金融車を売却するときのメリット・デメリット!売却方法を解説

今乗っている車が金融車であった場合、その車は売却できるのでしょうか。金融車は、いわゆる「訳あり」の車のため、手放すときにリスクやデメリットが伴うことも事実です。当記事では、金融車を安全に売却するためのポイントをご紹介します。

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金融車を売却するときのメリット・デメリット!売却方法を解説

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金融車には特殊な事情が絡んでいるため、新しい車を購入する際の下取りに出すことができません。

また、名義変更ができないため廃車にもできません。それゆえ、金融車の処分に困っている方も多いでしょう。

金融車を手放したいのであれば、金融車の販売ルートを持っている買取業者に依頼しましょう。

売却に伴うデメリットやリスクなども理解しておく必要があります。

当記事では、金融車の概要に始まり、売却する際のメリット・デメリットや、よりよい買取業者の選び方などをご紹介します。

金融車を売りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくだい。

※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。

金融車とは

金融車とは、ローンが残っている状態で売買されている車のことを指します。

「金融物」や「金融流れ(質流れ)」と呼ばれる場合もあります。

金融関係の契約、あるいは融資やローン絡みで流れてきた車などが挙げられます。

金融車にはいくつかの種類がありますが、すべてに共通する特徴は次の通りです。

  • 車のローンが完済されていない(自分が所有者となる銀行のマイカーローンを除く)
  • 所有権がローン会社に留保されている
  • 名義変更ができない

どのような経緯で金融車となるか

どのような経緯で金融車となるか

金融車となる経緯には、大きく分けて次の4つのパターンがあります。

1.担保実行された車

ローンが残っている車を担保にお金を借りたものの、何らかの事情で支払いができなくなったとしましょう。

この場合、融資元の会社は、担保にされた車を差し押さえて売却する権利を持ちます。これを「担保実行」と呼びます。

担保実行された車は金融車として市場に出回ります。

2.債務の返済時に代物弁済となった車

使用者が車のローン以外の融資を受け、その返済ができなくなったとしましょう。

現金が用意できなければ物で支払うことになりますが、これを「代物弁済」と呼びます。

ローンが残っている車で代物弁済すると、その車は金融車として市場に出回ります。

3.使用者が直接売った車

ローンの返済が終わっていない車を、使用者自身が買取業者に売却することもあります。

この場合、使用者と買取業者がダイレクトに取引を行います。現在出回っ

いる金融車で最も多いのはこのケースです。

4.車のローンを滞納して差し押さえられた車

車のローンを数ヶ月支払わないと、ローン会社によってその車は没収されてしまいます。

没収された車は中古車として市場に流通しますが、こういった車も広義には金融車と呼ばれます。

1〜3のケースと異なるのは、所有者(=ローン会社)自身が車を引き上げたという点です。

金融車の種類によってはリスクがある

上記以外にもさまざまな原因が考えられます。

4のケースでは正式な手続きが取られているため、それほど問題はありませんが、1〜3のケースはすべて「所有者以外の第三者」が車を売却しています。

正式な手続きが取られていないため、後で問題が生じるリスクも高いでしょう。

リスクの詳細は後ほどご説明します。

金融車を売却することのメリット

金融車を売却することのメリット

金融車を売却するメリットには、次の2つがあります。

通常は売却できない車を手放せる

最大のメリットは、ローンが残っていても車が売れるという点です。

通常、ローンの残債がある車は、所有者(=ローン会社)の承認がなければ手放すことはできません。

売却したいのであればローンを完済し、名義を変更する必要があります。

しかし、上記の1または2のようなケースでは、車の所有者であるローン会社とは別のローン会社の担保に入ることになります。

法律的な所有権は最初のローン会社に帰属しますが、実質的な所有権は新たなローン会社に移ります。

新たなローン会社の権限で車を処分できるため、本来は売れないような車でも売却できるのです。

すぐに現金化できる

金融車を売りたいという人は、車のローンの支払いに困っているか、一時的に資金繰りをしたいというケースがほとんどです。

金融車を売る場合、通常の中古車買取よりも必要書類が少ないため、比較的簡単に手続きが終わります。

すぐに現金が欲しいときはとても助かるでしょう。

金融車を売却することのデメリット

金融車を売却することのデメリット

あくまで金融車の多くは「訳あり」の車であるため、当然ながらマイナス面もあります。

金融車を売却するデメリットには、主に次の3つが挙げられます。

査定金額が安い

金融車の売却金は、市場価格よりも大幅に安くなってしまいます。

同じ車種の相場と比較すると、金融車の場合はおおむね半額程度で取引されます。

したがって、査定金額も一般的な中古車の半分以下になると考えましょう。

金融車を購入する側はよいのですが、売る側としては大きなデメリットです。

売却後にトラブルが生じる可能性がある

金融車を手放しても、ローンを完済するまで支払い義務は残ります。

これは、上記1〜4のどのケースでも同じです。

きちんと支払っているのであれば、売却後のトラブルはそれほどありません。

しかし、支払いが滞ってしまった場合は注意が必要です。

ローンの支払いができなくなると、ローン会社は車の差し押さえなどの法的手段に出てくる可能性があります。

しかし、すでに車を手放しているとどうなるでしょうか。

無断で車を売却していると、ローン会社は車を買取った人(=新たな使用者)から車を没収しようとします。

それができなければ、元の使用者である自分が責任を負うことになります。

さらに、ローン会社の所有物を無断で売ってしまったということになり、詐欺や横領などの罪に問われるかもしれません。

中には裁判沙汰になったケースもあります。

