
多くの人に合うサイズではない
極端にサイズが小さいもの、反対に大きいものは平均的なサイズよりも需要が少なくなります。売れないわけではありませんが、買取価格は需要とも比例するため査定額は下がりがちになってしまいます。
丈が短い
サイズの合わない着物は、オシャレとは言えません。丈の長い着物は、自分に合わせて仕立て直しができます。ですが、丈が短いと仕立て直せないため需要が低くなり、高くうるのは難しくなってしまいます。
麻、綿、ポリエステルやウールなどの素材でできた着物
クオリティの高い着物の生地といえば、正絹になります。正絹と比べるとポリエステルや綿、麻、ウールは安価な着物が多いため、買取価格も安くなりがちです。
もちろん、これらの素材が全て安いわけではありませんが、査定が安価になる品も多いと言えます。
浴衣
浴衣は着用シーズンが限られ、素材も綿と新品でもリーズナブルな製品がほとんどです。ですから、全般的に買取価格が高くありません。
▼浴衣の買取相場価格については以下記事で詳しく紹介しています。
オークションやフリマアプリとどちらが売れるか
帯を高値で売りたいなら、手軽に利用できるオークションやフリマアプリよりも買取専門店の方が良いでしょう。
着物は万人に需要があるというより、愛好家やハンドメイドを楽しむ人々に買い求められるものです。販売ルートを確保している買取専門店の方が売れやすいでしょう。
一方で、万人に人気のあるアイテムは、オークションやフリマアプリでも買い手がすぐにつきやすいでしょう。買取専門店で値がつかないような着物でも、オークションやフリマアプリでなら売れる可能性もあります。
まずは買取専門店で無料査定し、もし、買取不可だった場合はオークションやフリマアプリを利用してみても良いのではないでしょうか。
いらない着物の寄付や処分をする際の方法
古い着物を手ばなすのなら、NPO法人に寄付をするという手があります。
送料を負担しなければいけないケースがほとんどですが、社会貢献という意味で大いに価値がある選択肢になります。Webサイトから簡単に寄付の申し込みが可能ですから、「もう一度、誰かに使ってもらいたい」と思ったときにぜひ見当してみてください。
もし、不要品として処分をするなら、自治体のルールに従いましょう。1枚なら可燃物として処分できる地域が多いようですが、中には、古着として資源回収に出さなければいけないところもあります。自治体によりさまざまな処分方法があるため、必ず確認しておきましょう。
▼こちらの記事では、着物の処分方法について詳しく触れています。ぜひ、あわせてご参考ください。
まとめ
家庭によっては宝の持ち腐れとなってしまう着物は、NPO法人に寄付をしたり、不要品として処分したりする方法もあります。
ですが、着物の中には高価買取してもらえるものも少なくありません。最近では、着物をお出掛け用のファッションとして着用したり、リメイクをして楽しんだりする若者も増え、需要が高まっています。
これまで紹介した高く売れる着物の情報やコツを参考に、不要な着物の売却に挑戦してみてはいかがでしょうか。

弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)
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