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Windowsの初期化方法まとめ!手順やできないときの対処法も解説

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Windowsの初期化には2種類あるのを知っていますか?初期化の目的に応じて、初期化の方法は異なります。
本記事では、Windowsの初期化について、以下の情報をまとめました。
- 2種類の初期化の使い分け
- 初期化の方法、手順
- 初期化前にしておきたい準備
- 初期化する際の注意点
- 初期化できないときの対処法
初期化にかかる時間やログインせずに初期化する方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
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Windowsの初期化は2種類ある
Windowsのパソコンの初期化には、大きく2種類あります。それぞれ、どのようなデータを削除できるかが違うため、初期化の目的に応じて使い分ける必要があります。
すべて削除する
1つ目は「すべて削除する」初期化です。
その名の通り、すべてのデータや設定を削除し、工場出荷状態に戻せます。初期化と聞いたら、こちらの方法を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
初期化することでドライブのクリーニングも実施されるため、データが復元されにくくなるという特徴もあります。
パソコンを手放す前には、すべて削除する方法で初期化しましょう。
個人用ファイルを保持する
2つ目は「個人用ファイルを保持する」初期化です。通称「リフレッシュ」とも呼ばれています。
インストールしたアプリケーションやドライバは削除されますが、ユーザーアカウント情報や作成したファイルは削除されません。
アプリが立ち上がらない場合や、システムエラーが発生した場合など、パソコンの調子が悪いときに利用するのが一般的です。
Windowsを初期化する前にしておきたい準備
Windowsの初期化を行う際には、事前にしておきたい準備があります。中には、初期化を正常に進めるために重要なものもあるので、チェックしておきましょう。
ACアダプターの接続状況を確認する
初期化中に電源が切れてしまうと、正常に初期化が完了されないため、ACアダプターがしっかりと接続されているか確認しましょう。
ノートパソコンの場合、充電がフルの状態でも、初期化中に消費してしまう可能性があります。その結果、気づいたら電源が切れており、初期化できないということも。
デスクトップパソコンの場合は、普段からACアダプターを接続しているはずなので、問題ないと思うかもしれません。しかし、接続されていると思っていたものの、外れていて初期化が中止されてしまうケースもあります。
初期化途中で電源が落ち、不具合が発生してしまう恐れもあるので、しっかりと接続した状態で初期化を進めましょう。
周辺機器の接続を外す
ACアダプター以外は、すべて接続を外した状態で初期化するのが理想です。
さまざまな機器が接続されていると、初期化中にデバイスドライバーにエラーが発生してしまう可能性があります。そのため、初期化のときだけで構わないので、プリンターやスピーカー、外付けHDDなどの周辺機器は取り外してくださいね。
セキュリティソフトをアンインストールする
セキュリティソフトは、初期化作業に影響を与えてしまうことがあるため、アンインストールしておくのがおすすめです。
初期化中にセキュリティソフトが邪魔してしまうことで、最悪の場合パソコンが起動できなくなってしまうケースも考えられます。
Microsoftアカウントのパスワードを記録する
初期化をすると、Microsoftアカウントへのログイン情報も削除されてしまいます。そのため、初期化後にOfficeアプリを同じ環境で使う場合、再インストールしなければなりません。
メールアドレスやパスワードがわからないとログインできないため、初期化後もスムーズに利用するためには、Microsoftアカウントの情報をメモしておくのがおすすめです。
必要なデータをバックアップする
初期化するとデータが削除されるため、大切なデータやファイルも消えてしまいます。専用ソフトを使った復元もできるのですが、個人で行うのは困難です。仕事などに使うデータまで削除してしまっては、大きな損失になりかねません。
