お葬式の費用は安くできる?葬儀の相場や種類を徹底比較

一昔前まで、お葬式は伝統的な葬儀を執り行うことが当たり前とされました。しかし、人々の生活や価値観が多様化した現代、葬儀の形式も自分たちに合ったものを選択できるようになりました。この記事では、費用相場を軸に葬儀の種類やサービスを紹介します。
お葬式の費用は安くできる?葬儀の相場や種類を徹底比較

近年、終活の一環として生前整理と同じように、自分の葬式や埋葬方法についても事前に考え準備する人が増えています。誰にでも訪れる死であるからこそ、前もって考えておく必要があります。

この記事では、お葬式にかかる費用の相場や葬儀の種類などについてまとめてみました。ぜひ、参考にご覧ください。

お葬式の総額費用 | 平均相場は196万円

お葬式の総額費用 平均相場は196万円

この数字は、日本消費者協会の調査(2017年)によるものですが、地域によって、また執り行う葬儀の種類によっても金額に格差があります。しかし、ある程度のまとまったお金が必要になるのは確かです。

また、全体的な金額がわかったものの、何にどれくらいの費用がかかっているのか具体的に知りたいと感じる人も多いのではないでしょうか。では次に、費用の内訳について見ていきましょう。

葬式費用の内訳は?

お葬式を執り行う際、必要な費用は主に次の3つに分けられます。

葬式費用の内訳は?

葬儀一式の費用(約121万円)

葬儀自体にかかる費用のことです。遺体の搬送、通夜・葬儀・火葬などに必要な物や人、場所にかかる費用で全体の5〜6割を占めます。上記の価格は、一般葬という日本ではよく執り行われる葬儀形式の費用で、その他の形式の場合では、価格が異なります。種類別の費用に関しては、下記「葬儀の種類とかかる費用」でとりあげます。

葬儀会社では「セットプラン」として案内されている場合がありますが、その中に何が含まれているのか、追加で費用が増える可能性があるのかを見積もりの際に具体的に確認して、予算と請求金額のギャップでトラブルが生じないようにしておく必要があります。

飲食など接待費用(約30万円)

通夜から葬儀にかけてふるまう飲食費や人件費、返礼品の費用で、人数や内容によって増減します。全体のおおよそ2〜3割程度を占めます。

寺院費用(約47万円)

仏式の場合、僧侶に読経料や戒名料、お車代やお食事代などのお礼として渡す、お布施の費用です。地域や宗派、寺ごとによって価格が異なります。

参考:葬儀業界の現状 | 7.葬儀費用の紹介(全国・関東B)全日本葬祭業協同組合連合会

葬儀の種類とかかる費用

葬儀の種類とかかる費用

昨今、故人や家の事情、価値観などで葬儀のニーズも多様化し、様々な葬儀形式の中から自分たちに合ったものを選べるようになりました。ここでは、葬儀の種類をいくつかご紹介したいと思います。

一般葬

日本で昔から執り行われている、文字通り一般的な葬儀の形です。家族や親族だけでなく、友人、職場や近隣の人など、故人と生前付き合いのあった幅広い人に参列してもらいます。参列者の人数により異なりますが、50名ほどの規模で葬儀自体にかかる費用は、90万円〜120万円がもっとも多い価格帯です。

家族葬

家族や親族、友人など、親しい人のみで執り行う小規模な葬儀形式です。参列者は10~30名ほどで、一般葬と同様、通夜・告別式から火葬までを行います。

家族葬の葬儀自体にかかる費用は、40万円〜100万円くらいで、価格帯の幅が広いといえるでしょう。小規模であるため、一般的な葬儀より費用を抑えられる事が多いですが、地域の特性に加え、故人や遺族の想いを尊重して内容にこだわるケースも増えているため、一般葬より高くなる場合もあります。

一日葬

一日葬は、通夜を行わず、告別式と火葬を1日で行う葬儀形式です。一般的なお葬式は、通夜から葬儀・告別式まで2日かけて行いますが、1日で執り行うため、家族の身体・精神的負担や、経済的な負担も軽くなります。また、多忙な人や遠方からの参列者もスケジュールを調整しやすいので、近年需要が高まっています。

一日葬の葬儀自体にかかる費用は、30名ほどの規模で30万円〜50万円くらいです。

直葬(火葬)

直葬は、通夜や告別式などの儀式を行わず、火葬のみを行う葬儀形式です。法律で定められた死後24時間の間、自宅や病院などに安置した後、直接火葬場へ運びます。

直葬に必要な費用は、棺、遺体を運ぶ車両代、火葬場の利用料などだけなので、10万円〜20万円前後と、一般的な葬儀費用の2割~3割程度に費用を抑えることができます。直葬は近親者の立ち会いのみで執り行う場合が多いですが、希望があれば、僧侶を呼んで読経してもらうことも可能です。

ここまで、お葬式にかかる費用についてまとめました。葬儀の種類や地域によって差はありますが、まとまったお金が出ていくのは確かです。ただし、執り行う葬儀の種類や一定の条件を満たす場合に入ってくるお金もあります。

