- 骨董品買取おすすめ
骨董品買取おすすめ業者12選!買取相場や高く売るコツなど紹介

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
※「高く売れるドットコム」「おいくら」は弊社マーケットエンタープライズが運営するサービスです。
骨董品の価値というのは、よほどその知識に精通している人ではないと気付きにくいものです。価値がないと思っていた骨董品が、買取業者の査定で高額な値がつくということも珍しくありません。
しかし、売り方や買取業者の選び方を間違えると、後悔する結果になってしまうことも。
この記事では損をせずに満足いく買取を実現させるために、主に次の3つをご紹介します。
- 骨董品の買取おすすめ業者
- 骨董品の買取相場
- 骨董品の買取業者の選び方
- 骨董品の高価買取してもらうコツ
ぜひ参考にしてみてください。
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
骨董品の買取おすすめ業者12選
高く売れるドットコム
「高く売れるドットコム」は東証プライム上場企業の弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービスです。
買取方法は出張・宅配・店頭からお選びいただけます。出張買取では知識豊富な査定員が丁寧に査定を行い、市場価格を参考に価値をしっかりと見定めた適正価格で買取いたします。
また、総合買取サービスとして骨董品・古美術品以外にも、着物・ブランド品・古銭・貴金属・オーディオなど、その他にも幅広い商品の買取を行っています。弊社公式サイトにて買取対応商品や買取実績をご確認いただけます。
骨董品・古美術品以外にも気になる品物がある方はまとめて査定に出すことをおすすめします。買取依頼のお申し込みは、電話0120-503-864(※年末年始除く9:15~21:00)また下の緑のボタンからお気軽にどうぞ!
初めての方も専門のオペレーターが丁寧に対応いたします。また、出張買取ではスタッフが無料でご自宅までお伺い、その場で査定・現金買取します。お気軽にサービスをご利用ください。
WEB査定 | WEB買取専用サイト |
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サービス名 | 高く売れるドットコム |
電話査定 (お急ぎの方) |
0120-503-864(※年末年始除く9:15~21:00) |
運営会社 | 株式会社マーケットエンタープライズ |
高く売れるドットコムでの骨董品買取については以下動画で詳しく解説しています。
いらないものを高く売るための情報を毎週配信中!チャンネル登録はこちらからどうぞ!
福ちゃん
出典:福ちゃん公式サイト
福ちゃんは骨董品や美術品への豊富な知識をもった熟練の査定士が在籍しており、200万件の買取実績がある業者です。
店頭買取、出張買取、宅配買取と3つの買取方法に対応しているので、全国どこからでも利用できます。WEB査定で大まかな査定額を事前に知ることも可能です。また、買取サービスには費用が一切かかりません。
WEB査定 | WEB買取専用サイト |
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サービス名 | 福ちゃん |
運営会社 | 株式会社REGATE |
日晃堂
出典:日晃堂公式サイト
骨董品は価値が分かりづらいからこそ、経験豊富なスタッフに依頼したいもの。
日晃堂は、その道何十年というプロ中のプロの鑑定士が在籍し、安心・納得の鑑定結果が支持されている買取業者です。
特に骨董品や古美術品の買取査定で高い評価を得ています。
茶道具・絵画・掛軸など種類は問わず、「倉庫や蔵の中身丸ごと」といった大量の骨董品でも対応してもらえます。
WEB査定 | WEB買取専用サイト |
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サービス名 | 日晃堂 |
運営会社 | 株式会社 日晃堂 |
おお蔵

参考:OKURA公式サイト
「おお蔵」は日本全国で出張買取を行っている買取サービスです。
出張買取の流れは、お申込み後に査定士がご自宅に訪問し、その場で現金買取とシンプルで分かりやすいです。
骨董品以外にも、時計・食器・宝石なども買取対応しているため、まとめて簡単に売る事ができます。
出張料・査定料・キャンセル料・手数料は全て無料です。また、女性バイヤーも在席しているため、どなたでも安心してご利用いただけるサービスです。
