戦前からの歴史 鉄道模型社について

鉄道模型の業界には、多くのファンや愛好家が存在するのと同様に、多くのメーカーが存在します。しかし、そんな鉄道模型メーカーの中には現在に至るまで廃業や倒産をしたメーカーも少なくありません。今回ご紹介する鉄道模型社も、そんな廃業した鉄道模型メーカーのひとつです。

鉄道模型社の歴史は古く、戦前の頃には既に模型屋としての商売を開始しており、戦後も「16番ゲージ」のスケールで代表的なメーカーとして知られていました。 その後はカワイや天賞堂などと共に鉄道模型メーカーとしての地位を確立し、1970年代以降は、他社との差別化を図る目的で独自の鉄道模型生産を進めるようになっていきます。

鉄道模型社製の鉄道模型の特徴は、主にエッチング処理された車体に各種パーツを組み合わせたものを組み立てていく「組み立てキット」が主流でした。とはいえ、通常の腕では組みたてることすらままならないほど高度な技術が要求されるキットがほとんどで、コアな愛好家以外は敬遠されることも多かったようです。
その後1996年に創業者の鳥飼政治氏が亡くなると共に鉄道模型社は廃業しますが、その後独立したメーカーも存在しており、人材育成の面でも優秀な企業であったことが伺えます。

鉄道模型社の鉄道模型は、その重厚さと精密さを兼ね備えたディティールから現在に至るまで根強い人気があり、オークション等で高値で取引される例も少なくありません。 組み立てが難しいからこそ挑戦しがいのある鉄道模型社は、今でも愛好家たちの心をつかんでいるのです。

前述したとおり、鉄道模型社(てつどうもけいしゃ)はかつて日本に存在した鉄道模型メーカーです。16番ゲージ(1/80:16.5mm)創世記に日本ではおよそ初といえる引き抜きレール(それまでのガラレールとは全く違う、ちゃんと実物のレールの形をしたもの)の製品や、火花を散らしながらの本格的モータを発売するなどカワイモデルと並び数々の真鍮製鉄道模型製品を送り出し、普及に貢献したメーカーです。

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