お香典と給付金制度

お香典と給付金制度

では、どんなものがあるか見ていきましょう。

お香典

香典はもともと、故人に対する供養の気持ちを表わす行為として、お線香やお花を霊前に供えるものでした。また、遺族が当面の生活に困らないよう近隣の人から食料などの物資が供給される時代もありました。そして、現代では葬儀という突然の遺族の出費に対する「助け合い」の意味で、現金を渡すことが慣習となりました。

一般葬の場合、参列者から香典を受け取ります。故人との関係の近さや地域により頂く金額は異なりますが、平均すると7千円前後といわれています。参列者が50人の場合、35万円ほどが香典収入となります。後日、香典返しで頂いたお香典の半分から1/3程度のお品物をお返ししますが、葬儀の費用を補填できるので、金銭面での負担が軽減されます。

家族葬の場合、一般葬に比べて葬儀自体の費用が少なく出費が抑えられるイメージでしたが、参列者が少ない分、お香典による補填額も減るので、一般葬より家族の金銭的な負担が増えることもあります。

給付金制度

故人が国民健康保険、または後期高齢者医療制度に加入していた場合、住民登録している市区町村より、葬祭費が支給されます。東京23区の場合は一律7万円、横浜市や大阪市は5万円など、市区町村により支給額は異なります。

故人が会社の健康保険に加入していた場合、加入している健康保険協会より、埋葬料が支給されます。組合健保・協会けんぽ、共済組合、船員保険の埋葬料は5万円が支給されます。

葬祭費、埋葬料と加入している保険により名称は異なりますが、どちらも手続き申請が必要です。また、葬祭費は葬儀を行った日の翌日から2年、埋葬料は死亡した日の翌日から2年という期限が設けられています。これらも貴重な補助資金となるため、葬儀が終わったあと、忘れずに申請しましょう。

世界一高い?日本と海外の葬式費用を比較

世界一高い?日本と海外の葬式費用を比較

執り行う葬儀の種類によってかかる費用に差はありますが、ある程度まとまったお金が必要になるお葬式。日本ではいまだに、「お葬式=高い」というイメージがあります。では、他の国のお葬式にかかる費用はどれくらいでしょうか。3つの国で平均金額を比べてみました。

  • アメリカ…44万円
  • 韓国…37万円
  • ドイツ…20万円

日本のお葬式にかかる費用相場は、他の国と比べてもダントツで高いことがわかります。これは文化や宗教の違いによるものですが、一般的な仏式の場合、祭壇の設置や寺院費用に加え、通夜から埋葬までの儀式の回数も多いため、その分費用がかかります。

また、葬儀の規模も高額な費用がかかる要因となります。海外では親族や親しい友人だけが参列するのに対し、日本では親族・友人に加え、会社の上司や部下、ときには取引先の人など多くの人が参列するため、執り行う側・参列する側もお葬式の費用が他の国と比べて高くなることがわかります。

日本と海外で葬儀にかかる費用が異なるように、わたしたちも一人ひとり葬儀に対する考え方が異なります。今は葬儀の種類も選べるので、形式にこだわらず、ご自身が納得のゆく葬儀を選択することが大切です。

相場や種類を比較できるサービス紹介

ここから、もしもの時に役立つサービスサイトをご紹介します。どれくらいの規模で、どんな葬儀にするか事前に決めておくなら、金銭面や精神的な負担が軽減されます。ぜひ、参考にしてみてください。

小さなお葬式

小さなお葬式

株式会社ユニクエストが全国で提供する、低価格・高品質の葬儀ブランド。「WEB葬儀サービス」の先駆者として、葬儀業界の不透明さ、分かりにくい料金体系を明瞭にしてきました。2017年度には、葬儀受注件数において業界No.1の実績を上げています。メディアにも紹介された注目のサービスです。

参考:葬儀・葬式なら【小さなお葬式】公式サイト|生前準備から葬儀後まで全てサポート

いい葬儀

いい葬儀

全国の葬儀社を検索し、お葬式の見積もりや手配が出来る日本最大級の葬儀ポータルサイト。運営する鎌倉新書は、長年にわたりお葬式をはじめ、お墓・仏壇・相続など、私たちが人生の終盤に必要となる知識や情報を提供しています。業界に幅広い情報ネットワークを持っているので、安心して利用できます。

参考:葬儀・葬式・家族葬なら「いい葬儀」日本最大級の葬儀相談・依頼サイト

まとめ

今回、お葬式にかかる費用をはじめ、葬儀の種類や香典・給付金など入ってくるお金についてご紹介しました。一昔前までは、伝統的な葬儀を執り行うことが当たり前とされましたが、人々の生活や価値観が多様化して、葬儀の形式も選択ができるようになりました。故人や遺された家族にとってより良いエンディングとなるよう、事前に準備しておくとことが大切です。

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赤松愛 / 専属ライター
赤松愛 / 専属ライター

猫を愛してやまない心優しいライター。アイコンの猫ちゃんは自作のイラスト。読みやすい記事作りを心がけています。

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