公式サイトでは高価買取実績やお客様の声などを掲載しています。ぜひご確認ください。
WEB査定 | WEB買取専用サイト |
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サービス名 | おお蔵 |
運営会社 | 株式会社ゲオホールディングス |
骨董品買取こたろう
こたろうは店舗・出張買取をメインに骨董品の買取を行っています。店舗の所在地は東京(渋谷区)・大阪(大阪市西区)・愛知(名古屋中村区)・福岡(博多区)の4店舗。出張は全国に対応しています。
また、メール・LINEでの無料査定も行っています。作家名が分からない骨董・美術品でも対応可能です。「売りたい・処分したい骨董品の価値が分からない」という方は、まずは無料査定を依頼してみるのがおすすめです。
バイセル
出典:バイセル公式サイト
バイセルは上場企業のバイセルテクノロジーが展開する骨董品買取サービスです。
ホームページからの査定申し込みで無料出張買取を実施してくれます。最短即日対応・全国対応のため誰でも利用しやすいサービスとなっています。
WEB査定 | WEB買取専用サイト |
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サービス名 | バイセル |
運営会社 | 株式会社BuysellTechnologies |
獏
獏(バク)は絵画や美術品の買取を得意とする買取業者です。
HPでは絵画はもちろんのこと、壺や鉄瓶、茶器などの陶器、骨董品の買取実績も豊富に公開されています。
また美術品を専門に扱っているだけあり、作者不明の作品や鑑定書の無いもの、汚れやダメージがあるものなども査定してくれます。
ご自宅やご実家に昔から飾ってある正体不明の絵画を、この機に査定だけしてみる、といったことも面白いのではないでしょうか。
査定方法はメール・電話・LINEにて対応。買取方法は出張・宅配・店頭買取に対応しています。
ReRe

弊社が運営するReReの買取サービスでは、買取金額に応じてReRe内で販売されているリユース品の購入に使えるポイントがつく、という珍しいサービスを展開しています。
ReReで買えるのは、パソコン、デジタルカメラやブランドバッグ、テレビや洗濯機などの生活家電、アウトドア用品などまでさまざま。
いずれも初期不良や交換対応、無料修理などに対応しているので、安心して購入できます。
お手持ちの骨董品を手放して欲しいものがある方は、ぜひご検討ください。
WEB査定 | WEB買取専用サイト |
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サービス名 | ReRe |
運営会社 | 株式会社マーケットエンタープライズ |
おいくら
出典:おいくら公式サイト
全国各地の複数のリユースショップへまとめて買取査定を依頼できる一括査定サービスが、東証プライム上場企業の弊社マーケットエンタープライズが運営するおいくらです。
スマホやパソコンから情報を入力すると結果がメールが届き、最大20社の中から最も高価で買取してくれるところへ依頼できる、とても便利なサービスとなっています。
骨董品買取は買取店選びが非常に重要だからこそ、気軽に一括査定できるおいくらの利用がおすすめです。
WEB査定 | WEB買取専用サイト |
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サービス名 | おいくら |
運営会社 | 株式会社マーケットエンタープライズ |
骨董品買取りセンター

骨董品買取センターは全国で活躍している鑑定士・査定士との関係を構築し、骨董品の正確な査定を実施している専門店です。店舗を構えていないため、原則、自宅まで出張査定に訪問する形になっています。買い取り代金は基本的にその場で現金支払いのため安心です。ホームページには明治時代京薩摩焼などあらゆる骨董品・絵画の買取実績が掲載されているため、ぜひチェックしてみてください。対応エリアは日本全国です。
古美術 八光堂

40年以上に渡って骨董買取を行ってきた老舗古美術商(買取販売業者)です。茶道具や陶器をはじめ、美術品、絵画、掛軸などを幅広く取り扱っています。鑑定・査定の方法には、店舗への持ち込みのほか、定期的に開催される各地での出張無料鑑定会、メール査定、LINE査定、出張買取も用意されています。日本全国出張料が無料で、査定に料金が発生することもないので気軽に利用できます。
骨董品の定義