重要なデータを失ってしまわぬよう、事前にバックアップを取りましょう。バックアップには、必要なデータだけをバックアップする方法と、パソコンのデータを丸々バックアップする方法があります。
ちなみに、バックアップ先として主流なのは、クラウドサービスや外付けHDDです。他にも、USBメモリやCD、外付けSSDにも、バックアップしたデータを保存できます。
▼以下の記事ではパソコンのバックアップ方法を解説。バックアップデータの復元方法などもまとめて紹介。ぜひ、読んでみてください。
Windowsを初期化する方法
Windowsを初期化する方法を、すべて削除する場合、個人用ファイルを保持する場合に分けてそれぞれ紹介していきます。なお、本記事で紹介している方法は、Windows10を例にしています。
すべて削除する初期化の手順
すべてのデータや設定を削除する場合は、すべて削除する初期化を行います。パソコンを売却する際や処分する際は、これから紹介する方法を初期化しましょう。
【すべて削除する初期化手順】
- スタートメニューの[設定]を選ぶ
- [Windowsの設定]から[更新とセキュリティ]を選ぶ
- [回復]をクリックする
- [このPCを初期状態に戻す]の中から[開始する]をクリックする
- オプション選択の画面から[すべて削除する]を選ぶ
- [ファイルの削除のみ行う]か[ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する]のどちらかを選ぶ
- [このPCをリセットする準備ができました]と表示されたら[リセット]を選ぶ
[ファイルの削除のみ行う]と[ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する]は、手放すのであれば後者を選ぶのがおすすめです。ドライブのクリーニングを行うと、データが復元されにくくなります。
音声アシストが起動し、初期設定を行う画面が表示されると初期化完了です。パソコンを手放す場合は、この状態をキープしておいてくださいね。
引き続きパソコンを使う場合は、改めて初期設定を進めていきます。
個人用ファイルを保持する初期化の手順
一部のファイルや設定だけを削除したい場合は、個人用ファイルを保持する初期化を選びます。パソコンの調子が悪いときに効果的です。
【個人用ファイルを保持する初期化手順】
- スタートメニューの[設定]を選ぶ
- [Windowsの設定]から[更新とセキュリティ]を選ぶ
- [回復]をクリックする
- [このPCを初期状態に戻す]の中から[開始する]をクリックする
- オプション選択の画面から[個人用ファイルを保持する]を選ぶ
- 削除されるアプリが表示されたら[次へ]をクリックする
- [このPCをリセットする準備ができました]と表示されたら[リセット]をクリックする
個人用ファイルを保持する初期化では、初期化後のデスクトップ画面に新たなファイルが作成されます。このファイルには、削除されたアプリがリスト化されており、どのようなアプリやドライバが削除されたかを確認できるようになっています。
また、Cドライブ内にWindows.oldフォルダが作成され、初期化前のフォルダがバックアップされているので、間違えて必要なデータを消してしまった際には復元しましょう。
Windowsを初期化する際の注意点
Windowsの初期化には、2つの注意点があります。重大なトラブルが発生しないよう、初期化を始める前に確認しておいてくださいね。
時間がかかることも多い
初期化には時間がかかってしまうこともあります。
基本的には、1時間以内で完了することが多いです。しかし、スペックの低いパソコンの場合、2〜3時間かかることも珍しくありません。
また、忘れてはいけないのがバックアップの時間です。バックアップを取ってから初期化しようと思っていると、想定以上に時間がかかってしまうかもしれません。バックアップするデータの量が多いと、バックアップだけで数時間かかることもあります。
初期化もバックアップも、中断すると不具合が発生する恐れもあるため、時間を確保したうえで取り組みましょう。できれば、事前にバックアップを取っておき、別の日に初期化するのがおすすめです。
初期化が中断され不具合が発生することもある
初期化が途中で中断されてしまうと、不具合が発生してしまうことがあります。パソコンが起動できなくなってしまうこともあるので、中断しないよう事前準備が欠かせません。
初期化が途中で止まってしまう原因は主に5つ考えられます。
- ACアダプターがつながっていない
- 不要な機器を取り外していない