裁判になると非常に不利で、ローン残額の支払いに加え、ローン会社および新たな所有者への賠償や、裁判費用など膨大な請求が来ることも考えられます。

所有者の承認を得ずに売却することは、それだけ大きなリスクが伴うことを理解しておきましょう。

新たな使用者が交通違反をすることも

新たな使用者がスピード違反や駐車違反を起こした場合、違反通知は名義人(=元の使用者)のところに行きます。悪質な違反

が続くようであれば、警察に検挙される可能性もあるでしょう。

新たな使用者が違反を放置すると、自分は違反していないにもかかわらず罰金や反則金を支払うこともなりかねません。

新たな使用者が交通違反をした場合のリスクは十分に理解しておきましょう。

また金融車を売る際は、交通違反の罰金・反則金はすべて清算しておきましょう。

未納のままにしていると、査定額を減額されたり、買取自体を断られたりすることもあります。

新たな使用者が犯罪に使うことも

最初にご説明した通り、金融車は名義変更ができません。

これを利用して、犯罪目的で金融車を購入する人がいる可能性もあります。

金融車が何らかの犯罪に使われると、まずは元の使用者の情報が調べられます。

最悪の場合、警察から犯人もしくは共犯者と疑われることもあります。

業者を介さずに個人同士で売買するのであれば、相手の身元をしっかりと確認することが肝心です。

ただし、所有者の承認を得て正規ルートで売却したとしても、犯罪に巻き込まれる可能性はゼロではありません。

売却に必要な書類

金融車の売却時には、主に次の3つの書類が必要となります。

万が一のトラブルに備えて、これらの書類のコピーも取っておきましょう。

  • 車検証
  • リサイクル券
  • 自賠責保険

このほか、免許証や残一括照会依頼書(ローンが後どれくらいで終わるのかを証明する書類)などを用意します。

優良な買取業者の選び方

優良な買取業者の選び方

デメリットのことを考えると、ネットオークションや掲示板での個人売買よりも、専門の業者に買取ってもらうほうが安心・安全です。

悪質な業者もいるため、しっかりと情報を集めて慎重に選ぶ必要があります。

ここからは、優良な業者を見分けるポイントをご紹介します。

ホームページに店舗所在地が明記されている

まず、業者のホームページや広告に店舗所在地が書かれているかどうか確認しましょう。

店舗以外の場所で査定を行う業者や、出張買取をしている業者には特に注意が必要です。

悪質な業者の中には、実店舗を持たずに営業しているところもあります。

実店舗がない場合、トラブルが起きた際に逃げられてしまいます。

ただし、ホームページには嘘の情報が書かれている可能性もあります。

地図検索サービスなどで確認するか、近場であれば直接その場所に行って確かめましょう。

固定電話の回線を持っている

固定回線を持つには、それなりにお金がかかります。

きちんとした買取業者であれば、実店舗に固定電話の回線を引いている可能性が高いでしょう。

個人事業者では、携帯電話を営業用に使用していることもあります。

もちろん、そういった業者がすべて悪徳ということはありませんが、固定電話の回線を持っている業者のほうがより安全でしょう。

リスクやトラブルへの対策が明記されている

これまでご説明してきた通り、金融車の売買にはリスクやトラブルがつきものです。

ホームページ上にメリットばかりを書き連ねている業者は、逆に信用に欠けるといえます。

売却に関する注意点や、トラブル防止に関する対策について、きちんと書かれている業者のほうが誠実で安心です。

アフターフォローがある

優良な業者であれば、金融車に関するアフターフォローもしっかりとしているはずです。

具体的には、自分が売却した車を購入した人に対しての、買取保証や返金保証、車検や整備、任意保険への加入などに対応してくれるかどうかがポイントとなります。

取引完了後もしっかりとフォローしてくれる業者であれば、売却後のトラブルの可能性を減らせるでしょう。

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一部の買取実績もまとめていますので、気になる方はぜひお気軽に車高く売れるドットコムへ無料査定してみてください。

メーカー 車種 買取金額 年式 走行距離 ご契約日
スズキ キャリイトラック
冷蔵冷凍車
¥500,000~ 平成30年 ~6万キロ 2023年8月20日
ポルシェ 911 GT3 ¥19,000,000~ 平成29年 ~2万キロ 2023年8月22日
トヨタ アクア S ¥300,000~ 平成26年 ~5万キロ 2023年8月28日
ホンダ N-BOX カスタム
G・Lホンダセンシング
¥1,100,000~ 令和2年 ~2万キロ 2023年9月5日
トヨタ スープラ RZ ¥5,300,000~ 令和4年 ~2万キロ 2023年9月7日
トヨタ RAV4 アドベンチャー ¥2,850,000~ 令和3年 ~2万キロ 2023年8月26日
レクサス LS500h バージョンL ¥7,500,000~ 令和3年 ~2万キロ 2023年9月20日
トヨタ アルファード
ハイブリッド X
¥3,550,000~ 令和2年 ~3万キロ 2023年8月14日

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まとめ

金融車は特殊な事情を持っているため、普通の中古車のようには売買できません。

法的な問題が絡むこともあり、少なからずリスクも生じます。

金融車の売却を検討している方は、売却によるメリットだけでなくデメリットも理解しておくことが大切です。

また金融車を売却する際は、専門の買取業者に依頼するのがおすすめです。

買取業者の中には悪質な業者も存在するため、慎重な業者選びが重要となります。

今回ご紹介したポイントを踏まえ、優良な業者を見つけてください。

さらに、車の買取やおすすめの業者について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

sirasaka / 編集長
sirasaka / 編集長

弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)

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