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水没車は修理できる?修理するなら買取がおすすめ!修理費用もご紹介

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車が水没してしまったときは、慌てずに専門業者と保険会社へ連絡をしましょう。 水没の程度や車の状態によっては修理ができる可能性があります。ただし、修理費用が高額になる場合がありますので、修理すべきか買い替えるべきかどちらがよいのか迷いますよね。
この記事では水没車の修理費用や修理店の選び方を解説します。車を買い替えるときは、水没した車は廃車買取業者へ売ることもできます。買取業者に依頼するときのコツも合わせて紹介しますので、水没車の扱いに困ったとき、ぜひ参考にしてください。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
車が水没したときは専門業者へ!
車が水没したときは、焦らずに水が引くのを待ちましょう。どのあたりまで水没したのか、できる範囲で確認しておき、対応は業者にまかせてください。水に浸かった状態のときには無理に車を動かさないでください。誤った対応をするとショートや火災を引き起こす可能性があります。以下に正しい対応方法を解説します。
自分で動かさずにレッカー車を手配しよう
水没した車のエンジンを起動しようとすると、エンジンに水が侵入し「ウォーターハンマー現象」と呼ばれる深刻なダメージを与え、故障のリスクが高まります。
電気系統にも影響が出るため、ショートや火災の原因となることも考えられます。そのため、水没した車は絶対に自分で動かさず、専門業者に依頼をしてレッカー車を手配し、安全な場所へ移動させましょう。レッカー車を手配する際は、事前に保険会社に連絡し、対応を確認することも忘れずに行いましょう。
専門家のチェックを受けよう
水没した車の状態は外見からは分かりにくいことが多いです。特に、電気系統やエンジン、ブレーキなどの重要な部分には水が浸入している可能性があります。たとえ少しの水没のように見えても、必ず専門家にチェックしてもらいましょう。ディーラーや整備工場など、車の修理に詳しい専門家の診断を受けることで、安心・安全に車を使うことができます。
水没車の修理にかかる費用
水没車の修理費用は、浸水の深さや部位によって大きく異なります。ここでは、水没車の修理にかかる一般的な費用の相場を紹介します。修理するか買い替えするかの判断材料にしてください。
タイヤ下までの水没の場合
タイヤ下までの水没であれば、タイヤとブレーキローターを交換すれば引き続き走行することができます。タイヤの交換費用は、1本当たり2,000円~8,000円です。ブレーキローターの交換費用は、タイヤ一輪あたりで約4,000円になります。ブレーキローターは、タイヤにブレーキをかけるための部品で、水没すると錆びやすい素材が使われているため、交換が推奨されます。タイヤ4本・ブレーキローターすべて交換すると24,000円~48,000円程度となるでしょう。
タイヤ上半分までの浸水の場合
タイヤの上半分まで浸水すると、ドライブシャフトの交換が必要となります。ドライブシャフトはエンジンの動力を伝える部品で、水没するとその中のグリスが溶けてしまい、故障のリスクが高まります。交換費用は5万円~10万円となりますが、修理すれば引き続き走行が可能です。
排水口以上の浸水の場合
排水口以上の浸水の場合、エンジンや電気系統に大きなトラブルが発生する可能性が高まります。特に電気系統にトラブルが発生すると修理費用が非常に高額になるため、廃車を検討するのが賢明です。無理にエンジンをかけずに、業者へご相談ください。
修理店はどこに依頼する?