- セキュリティソフトをアンインストールしていない
- OSが最新ではない
- 空き容量が足りない
もちろん、不要な機器がつながっていたり、OSが古いままだったりしても、正常に初期化できるケースはあります。しかし、不具合が発生することがあるのも事実なので、初期化前に準備をしておきましょう。
Windowsを初期化できないときの対処法
Windowsの初期化をしてみたものの、正常に初期化されないこともあります。どうしても初期化できない場合は、Windowsのサポートセンターに相談するしかありません。
とはいえ、自分でできる対処法もあるので、まず試したい方法を3つ紹介していきます。
空き容量を確保してから再び初期化する
初期化できない原因のひとつに、容量が足りないことが挙げられます。具体的には、Cドライブの容量が、32bit版で16GB、64bit版で20GBないと初期化できません。
容量を確認してみて空き容量が不足している場合は、ファイルやアプリを削除して容量を確保してから初期化を試してみましょう。
一度、クラウド上や外付けHDDなどにバックアップを取るのもおすすめですよ。
回復ドライブで初期化する
正常に初期化できないときの対処法のひとつが、回復ドライブの使用です。
回復ドライブとは、初期化するときに使う修復機能のことを指します。Windows 10から搭載されており、Windowsが起動しない状態でも初期化できるのが特徴です。
ただし、回復ドライブを使って初期化するには、事前に回復ドライブを作成していることが条件となっています。まだ初期化をしていない段階であれば、不具合が生じたときのために回復ドライブを作成しておくのがおすすめですよ。
回復ドライブの作成前にしておきたい設定と、回復ドライブの作成方法は以下の通りです。
【回復ドライブの作成前にしておきたい設定】
- スタートメニューより[設定]を選択する
- [システム]を選択する
- [電源とスリープ]を選択する
- 画面とスリープの両方を[なし]に設定する
【回復ドライブの作成方法】
- スタートボタン横の検索ボックスで「回復ドライブ」と検索する
- ユーザーアカウント制御のポップアップで[はい]を選択する
- [システム ファイルを回復ドライブにバックアップします]にチェックを入れ[次へ]を選択する
- パソコンにUSBフラッシュドライブを接続する
- 使用可能なドライブにUSBフラッシュドライブが表示されているのを確認して[次へ]を選択する
- [作成]を選択する
- 回復ドライブの準備ができましたと表示されたら[完了]を選択する
回復ドライブが作成しているのであれば、下記手順で初期化できます。
【回復ドライブを使った初期化手順】
- パソコンの電源を切った状態で、回復ドライブを作成したUSBフラッシュドライブをにつなぐ
- パソコンの電源を入れ、F8キーを連打する
- キーボードレイアウトの選択が表示されるので[Microsoft IME]を選択する
- オプションの選択から[ドライブから回復する]を選択する
- [ファイルの削除のみ行う]か[ドライブを完全にクリーンアップする]から選ぶ
- [回復]を選択する
通常の初期化と同じように、セットアップ画面が表示されれば初期化は完了です。
クラウドダウンロードで初期化する
Windows 10 May 2020 Update以降、クラウドダウンロードでの初期化ができるようになりました。
一般的な初期化では、ローカルに保存されているデータを利用して再インストールしていました。しかし、ローカル環境に不具合があるとデータを利用できず、初期化できないケースもあります。
クラウドダウンロードを利用すると、再インストールに必要なデータをクラウドからダウンロードできるようになります。つまり、システムファイルが破損していても、初期化ができるというわけです。
クラウドダウンロードでの初期化手順は以下の通りです。
- スタートメニューの[設定]を選ぶ
- [Windowsの設定]から[更新とセキュリティ]を選ぶ
- [回復]をクリックする
- [このPCを初期状態に戻す]の中から[開始する]をクリックする
- オプション選択の画面から[すべて削除する]または[すべて削除する]を選ぶ
- [クラウドダウンロード]と[ローカル再インストール]が選べる
特別な操作や準備は必要ありません。ただし、ローカルのデータを使うよりも時間がかかるので、余裕を持って初期化を始めましょう。
Windowsの初期化が必要なタイミング
そもそも、Windowsの初期化はどのようなタイミングで必要となるのでしょうか?
