自作PCでも買取可能?パーツに分けて売る?注意点まとめ

自作PCって売れるの?ここでは自作PCの買取依頼や売却方法について、注意点とともに紹介していきます。メーカーの既製品であれば中古ショップで比較的スムーズに買取をしてもらえますが、自作PCの場合は取り扱いのない店舗もあります。ネットオークションへの出品や分解してパーツ毎で売るなど、様々な売却方法をまとめたのでぜひ参考にしてください。
自作PCでも買取可能?パーツに分けて売る?注意点まとめ

最近は市販されている既製品には自分が希望するスペックのものがなく、パーツを買いそろえてPCを自作しているという方も多くなってきています。そのため、一般の店舗でも、性能のよいCPUやハードディスクなどもパーツ別に売られていることがあります。

買い替えなどでPCが不用になった場合、買取を検討する方が多いと思いますが、自作したPCは処分にお金がかかってしまったり、買い叩かれるケースがあります。そこで、自作PCでもメーカーの既製品と同じように買取依頼できるのか、買取できる場合はどうすれば高く査定してもらえるのかについて紹介します。

PCの替えどき

PCの替えどき

近年のPCに関わる電子部品の技術の進歩は凄まじく、購入当時は最高のスペックだったCPUやメモリなどのパーツ類も、1年も経たずに型落ちしてしまいます。自作PCも例外ではなく、自作した当時の最新のパーツを選んでも、すぐに小型化されたメモリや大容量のハードディスクなどが発売されて見劣りしてしまうかもしれません。

また、高性能なパーツが普及し始めると、搭載されるアプリケーションも高性能なPCを想定して製作されるため、スペックが不十分だと容量不足やメモリ不足でフリーズしてしまうこともあります。特に、3DグラフィックゲームやMMO、動画編集ソフトなどのアプリケーションは大容量アップデートなどが実施されることがあり、スペックに十分な余裕が必要です。

たとえばAdobeのIllustratorは、2017年発売の『CC October 2017』では、32bitのPCでメモリが1GB以上必要(3GB以上推奨)とされています。一方で、2010年発売の『CS5』では1GB以上の記載しかなく、2007年発売の『CS3』では512MB以上必要(1GB以上推奨)とされています。

このように、10年も経てば別世界といっても過言ではないほど、PCの動作環境とアプリケーションが要求するスペックが高くなっています。したがって、PCが故障した場合だけではなく、普段使用しているアプリケーションのアップグレード版に対して、PCのスペックが追いつかなくなったときも買い替えどきと言えます。

自作PCの売却方法

自作PCの売却方法

家電量販店で売られているメーカーの既製PCとは違い、自作PCの場合は買取に対応していない、もしくは格安でしか買取をしない中古ショップが多くあります。これは自作PCの相場がわからないため、搭載されているメモリやハードディスクの個別の買取価格でしか買取できないからです。

しかし、自作PCだからといってどの業者でも買取ができなかったり、買取価格が格安になるわけではありません。PCやデジタル家電の買取専門店、ネットオークションなどを利用すれば、自作PCでも高く買い取ってもらえる可能性があります。

PC・デジタル家電専門店

自作PCの買取を明示しているお店であれば、査定を依頼してみましょう。実店舗はなくても、インターネット上で売りたいPCのOS、CPU、メモリなどのスペック情報を入力すると自動で見積もりを出してくれるお店もあります。

自作PCを買取してくれる企業には、全国に展開している大手PCショップから実店舗を持たずにインターネット上でのみ買取依頼を受け付け、宅配買取専門で運営しているショップまで様々です。

運営の形態、買取の方法、取り扱っている品目の種類などはショップによって違うので、比較検討をした上でどこに依頼するか検討するとよいでしょう。査定金額もショップによって異なる場合があります。