水没車を修理する場合は、ディーラーまたは整備工場へ依頼します。それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身に合う業者を選択してください。
ディーラーへ依頼
ディーラーでは新車の販売やアフターサービス、車検などのサービスを提供しています。ディーラーで修理を依頼するメリットは、水没した部品を純正品パーツで修理してくれることです。修理期間中は代車を用意してくれることもありますので、確認してみましょう。
整備士はメーカーの車に関する専門的な知識や技術を持っており、純正部品の供給や最新の修理技術にも精通していますので、水没車はまずディーラーで相談してみましょう。日頃から車検や定期点検などを依頼しているディーラーなら、安心して任せられます。
ただし、修理費用が高額になることが多く、部品の取り寄せに時間がかかる点はデメリットです。見積もりをとり、修理費用が高額になる場合は、新車に乗り換えた方がよいかもしれません。
整備工場へ依頼
地域にある整備工場では、資格を持った整備士が修理に対応しています。ディーラーとは異なり、整備工場ではさまざまなメーカーの修理が可能です。
修理には純正パーツだけでなく、中古の再生部品や汎用部品も使用するため、コストを安く抑えることができます。部品の不具合を見て、交換不要の場合は修理のみで対応してくれることが多いのも特徴的です。
デメリットとしては、技術力のばらつきが挙げられます。整備士のレベルによっては、品質に差が出ることもあるでしょう。また、部品の取り寄せが必要な場合は修理に時間がかかることや、その間の代車は自分で用意する必要があることもデメリットです。
カー用品店へ依頼
カー用品店は、車の修理やメンテナンスにも対応できる場合があります。小さな傷やへこみ、マフラー交換や車高調整などの部品交換なら、カー用品店のほうがディーラーよりも安価に提供してくれます。
多くの大手カー用品店には修理スペースがあり、即日対応可能としている店もあります。ただし、水没の程度が深い場合や特殊な車両の場合など、店舗によっては修理を断られるケースもあります。
水没車の買い替えか修理で迷ったときは
水没車の修理は、車の状態や水没の範囲によっては高額になることがあります。修理後も車の性能や安全性に問題が残る可能性があるため、修理するよりも新しい車に買い替えたほうがよいケースもあります。買い替えか修理か迷ったときは、以下の項目を判断基準としてください。
- エンジンが冠水した
- シートの上部まで水没した
- 電気系統にトラブルが発生した
エンジンが冠水した
エンジンが冠水したときは、無理にエンジンを起動せずに専門業者へ連絡してください。エンジンが壊れるリスクがあるうえに、発火する可能性があります。エンジンの修理や交換は高額になりますので、新しい車へ買い替えることをおすすめします。
シートの上部まで水没した
シートの上部まで水が入ると、車内の電気系統やエアバッグなどの安全装置にも影響が出る可能性があります。シートやカーペットの交換も必要になり、費用も高額になるでしょう。また、シートの上部まで浸水するとエンジンにも水が入っている可能性が高いため、修理よりも新しい車に買い替えるほうが良いでしょう。
電気系統にトラブルが発生している
車の電気系統は非常にデリケートで、水没すると修理が難しくなることが多いです。特に、コンピューター制御の部分やセンサーが損傷すると、正常な動作が保証されなくなります。このような場合、修理費用は数十万円から数百万円にも及ぶことがあります。また、修理後もトラブルが再発するリスクが高いため、買い替えをおすすめします。
自動車保険の適用について
水没した時、自動車保険はどのように適用されるのでしょうか。
「台風や高潮による水没は保険の対象となるの?」
「保険を使った場合の影響はどうなるの?」
など、この章では自動車保険の適用範囲やその詳細について解説していきます。
水没は車両保険が使える
洪水による車の水没(台風、高潮、堤防の決壊など)は、車両保険の補償範囲内です。車両保険には一般的に「一般タイプ」と「エコノミータイプ」の2つがあり、どちらのタイプでも洪水による水没は補償されます。
修理不可能な全損の状態になると、車両保険の免責金額は引かれず、契約時に設定した車両保険の保険金額が保険会社から支払われます。
津波での水没は適用外になる
津波による車の水没は、自動車保険での補償が受けられません。これは、地震や噴火による津波も含め、ほとんどの保険会社がこれらの原因となる損害を免責事項としているためです。ただし、一部の保険会社では「地震・噴火・津波危険『車両全損時一時金』特約」を提供しており、これに加入していれば地震・噴火・津波による車の全損時に一定の保険金が支払われます。
洪水での水没は一等級ダウンする
洪水による車の水没で自動車保険(車両保険)を利用した場合、等級は「1等級ダウン事故」として1等級しか下がりません。
交通事故で自動車保険を利用すると、次回の更新時に等級が3等級下がる「3等級ダウン事故」として扱われます。しかし洪水による車の水没では「1等級ダウン事故」として扱われ、大幅なダウンにはなりませんのでご安心ください。
ただし、現在の等級によっては1等級ダウンであっても翌年の保険料が大きく変わる場合があるため、保険適用を受けて修理するか、あるいは新車に買い替えるか、よく検討したほうがよいでしょう。
水没車の買取相場は?