初期化しようと思っていたものの、本来は初期化が不要なケースもあります。また、パソコンの調子が悪く困っているときに、初期化することで正常な状態に戻ることも少なくありません。
初期化を効果的に使えるよう、初期化が必要な4つの状況を紹介していきます。
パソコンを手放すとき
パソコンを手放す際は初期化が必要です。
初期化せずに売却、処分してしまうと、残ったデータを悪用されてしまう恐れがあります。犯罪行為に使われてしまい、トラブルにつながりかねません。
そのため、捨てる場合も手放す場合も、必ず初期化が必要です。特に、買取してもらうなら、初期化しないと買取を断られてしまいます。
ただし、初期化してもデータを復元できるため、売却する際は安心して任せられる業者へ売るのがおすすめです。初期化されたパソコンのデータをさらに消去して復元が困難な状態にしてくれる業者もあります。
▼以下の記事ではパソコン買取おすすめ業者・デスクトップパソコン買取おすすめ業者を紹介。買取サービスのご利用が初めての方も安心していただけるように、買取相場や高く売るコツなどもまとめて紹介。ぜひ、読んでみてください。
正常に起動しないとき
パソコンを操作しているとすぐにエラーになってしまう、といった症状は初期化で解消されることがあります。
パソコンが正常に起動しない原因のひとつが、システムファイルやレジストリが多くなっていることです。また、あるファイルが原因で不具合が発生していることもあります。
初期化することで不具合が発生しているファイルを削除できるため、正常に起動しないときは初期化を試してみるのがおすすめです。
動作が重いとき
パソコン内部のハードディスクに大量のデータが保存されると、パソコンの処理スピードが遅くなります。
そのため、初期化してデータを削除することで、動作が重い症状を解消できるというわけです。
ただし、初期化で重要なデータまで削除しないよう注意しましょう。繰り返しになりますが、初期化前には大切なデータのバックアップを取ってくださいね。
ウイルスに感染したとき
パソコンがウイルスに感染したときにも、初期化で解決できるケースがあります。
パソコンのウイルスはプログラムの一種だと知っていましたか?大きな括りでいえば、ウイルスはOfficeのソフトと同じようなものです。
初期化することでプログラムを削除できるため、プログラムの一種であるウイルスの駆除にも効果があります。
Windowsの初期化に関するよくある質問
ここからは、Windowsの初期化でよく見られる質問とその回答をまとめました。疑問が残っている方は、解消してから初期化に取りかかりましょう。
初期化して消えるものはどんなデータ?
初期化には、消えるデータと残るデータがあります。
すべて削除する方法で初期化した場合、その名の通りすべてのデータが消え購入時の状態になります。具体的には、追加したアプリや自分で行った設定などが初期状態に戻ります。
一方で、個人用ファイルを保持するでは、アプリや設定が削除されるだけで、ユーザーアカウントや設定は残ったままです。
どちらの初期化も、パソコン内のメモリーにはデータが残っており専用のソフトを使って復元できるため、完全に削除されているわけではありません。個人では復元が難しいとはいえ、復元されて悪用される可能性もあるため、手放す際は信頼できる業者に依頼しましょう。
初期化にかかる時間は?
Windowsの初期化は、30分ほどで終わることが多いです。ただし、スペックの低いパソコンだと、数時間かかってしまうこともあります。
初期化が途中で止まってしまうと、パソコンに不具合が発生する恐れもあるため、時間に余裕を持って初期化を始めましょう。
ログインせずに初期化する方法は?
パスワードを忘れてサインインできないなど、初期化したいのにログインできないこともあるでしょう。そういった状態でも、初期化できるのでご安心ください。
ログインせずに初期化する方法は以下の通りです。
- パソコンを起動する
- 右下にある電源ボタンをクリックする
- Shiftキーを押しながら[再起動]を選択する
- [トラブルシューティング]を選択する
- [このPCを初期状態に戻す]を選択する
- [すべて削除する]か[個人用ファイルを保持する]を選ぶ
ログインして初期化するのと同じようにアプリや設定を削除できるので、ぜひ試してみてください。
Windowsは正しい方法で初期化しよう
初期化には、パソコンの不具合を解消できるだけでなく、パソコンの保存している大切な情報の漏えいを防ぐ効果もあります。特に、パソコンを買取してもらうときには、初期化が必須なので、事前に初期化しておきましょう。
なお、パソコンは初期化してもデータを復元できます。不安な方は、専用ソフトで復元が困難な状態まで削除してから販売する業者を利用するのがおすすめです。
もし、お持ちのパソコンが買取不可だった時の処分方法が知りたい方は、以下記事を参考にしてください。
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