プリウスの廃車には費用がかからない?不動車でも高価買取される理由

プリウスが故障して動かない、事故での損傷がひどく修理には手間が掛かりすぎる、といった場合、どのような選択肢があるでしょうか。ディーラーや販売店で廃車依頼をすると損をする可能性があります。ここでは廃車買取業者への相談をおすすめする理由についてご紹介します。

sirasaka

プリウスの廃車には費用がかからない?不動車でも高価買取される理由

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
※「高く売れるドットコム」「おいくら」は弊社マーケットエンタープライズが運営するサービスです。

故障して動かない、事故によるヘコミで元通りに修理するにはハードルが高い、そんなトラブルに見舞われて廃車を選ぶ方は多いでしょう。

しかし、ディーラーや販売店にお願いしてしまうと、下取り価格がつかずに損をする可能性があるのです。

プリウスは不動車でも、高額で買取されるケースが多いのをご存知でしょうか。

廃車も取り扱っている買取業者に相談すれば、廃車手続きの代行もしてもらえるうえ、お金も手に入ります。

ここでは廃車買取業者が持っている廃車活用法のノウハウと、故障車、事故車のプリウスが買取できる理由をご紹介します。

※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。

プリウスを廃車にする前に知っておきたいこと

プリウスを廃車にする前に知っておきたいこと

廃車手続きをすると車がスクラップになり消えてなくなる、と思われがちです。

しかし、「廃車」本来の意味は、車歴を抹消する手続きを指します。

スクラップにして鉄くずにする流れを「永久抹消手続き」、解体せずに車歴を一時的に抹消する流れを「一時抹消登録」といいます。

一時抹消登録は再登録できるため、ディーラーや販売店が「廃車にします」と言っても、その後買い手がつくような状態であれば、再販が可能です。

中でも、プリウスは中古車、廃車買取においてとても人気があります。

なぜプリウスにニーズがあるのか、その理由を解説します。

プリウスは世界中にニーズがある

廃車にするようなプリウスの下取りや買取査定が0円になるのを避けられる理由は、人気の高さにあります。

今でも世界93カ国で販売されており、ハイブリッドカーの代名詞として君臨し続けているプリウスは、世界中にニーズがあるのです。

初代プリウスはメインバッテリーの耐久性が現在のレベルに到達しておらず、海外ではまだ評価が得られていない状況でした。

しかし、2代目以降は性能が一気に向上し、評価が急上昇。

他メーカと比較して1/3程度の燃費で済むのが最大の魅力です。

さらに、新型プリウスPHVはガソリンの供給がなくても20km程度走行できます。

CO2の排出量も他車に比べ圧倒的に少なく、新型プリウス(Eグレード)に関しては、走行1kmあたりわずか57gという数値を出しています。

海外ではエコカーの導入を国が率先してサポートしており、タクシーなど旅客用の車としても人気が高まっているのです。

トヨタ車の信頼度は世界共通である

国内オートオークション会場には海外輸出を目的とした多くの車関係者が来場します。

そのなかでもトヨタ車はトップクラスの人気を誇り、買取額も高い傾向です。

プリウスに限らずどのシリーズも耐久性に定評があり、環境を選ばずに活躍してくれる点が人気の理由でしょう。

日本には四季があり、諸外国に比べ多湿傾向にあります。

台風やゲリラ豪雨、積雪などの天候不順に見舞われても、車は機能しなければなりません。

そんな日本で開発されているトヨタ車は、外気温が50℃以上にもなる中南米などの地域で、社内温度を25℃に保つことができます。

厳しい気候で、さらに道の舗装もままならない海外において、車を美しく保つ必要はありません。

重要なポイントは「いかに長く乗り続けられるか」にあるのです。

リサイクル料も廃車手続きも必要ない

プリウスを廃車も取り扱っている買取業者に売ってしまえば、最終処分者に費用負担の必要がある「リサイクル料」を支払う必要もないばかりか、解体しないので解体費用もかかりません。

廃車の手続きを買取業者が代行してくれるので、代行費用も0円です。

処分を目的とした売買ではないため、買取額までもらえます。

買取業者はインターネットでの問い合わせや申し込みに対応しており、自分の都合に合わせて日時を調整できるのもうれしいポイントです。

プリウスが廃車の買取専門サービスでお金になる理由とは?