パソコンの買取についてはこちらの記事が役立ちます。パソコンを高く売るためのポイントやおすすめの買取サービスを複数ご紹介しているのであわせて読んでみてください。

メリット

  • 売却にかかる手間が少ない。
  • 梱包などをしなくてよいので、余計な費用がかからない。

デメリット

  • 安い値段で査定される可能性がある。
  • PCによっては買取してもらえないことがある。

ネットオークション

最近は、ネットオークションを利用した個人同士の売買が盛んです。PC・デジタル家電専門店での買取とは違い、大勢の閲覧者の中に一人でも必要とする人がいれば自作PCを売却できるのが魅力です。また、価格に関しても個人間の合意があれば売買は成立するため、買取よりも高い価格で売却が可能です。

ただし、個人間のやりとりで完結するネットオークションでは、お店への買取依頼では考えられないトラブルが起きる可能性があります。たとえば、出品物の内容をよく読まずに落札し、現物が届いた後でクレームをつけられるという事例があります。こうしたトラブルを回避するためにも、自作PCを出品するときは予防対策を考えておかなければなりません。

参考:「自作パソコン」検索結果|ヤフオク!

メリット

  • 店頭買取よりも高い価格で売れる可能性がある。
  • 低スペックPCや起動しないPCでも値段がつくことがある。

デメリット

  • 出品物のスペックや傷・汚れの状態などを確認し、情報提供する必要がある。
  • 落札後に入札者とのトラブルが起こりやすい。
  • 配送するときの梱包を自分で行う必要があり、費用と手間がかかる。

どういう状態で自作PCを売却するか

どういう状態で自作PCを販売するか

自作PCはその性質上、分解してパーツごとにわけて売ることもできます。自作PCの強みとして、スペックが足りなくなったパーツや、買い換える予定のパーツのみを単体で売ることもできます。完成した状態で売るか、分解して売るかは事情によって変わります。そこで、この2つの方法のメリットとデメリットについて紹介します。

組み立てた状態で売る

問題なく動作する自作PCであれば、完成した状態で売ることができます。この場合、買う側は購入後すぐに使用できることを想定して買いますので、売る前に動作確認をしっかりと行いましょう。ただし、ネットオークションでは動作に不具合のあるものでも、ジャンク品として落札されることがあります。

メリット

  • 売り先を一つに絞れるので、手間がかからない。
  • 手早く済ませられる。
  • 型落ちしたパーツが多くても売れやすい。

デメリット

  • 高性能なパーツがある場合、パーツを単体で売ったときの総額よりも値段が安くなりやすい。
  • 配送の手配や梱包に手間がかかる。

分解してパーツごとに売る

PCを自作する場合、自分の使用状況に最適なものにするため、スペックやデザインにこだわりのある方やパーツを組み立てること自体を楽しんでいる方も多いかもしれません。高額なパーツを搭載したPCを売る場合よりも、PCを分解してパーツ単位で売った方が高く売れる場合があります。また、不用な部分のみを買い換える場合もパーツ別に売り出す方がよいでしょう。

メリット

  • 高額なパーツがある場合は、PCに搭載した状態よりも高く売れる可能性がある。
  • 需要に幅が出るため、買い手が付きやすい。

デメリット

  • PCの分解に手間がかかる。
  • 分解中に部品を破損させてしまうリスクがある。
  • パーツごとに売り先が変わるため、発送の手間がかかる。

自作PCを分解するときの注意点

自作PCを分解する際には、ショートや感電を防ぐため、作業に取りかかる前に電源をコンセントから外して数分間放置してください。また、CPUクーラーを取り外す場合は、ドライバーで基盤を傷つけないように注意が必要です。

ピン付きのCPUを外すときは、ピンが折損しないように垂直に引き上げるようにしましょう。引き抜き方が悪かったり、衝撃を与えたりしてピンが折れてしまうとマザーボードとCPU本体が使用できない状態になる可能性があります。

CPUとメモリは静電気に弱いため、冬場はセーターなどの静電気の発生しやすい服は特に避けた方が安全です。部屋の湿度をある程度高めておくことも、静電気防止には効果的です。