骨董品とは「製造から100年以上経っている美術品・工芸品・手工芸品」であると1934年にアメリカで制定された通商関税法で定義されています。
それでは「骨董品とアンティークに違いはあるの?」と思う方もいるかもしれませんが、大きな違いはありません。骨董品は主に「アジアで製造され、100年以上経過している物」で、アンティークは主に「ヨーロッパで製造され、100年以上経過している物」を指すことが多いです。「アンティーク」という言葉はフランス語から来ている、と覚えると分かりやすいでしょう。
しかし、日本で製造されてから100年以上経過している商品に対しては混合している場合があります。基本的に、明治以前に製造された品は「骨董」、明治以降に製造された品は「アンティーク」と呼ばれることが多いです。
「ヴィンテージ」という言葉も使われますが、1950年代~1970年代の品を意味する場合が多いです。また、ヴィンテージ品は骨董品やアンティークよりもカジュアルな品を指す事が一般的です。
骨董品の種類別買取相場
ここでは多くの買取業者が対応している骨董品の種類別買取相場を紹介します。
茶道具の買取相場
茶道具は茶道に使用される道具の総称です。茶道具の種類としては以下の物があります。
茶道具名 | 用途 |
---|---|
茶碗 | お茶をいただくための器 |
棗(なつめ) | 粉末上の抹茶を入れる容器の一種 |
茶杓(ちゃしゃく) | 抹茶をすくう道具 |
水差し | お茶の温度を調節したり、茶碗や茶筅をすすいだりするときに使う道具 |
釜・茶釜(ちゃがま) | お湯を沸かすための釜 |
袱紗(ふくさ) | 点前の中で道具を清めたり、釜の蓋をとるときに使う布 |
茶筅(ちゃせん) | 茶道において抹茶を点てるのに使用する茶道具 |
扇子(せんす) | 挨拶などで使う道具 |
懐紙(かいし) | お菓子を食べる時のお皿代わりにしたり、お茶を飲んだ後の茶碗を拭うのに使用する道具 |
茶道具によって買取価格は大きく変化します。また、茶道具をセットで買取に出すことで単体の買取価格よりも高く売れる可能性が広がります。ここでは茶道具別の買取相場を紹介します。
茶道具名 | 作家 | 作品名 | 買取相場 |
---|---|---|---|
茶碗 | 河井寛次郎 | 三色碗 茶碗 | 180,000~300,000円程度 |
棗(なつめ) | 北村昭斎 | 秋草螺鈿八角棗 | 15,000~30,000円程度 |
茶杓(ちゃしゃく) | 千利休 | – | 90,000~250,000円程度 |
水差し | 波多野善蔵 | 萩焼水指 | 52,000~68,000円程度 |
釜・茶釜(ちゃがま) | 角谷一圭 | 芦屋写竹地紋真形釜 | 170,000円程度 |
袱紗(ふくさ) | 土田友湖 | 瓦燈草花文紹巴出帛紗 | 56,000円程度 |
茶筅(ちゃせん) | – | 煤竹真茶筌5本 | 30,000円程度 |
扇子(せんす) | 池大雅 | 山水図漢詩文賛扇子 | 81,000円程度 |
懐紙(かいし) | 即中斎 | 自筆懐紙 | 500,000円程度 |
掛軸・絵画の買取相場
掛軸・絵画は骨董品の1種類であり、骨董品よりも美術的価値のある品を意味する「古美術品」と呼ばれることもあります。
掛け軸は「書」「絵」「書と絵を合わせた作品」の3種類に分類されます。
- 「書」は単語のみ・漢詩・和歌・俳句などを文字で書き表したものです。
- 「絵」は水墨画・日本絵画・肉筆浮世絵などです。
- 「書と絵を合わせた作品」は掛け軸の上部に「書」を、下部に「絵」を施した物です。
更に、各国の文化を表現した「日本画」「中国掛け軸」「仏画」「水墨画」「花鳥画」「美人画」等もあります。これらの品は非常に高値で取引されることが多いです。
絵画の種類は「技法」「流派」「作品物」の3ジャンルに分けることができます。各ジャンルには下記等の物が入ります。
ジャンル | 種類 |
---|---|
技法 | 日本画・洋画・油絵・水彩画・アクリル画 |
流派 | 印象派・抽象派・写実主義・ロマン主義・新古典主義 |
作品物 | 静物画・風景画・肖像画・宗教画・歴史画 |
ここでは絵画のジャンル別買取相場を紹介します。
ジャンル | 作家 | 作品名 | 買取相場 |
---|---|---|---|
日本画 | 小山硬 | 富士 | 98,000~125000円程度 |
中国掛け軸 | 陳半丁 | 菊花図 | 400,000円程度 |
仏画 | 木村武山 | 聖観世音 | 45,000円程度 |
