リードオルガン 買取|処分にお困りなら高価査定サービスへ

リードオルガンについて

リードオルガンは、足踏み式のふいごで風を起こし、手鍵盤で音程を出す楽器です。吸気式ふいごと吐気式ふいごの大きい2つの様式があり、北アメリカでは、前者をリードオルガン後者をハーモニウム、ヨーロッパでは一様にハーモニウムと呼ばれています。日本では足踏みオルガンの名称で親しまれています。
海外では19世紀後半に人気を博していた楽器で、ピアノより安価で、調律も安定し、持ち運びやすく丈夫なため、家庭的な娯楽などでパイプオルガンの代わりによく使われていました。日本では、明治期から昭和期に頃に登場し、明治期は長尾オルガン、西川オルガン、ヤマハオルガンなど、昭和期では、カワイオルガン、山下オルガンなどのメーカーがこぞって国内産のリードオルガンを作りました。公教育への導入が盛んで、小学校などではこの楽器を使い、児童に音楽を教えたりしていました。日本に平均律が定着したのはこの楽器のおかげであるという声もあります。しだいに教育でも娯楽でもピアノにその場を明け渡してしまいますが、ペダルを踏む速さによって奏者が音量を自在に変えられるという利点や優しい音色を楽しめるということから、今でもその音に魅了される人も多く、世界中で演奏されている由緒正しい歴史のある楽器です。