自作PCを売りに出すときの注意点

こだわりを持って制作したPCを高く買取してもらえると、それだけ市場価値のあるものを制作できたという満足感もあります。

しかし、使用していた状態のまま売りに出してしまうと査定額に影響してしまうこともあるので、適切な査定をしてもらうためのポイントを押さえておきましょう。そこで、自作PCを売りに出すときの注意点を紹介します。

きれいに掃除しておく

きれいに掃除しておく

普段自作PCを使用しているときは、PCケースを開くことはめったにありません。そのため、こまめに掃除をしていなければPCケース内にホコリがたまっていることが多いのではないでしょうか。PCの外観だけでなく、内部の状態も買取査定の対象になるので、可能な限り掃除をしておきましょう。あまりにもホコリを被っているPCは、査定の際に故障を疑われることがあります。

パーツの隙間やキーボードなどの拭き掃除が行き届かない部分は、ブロアーでホコリを吹き飛ばしてください。基盤の隙間を無理に綿棒などで拭き取ろうとすると、端子を傷つけてしまい、故障につながる恐れがあるので使用は控えたほうが賢明です。

また、PCにステッカーを貼っている場合は、剥がして痕が残らないように掃除しておくとよいでしょう。手垢などの汚れも可能な限り拭き取っておくと、査定額が高くなります。

OSをセットにする

OSを付属品にする

組み立て済みの自作PCを売りたい場合は、OSもセットにしておくことを強く推奨します。組み立て済みのPCを購入する方は、すぐに使えることを想定しています。

そのため、買取査定でもOSがない場合は査定額が大幅に減額されたり、買取の対象外となる場合があります。買い替えたあとも同一のOSを使い続けるのであれば、古い自作PCは分解してパーツごとに売った方が高く売却できる可能性があります。

そのほかの付属品をそろえておく

そのほかの付属品をそろえておく

基本的にはPCを購入したときの状態に戻し、付属品をそろえておくと査定額が高くなる可能性があります。以下のものがあれば同梱しておきましょう。

  • 取り扱い説明書
  • リカバリディスク
  • オフィスソフト(プロダクトキーも同封すること)
  • アダプター
  • LANケーブル

マザーボードの状態チェック

マザーボードの状態チェック

マザーボードに変色がある場合は、査定額が減額されます。コンデンサから液漏れしていると、マザーボードが茶色く変色します。これは避けられないので、減額になった場合とパーツに分解した場合の価格を比較して売却方法を決定するとよいでしょう。

データの消去は必ず行うこと

データの消去は必ず行うこと

PCを売る際には、ハードディスクにデータを残さないように注意する必要があります。

たとえば、年賀状の作成をPCで行っている場合は、親族や友人の住所録をPC上で管理していることがあります。また、ネット通販などの会員情報やパスワードがブラウザに記憶されていたり、最悪の場合、使用しているクレジットカードのナンバーが第三者にわかってしまう場合もあります。

こうしたPC上の情報は初期化だけでは消去しきれず、専用のソフトを使用するとリカバリ前のデータを復元できてしまいます。データ消去専用のソフトを使用し、完全にデータを消去するようにしましょう。自分で行うことが不安であれば、PCのデータを完全に消去してくれる専門業者を利用する方がリスクは少ないです。

下の記事でパソコンデータ消去についてより詳しく解説しているでチェックしてみてください。

まとめ

自作PCの売却方法について紹介しました。自作PCはパーツの組み合わせによって好みのスペックで作製できる分、どの売却方法が一番適しているかは状況によって変わります。

そのため、複数の方法を検討して高く売却し、次の自作PCに投資できるようにするとよいでしょう。そのためにも、大きく損をしないような方法を選ぶ必要があります。

齊藤数馬 / 編集長
齊藤数馬 / 編集長

買取業界のWebマーケティングに携わり3年目の高く売れるドットコムマガジン編集長。様々な物の処分方法や買取ポイントを紹介し、世の中にリユースを広めるべく活動しています。