水墨画 | 白隠和尚 | 達磨大師像 | 300,000~800,000円程度 |
花鳥画 | 林文塘 | 雨中白 | 30,000円程度 |
美人画 | 小西秀磨 | 美人図 | 80,000円程度 |
陶磁器・焼き物の買取相場
陶磁器とは「土や石を原料として用い、成型して焼いた物」を意味し、焼き物としても知られています。
一方で、磁器と陶器の違いは、陶器が「長石10%、珪石40%、粘土50%を含む物」、磁器が「長石30%、珪石40%、粘土30%を含む物」とされています。
陶磁器は「陶器」「磁器」以外にも、「石器」「土器」を含む4種類に分類できます。
ここでは作家別の焼き物買取相場を紹介します。
作家 | 作品 | 買取相場 |
---|---|---|
荒川豊蔵 | 瀬戸黒 志野焼 | ~500万円程度 |
三輪休雪 | 萩焼 | ~200万円程度 |
河井寛次郎 | 三色打薬茶碗など | ~200万円程度 |
酒井田柿右衛門 | 濁手花文花瓶など | ~100万円程度 |
濱田庄司 | 柿釉青流描角鉢など | ~100万円程度 |
金重陶陽 | 備前焼 | ~50万円程度 |
高橋道八 | 京焼 | ~50万円程度 |
今泉今右衛門 | 色絵薄墨墨はじき時計草文鉢など | ~50万円程度 |
刀剣・甲冑類の買取相場
刀剣は「刀身や剣身を備えている武器の総称」です。一方で、甲冑は「戦闘の際に身体を保護するもの」を意味します。時代によって変わりますが、甲は主に鎧(よろい)を意味し、冑は兜(かぶと)を指すことが多いです。
種類 | 作家 | 作品 | 買取相場 |
---|---|---|---|
刀剣 | 藤原貞広 | 御宝刀 | 20万~50万円程度 |
刀剣 | 藤原宣貞 | 豊州小倉住大和守藤原宣貞 | 40万~50万円程度 |
甲冑 | – | 早乙女家久 甲冑 | 15万~30万円程度 |
甲冑 | – | 時代甲冑 | 10万~30万円程度 |
象牙・珊瑚・翡翠製品の買取相場
「象牙製品」とは像の牙でできた品です。「種の保存法」により象牙の取引は厳しく制限されています。「全形牙」「分割牙」を譲渡し、譲受け、引き渡し、引き取り、全形牙の陳列や広告を行うことはこの法律の規制対象になります。
「全形牙」は登録、「分割牙」は環境大臣および経済産業大臣に「特定国際種事業の届出」を行うことで規制されている上記の取引が可能になります。
「珊瑚」の歴史は紀元前にまで遡るとされています。宝飾品や祭祀の神具・護符、紙幣などに用いられてきました。
「翡翠」は日本のような沈み込み帯のある場所でしか生成されない石であり、日本では考古学的にも重要です。翡翠は2016年に日本鉱物化学会により「国石」に認定されました。糸魚川および糸魚川周辺地域が大きな翡翠の産地として知られています。
種類 | 商品 | 買取相場 |
---|---|---|
象牙 | 象牙置物 | 750,000円程度 |
象牙 | 象牙原木 27.6kg | 1,214,400円程度 |
珊瑚 | 血赤珊瑚ペンダントトップ129.9g | 3,000,000円程度 |
珊瑚 | 本珊瑚/ダイヤモンドリング 16.6g | 96,000円程度 |
翡翠 | 翡翠帯止め 11.8g | 200,000円程度 |
翡翠 | 翡翠リング4.98ct | 170,000円程度 |
骨董品の買取業者の選び方

失敗しない売却には、買取業者の選び方が何よりも大切です。骨董品の価値は、作者や歴史的な価値、保存状態、市場の流行によっても大きく左右されます。鑑定士の審美眼や経験による違いも大きく、同じ品物でも、買い取ってもらうお店によって、何倍もの差がつくときもあります。そのため、骨董品の価値を正しく鑑定し、適正な価格を提示してくれる買取業者を見つけることが重要なのです。ここでは、買取業者を探すときのポイントを解説していきます。
資金力がある業者か
優良な買取業者を見極めるための基準に、その店の資金力があります。骨董品の買取は、現金で支払われる場合がほとんどです。数万円程度の買取ならば、店による違いを感じることはあまりないのですが、数百万~数千万になると資金力がないお店では即金での買取が難しくなります。
資金力のないお店は、買取できる金額に限度があるため、査定額が低くなる傾向にあります。ホームページなどに掲載されている情報のみでお店の資金力を判断するのは難しいですが、査定金額が他社と比べて極端に低い場合には注意が必要です。
査定は複数の業者に依頼するのが基本