水没車の買取相場は一般的な中古車の買取相場とは異なり、水没の度合いや車の状態によって買取価格は大きく変動します。水没車の買取価格の決まり方や、買取店の選び方について詳しく説明します。
水没車の買取価格の決まり方
水没車の買取価格は、水没の範囲や車の年式、走行距離などの要因によって大きく変わります。エンジンや電気系統に大きなダメージがなく、外装にも目立った傷や凹みがない場合は、比較的高い価格での買取が期待できます。一方、エンジンやシートが冠水していたり、電気系統にトラブルが発生しているたりする場合は、買取価格は大幅に下がることが予想されます。
買取店の選び方と注意点
水没車の買取は、事故車や不動車の買取を得意とする「廃車買取」を選びましょう。一般的な中古車買取店よりも、廃車買取業者のほうが水没車の状態を正確に査定してくれます。査定時には、水没の範囲や車の状態を詳しく説明してください。レッカー代や引き取り作業代が無料の業者を選ぶと、廃車の費用をおさえることができます。
買取された水没車はどうなる?
買取された水没車は、修理されて再販されるか、解体して使える部品や金属を集めてリサイクルされます。修理をしても水没車は事故車としての扱いとなるため、一般的には海外で再販されることがほとんどです。そのため、海外への販路を持った業者のほうが水没車を高く買取してくれます。
▼こちらの記事では、水没車のおすすめ買取業者や高く売るコツなどを紹介しているので参考にしてください。
水没車に関するよくある質問
水没車の修理や買取についてよくある質問をまとめました。気になる項目を参考にしてください。
水没車の修理と買い替え、どちらがよい?
軽度の水没(タイヤよりも下)であれば修理が可能ですが、タイヤ上部まで浸水した場合、エンジンや電気系統に大きなダメージがあると考えられます。修理費用が高額になることが予想されるため、買い替えを検討することをおすすめします。
水没車の買取価格はどれくらい?
買取価格は水没の範囲、車の年式、走行距離などによって変動します。レッカー代や手数料などのほうが費用がかかり、買取額よりも手数料のほうが上回る可能性もあります。水没車の買取はレッカー代や手数料無料の廃車買取業者に査定を依頼すると良いでしょう。
水没車の修理はどこに依頼すればよい?
大手のディーラーや整備工場、カー用品店など、多くの店舗で水没車の修理が行われています。保険会社に連絡して事故を報告し、レッカー車の手配などの対応を確認しましょう。
車両保険で水没車の修理費用が支払われる?
水没した車は車両保険が適用され、保険金が支払われます。保険金の金額は加入している保険や補償内容によって異なります。修理代がすべて支払われるのではなく、決められた金額での支払いとなりますので、まずは保険会社へご相談ください。
台風や高潮などの自然災害による水没は車両保険が適用されることが多いですが、津波などの原因による水没は適用外となります。
水没車は自分で対処せず業者へ任せよう
車が水没したとき、パニックになってエンジンをかけようとしてしまいがちですが、慌てずに保険会社へ連絡しましょう。エンジンに水が入っていると重大な事故を引き起こす可能性があります。一見、大したことのないように思えるときでも、専門業者へ整備を依頼すると安心です。
水没した車の修理費用は高額になりますので、修理よりも車の買い替えをしたほうがよい場合があります。まずは修理費用を見積もり、保険金でまかなえるのか確認してみましょう。
保険の適用については、契約内容や水没の程度によって異なります。具体的な適用範囲については、保険会社に直接お問い合わせください。