プリウスが廃車の買取専門サービスでお金になる理由とは?

ディーラーや車の販売店は、買い取った車をそのまま中古車として再販するのが目的です。

機種の新しさや、走行距離の少ない車が高く売れやすい傾向があります。

しかし、10万km以上の過走行車や、10年以上の経年車においては、中古車としての価値はほぼなくなってしまいます

。需要がなければ、走行に問題がなくても市場には出せませんので、修理をして美しく整えても意味がありません。

そのまま廃車にするしかないのです。

しかし、ディーラーや中古車販売店では値がつかないようなプリウスでも、廃車買取専門店では比較的高値での査定が狙えます。

それはなぜなのでしょうか。

廃車の買取専門サービスはパーツを中古商品として再販

廃車も取り扱っている買取専門業者は、車を解体するなどして、パーツを販売するのが目的です。

中古車として価値はなくても、タイヤやホイール、窓ガラスやバッテリー、バンパーに至るまで使える部品は相当数に上ります。

中古部品は一つずつ洗浄し、エンジンなど車の機能に関わる部分は、専用テスターで検査し、合格したものだけを再販する仕組みです。

残ったボディの金属部分は、鉄やアルミに分別してリサイクルします。

車をそのまま販売か、パーツに分けてから販売するかで買取の目的も価格も大きく変わってくるのです。

事故や水没による不動車でもプリウスには需要がある

車が動くこと前提の買取の場合、修理費用が販売価格を上回ってしまうとディーラーや販売店にはメリットがありません。

車の主要部分に被害があり、修理歴のつく車、水没による冠水歴のある車は、下取り価格がつきにくいのが一般的です。

しかし、買取業者はどんな状態であっても基本0円以上で買い取れます。

その理由は、事故や水没でも、損傷していないガラス部分やボディの鉄やアルミはリサイクルが可能であるためです。

たとえば「プリウス20」は販売から10年以上経過していますが、今でも人気があります。

そして乗り続けている人は、当然、部品交換の必要が出てきます。

エンジンやブレーキは車検してもらえますが、直流電力から交流電力を生成する「インバーター」や、動力用2次電池の「ハイブリッドバッテリー」まではメンテナンスが入りません。

ハイブリッドバッテリーに関しては破損してしまうとエンジンが起動せず、警告灯が点灯しないなどのトラブルが生じます。

交換費用は高額で、中古商品の在庫数は少なく入手が困難な状況が続いています。事故車であっても、ニーズのある使える部品が壊れていなければ、高額で買い取ってもらえる可能性があるのです。

廃車のプリウスがどのようにして流通するのか?

廃車のプリウスがどのようにして流通するのか?

日本で10万km以上走った過走行車でも、途上国では「New car」と呼ばれています。壊れるまで乗りつぶす文化がある海外では、まだまだ新しい分類に入るのです。

ちなみに、新車は「Brand new car」と表現します。

プリウスを含む日本車は、太平洋諸国やカリブ海の国々に大量輸出されています。

輸出された先ではオークションで競り合うため、金額は落ちません。

中古パーツは世界中に輸出されている

買取業者は、安く車を仕入れて高く海外に売る、海外の現地の人は、中古車を安く手に入れてさらにオークションで売る、といったような、双方にとって利益が出るビジネスモデルができあがっています。

中古パーツを求めて日本にやってくる外国人バイヤーも増えています。

輸出する国は多岐にわたり、ロシアや東南アジアのミャンマーやタイ、中東のドバイやアフリカのエジプト、ケニア、ナイジェリア、南米のチリやペルー、カリブ諸島にあるトリニダードやドミニカ、オセアニアのニュージーランドやサモアなど、さまざまです。多くの国が、自国に日本車や日本車の中古パーツを安価で持ち帰るために、積極的に交渉しています。