業者選びの基本は、複数の業者に依頼して査定を比較することです。買取業者の鑑定力や審美眼は表面的な情報だけではわかりにくいため、実際に査定をお願いして、一番高い査定額を提示した店を選ぶのがよいでしょう。
買取業者によっては査定料金や鑑定費、出張料金、返送手数料などが必要になる場合もあります。複数の業者に査定を依頼するとなると、思いがけず大きな出費になることも。買取業者を選ぶときには、査定料金や出張料金といった買取に関する費用が、無料か有料かの確認もしておきましょう。
お店の得意分野を調べておく
買取業者を選ぶときに注意したいのは、「自分の売りたいもの」と「お店が買取したいもの」が一致しているかどうかです。買取業者には、それぞれ専門とする分野や強いジャンルがあります。業者のニーズと違う品物の買取を依頼したとしても、相場より低い価格で査定される可能性も考えられます。買取業者を選ぶときは、事前にお店のホームページなどで買い取ってくれる品物の傾向を確認しておきましょう。
複数の買取業者で査定がおすすめ
複数の業者へ査定を依頼する場合は、インターネットでの査定が手軽でおすすめです。直接お店に足を運んで鑑定・査定してもらうとなれば、その都度、梱包も必要で、移動による破損も心配になるでしょう。インターネットの査定で得られるのは簡単な結果のみですが、やり取りを通じて、鑑定結果や査定額が適正でない業者、電話やメールでの対応がよくない業者などを見極める機会にもなります。
買取専門店と買取販売店の違い
骨董品の買取を行う業者には、買取専門店と買取販売店の2種類があります。買取専門店は、美術品や骨董品などの買取を専門に行います。依頼者から買い取った品物を業者市場や専門店に転売し、発生した差額を利益にする仕組みです。買取価格は低めに抑えられる傾向があります。
買取販売店は、買取した品物をそのまま自社のお店で販売します。中間業者がおらず、仲介手数料が発生しないことから、買取価格が高めになります。
骨董品の買取方法

不要になった骨董品を買取してもらう方法には、店頭買取、宅配買取、出張買取の3つがあります。それぞれの特徴やメリット、デメリットを見ていきましょう。
店頭買取の特徴
骨董品の買取を行う買取業者に売りたい品物を直接持ち込み、鑑定してもらいます。鑑定から査定、買取までが早く、査定や鑑定の結果について対面で話を聞くことができます。直接、鑑定士に相談ができるのも店頭買取のよいところです。
デメリットは、買取業者によって得意分野が異なるため、ジャンルが違う品物を持ち込んでしまうと、適正価格よりも低く査定される可能性があることです。また、持ち込むための梱包に手間がかかったり、大きなものや複数の品物を一度に持ち込んだりするのが容易ではない面もあります。運搬中に破損する危険性も考えられます。
宅配買取の特徴
宅配による買取の大きなメリットは、自宅に居ながら取引が行えることです。買取の申込み後、梱包材に入れて品物を送ることで、鑑定・査定結果を知らせてもらえます。結果に納得した場合は、店舗に出向くことなくそのまま取引が成立します。対人でのやり取りがないので、気を遣わず自分のペースで対応できるのも宅配買取のよい点です。
デメリットは、査定額に満足できなかったときに返送手数料がかかる場合もあることです。宅配買取を利用する際には、事前に確認をしておきましょう。また、梱包にかかる手間や、配達時に破損してしまうリスクも考慮する必要があります。
出張買取の特徴
出張買取では、買取業者のスタッフや鑑定士が自宅を訪問して鑑定します。店舗に品物を持ち運んだり、梱包したりといった手間がかからないので、大きな品物や複数個の鑑定を一度に依頼したいときにおすすめです。また、自宅の物置や倉庫などに眠っていた意外なものに高値がつくことがあるのも出張買取の面白さです。
デメリットとしては、自宅に人を招き入れなくてはならないことや、査定後のキャンセルをしにくいといったことが挙げられます。また、詐欺まがいの取引をする悪質な業者もいるので、被害に遭わないためにも優良な業者の見極めが必要です。
骨董品を高価買取してもらうコツ

骨董品の査定額を左右するのは品物の価値だけでなく、ほかにもいくつかのポイントがあります。コツを押さえて高値での買い取りを実現させましょう。
鑑定書や付属品はできる限りそろえる
骨董品の価値は、付属品や鑑定書の有無でも変わります。付属品や鑑定書がある場合には、買取を依頼する前に用意しておきましょう。特に鑑定書があれば、買取業者に対して「この品物は本物です」と証明できるので、取引をスムーズに進められます。
また、箱などの付属品がそのまま残っている場合も、骨董品の価値を高めることがあります。邪魔になるからといって、安易に処分しないようにしましょう。品物や付属品の収納場所を普段からしっかりと管理しておけば、売却するときにも焦らずに準備ができます。
骨董品の保存状態を良好にしておく
作品の保存状態は、鑑定結果に大きく影響します。歴史的な価値があるものでも、長年倉庫に放りこまれてカビが生えていたり、破損が激しかったりするものは、骨董品としての価値が下がることもあります。骨董品を良好な状態で保つためには、保存状態と日ごろのお手入れが重要です。一般的に茶器や壺などの割れやすいものは、破損や欠け、ひびが多くなるほど、査定額が低くなる傾向にあります。
骨董品の保管やお手入れ方法

骨董品の保存状態を良好に保つには、普段から保管・お手入れ方法に気を配る必要があります。具体的には、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
保管方法のポイント
骨董品はとてもデリケートです。温度変化や湿気、極度の乾燥に反応し、ひびや割れ、シミ、カビなどのさまざまなトラブルが起こります。基本的には、湿気が少なく、直射日光の当たらない風通しのよい場所へ保管しましょう。また、狭い場所では品物同士がぶつかり、傷つくこともあります。余裕のあるスペースを選んでください。
お手入れ方法と注意点
漆器・陶磁器のちょっとした汚れなら、専門の業者に依頼しなくても落とすことが可能です。次に、簡単なお手入れ方法と注意点を見ていきます。
漆器のお手入れ方法
漆器の汚れを落としたいときは、ぬるま湯につけて絞った柔らかい布やスポンジで優しく洗います。汚れが取れづらい場合は、薄めた中性洗剤をぬるま湯に溶かして洗います。傷や剥がれの原因となるので、強く擦る、ほかの器と一緒に洗うといったことは避けてください。長時間のつけ置きはせず、すすぐときには素早く洗い流しましょう。洗った後はしっかりと水分をふき取ります。
陶器や磁器のお手入れ方法
骨董品と呼ばれるような陶磁器はとても繊細で、取り扱いに注意が必要です。表面の軽いホコリ程度なら、ブロアーブラシなどで丁寧に取り除きます。部分的なシミや軽い汚れには、歯ブラシによるブラッシングが効果的です。歯ブラシにぬるま湯をつけてから、汚れが気になる部分を優しく洗います。汚れが落ちにくい場合は、少しだけぬるま湯につけて、薄めた中性洗剤で軽く洗いましょう。その際、すすぎをしっかりと行うことが大切です。
陶器は、急激な温度変化によってひびが入ってしまったり、突然割れてしまったりすることがあります。洗浄時に熱湯などの熱過ぎるお湯は使用しないようにしてください。また、お手入れが終わった後は陰干しをして、完全に乾くのを待ってから保管しましょう。
陶器や磁器の買取について詳しく知りたい方は、こちら陶器の買取おすすめ業者をまとめたこちらの記事をお役立てください。
お手入れの注意点
私たちの手には、どんなにしっかりと洗っても油分や汗などが付着しています。骨董品の種類によっては、少しの油分や水分でもシミやカビの原因になることもあるので、骨董品に触れるときは専用の布製手袋を着用しておくと安心です。お手入れに使う手袋はこまめに洗濯し、清潔に保つようにしてください。
また、作業中にくしゃみや咳が出ると唾液が付着することもあります。そのような状況を避けるためにも、マスクの着用をおすすめします。
手入れをするときは、雨などの湿気が多い日ではなく、天気のよい湿気が少ないときを選びましょう。骨董品には直射日光に弱いものもあるので、室内などの紫外線を受けにくい場所で行ってください。
骨董品の扱いは難しく、少し状態が変わっただけで、いきなり価値が下がることも珍しくありません。自分でのお手入れに不安を感じるならば、無理をせず、骨董品の専門店に相談してみるのがよいでしょう。
骨董品の買取は複数査定がおすすめ!
骨董品の売却に必要な買取の基礎知識をご紹介しました。なるべく損をせず、希望に近いかたちで骨董品を買取してもらうには、買取業者の選び方と骨董品の保存状態が重要です。買取業者は、それぞれの店によって得意な分野やジャンルが異なります。まずは、自分が売りたいものと、その店の得意とするジャンルがずれていないかを確認しましょう。
また、査定は1社だけではなく、複数の業者に依頼することにより、高値で取引をしてくれる買取業者を見つけやすくなります。できる限り高い価値がつくように、保存状態や付属品の有無などは、日ごろからしっかりと管理しておきましょう。
▼ご自宅の整理などで、着物のお片付けも検討されている方は、こちら「着物買取おすすめ業者」をご紹介した記事をお役立てください。関連キーワード