海外では付属品や純正パーツも人気

プリウス購入時に、付属品や純正パーツが一緒についてきます。

ほとんどの方は外して保管していることが多いでしょう。

海外では車が古くなっても壊れた部品を新しい部品にどんどん取り換えて修理を重ねるので、これらの付属品の人気が高いのです。

廃車手続きの前に、トランクの中や家の物置に保管されたままになっていないか、ぜひ探してみましょう。

プリウスを廃車買取専門業者に売却するときのポイント

プリウスを廃車買取専門業者に売却するときのポイント

年式が古い、状態の悪いプリウスは、廃車を取り扱っている買取業者に依頼するのがよいと前述しました。

一方、業者にも良し悪しがあります。信頼できる買取業者の選び方と、高く買取してもらうためのポイントを見ていきましょう。

信頼できる廃車買取業者を選ぶ

まず、国の認可を受けたリサイクル工場を持っているかどうかが重要です。

国の認可の有無は業者のホームページに記載がありますので、チェックしてみてください。

また、東南アジアなど海外に販路を持っているかどうかもポイントです。

日本車のパーツ需要が高まっているため、輸出ルートが強固な業者は高い値段をつけてくれます。

手続きの際、買取額の内訳や廃車手続きの説明が丁寧かどうかも見極めましょう。

自動車保険の還付金は、解体作業が完了しないと手続きできません。

還付金をそのまま懐にしまってしまう業者もありますので、注意が必要です。

インターネットの相見積もりならスムーズ

相見積もりは面倒な作業のように思えますが、今はインターネットで手軽に見積もりが取れます。

折り返しの電話を避けたい場合は、メールのやりとりで仮の見積もりも提案してもらうことも可能です。

1社に絞ると比較材料もなく、車の売却ルートが限られている業者に当たった場合は買取額が上がりにくいでしょう。

数社ピックアップして依頼するのがおすすめです。

廃車時期にも注意する

廃車を検討するなら、税金や保険料を考慮するとよいでしょう。

自動車税の納付義務は、4月1日時点で車を所有している人が1年分の自動車税を納める仕組みです。

毎年5月頃に納税通知が届き、その時点で車を所有していなくても税金を支払わなければなりません。

普通自動車であれば、廃車の時期に関わらず税金の還付を受け取れるので、4月を過ぎたからといって損をすることはありません。

しかし、5月中に1年分を一括で支払うため一時的にでも3~6万円をポケットマネーから捻出しなければならないのです。

乗れなくなったプリウスならば、3月中に廃車買取に出してしまえば、次年度の自動車税を前払いする必要がなくなります。

また、年度の途中であれば、手続き完了が早いほど自動車税が多く還付されます。

車検が近い場合は、車検を通さずに廃車にしてしまう方がよいでしょう。

廃車買取専門業者ハイシャルに相談する

ハイシャル

初めての廃車手続きで不安や疑問を持ったとき、丁寧に悩みを解決してくれるのがハイシャルです。

どんな車でも0円以上の買取保証が魅力で、2019年の相談実績はなんと約65,000件にも及びます。

また、レッカー代や書類代行費用など廃車に関わる手数料が一切無料なのもポイントです。

不動車や事故車でも買取してくれます。

専門のスタッフが365日年末年始を除く 対応してくれるので、何から手続きしたらいいかわからないという方は、まずハイシャルへの相談をおすすめします。

ハイシャルで査定価格を調べる

まとめ

プリウスを廃車にしようと考えている場合、わざわざお金をかけて愛車をスクラップするよりは、運転できる状態か、車のパーツに商品として価値があるかどうかなど、まずは廃車買取業者に相談することをおすすめします。

不動車や事故車、水没車や多走行車であっても、廃車の買取専門業者次第で査定は変わってきます。海外輸出ルートの有無や、パーツのリサイクル、国内再販ルートなど車種や状態に合わせて最も高く買取してくれる業者を探すようにしましょう。

こちらの記事では廃車や買取業者の選び方について詳しく紹介しています。合わせて読んでみてください。

sirasaka / 編集長
sirasaka / 編集長

弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービス「高く売れるドットコム」にて査定業務や出張買取などに携わり、現場で培ったリアルな知見を活かし「満足できる買取体験」を提供すべく買取メディアの運用も行っています。 利用者様の買取にまつわる疑問を解決できる有益な発信のため、日々精進してまいります! リユース営業士資格保有(日本リユース業協会より授与)

sirasakaの執筆記事一覧 ≫

関連キーワード