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3R、7Rとは?読めばわかるリユース・リサイクル・リフューズの違い
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皆さんは普段の生活の中で、いらなくなったものを処分するときに、何か心がけていることはありますか?
多くの人は、「使えるものはなるべく捨てず、分別してリサイクルに出すようにしている」と言うかもしれません。それは環境に配慮した立派な行動です。
では、リサイクルではなく、リユースについてはどうでしょうか。もしかしたら、リユースは普段あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
リサイクルとリユースは、どう違うのでしょうか。また、リサイクルとリユースでは、どちらを優先させたらいいのでしょうか。
こうした疑問を解消しつつ、手軽にリユース体験を始めることができるおすすめの方法をご紹介します。すぐに始められるものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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リサイクルとリユースの違い
普段、あまり意識していない言葉である「リユース」と「リサイクル」の違いについて解説していきます。
まず、リサイクルとは?
リサイクルとは、不要となったものを回収・再生して、再資源化したり、再利用したりすることです。リサイクルの再生の過程には、粉砕や溶解、分解などが含まれるため、もう一度同じ製品に再生されたり、まったく違う製品に形を変えて再利用されます。
例えば、以下のようなものはリサイクルとなります。
- アルミ缶やスチール缶を溶かして、アルミニウムや鉄に再生する。または、もう一度空き缶に再生する。
- 回収した古紙をパルプに戻して、新しい紙(再生紙)にする。
- ペットボトルを回収して、卵パックやカーペットにする。
わたしたちにできることは、空き缶やペットボトル、古新聞紙などの再生可能な資源を、住んでいる自治体のルールにしたがって正しく分別し処分することです。
古紙を原料とした、グリーンマークがついているノートやトイレットペーパーなどを選んで購入することもできます。
では、リユースとは?
リユースとは、一度使われた物をそのままの形で再利用することです。不要になったものを個人レベルで取り引きする場合や、生産者や販売者が使用済みの製品・部品などを回収して修理、補修、点検などを行ってから、再び製品や部品として再使用する場合などが含まれます。
例えば、ビールびんや牛乳びんを洗浄・消毒して何度も使うことはリユースになります。
リサイクルのリユースの違い
こうして考えてみると、リユースとリサイクルの違いがよく分かるのではないでしょうか。
リユースは元の形を変えずにそのまま再利用するのに対し、リサイクルは元の形をとどめずに分解したり、まったく別のものに作り替えたりして再利用することを意味します。
3Rとは
3Rをご存知でしょうか。環境問題への関心が高まっているため、聞いたことがあるという方も多いと思います。
ですが、「聞いたことはあるけれど、実際にはよく分からない」という方のために、3Rについて詳しくご紹介します。
3Rの意味
3R(スリーアールまたはサンアール)とは、これまで見てきたリユース(Reuse)とリサイクル(Recycle)に加えて、リデュース(Reduce)という3つの言葉の頭文字をとったものです。
環境にやさしい循環型の経済システムを構築するための基本的な考え方をさしています。つまり、地球の資源をムダにしないで何度も繰り返し使う社会を実現させるためにできる行動をまとめたものだと言えます。
環境配慮に関するキーワードなので、環境問題への関心が高まっている今、よく耳にすることがあるかもしれません。
3R運動を推進し、実施している自治体や企業なども年々増えています。しかし、リユースとリサイクルの意味は分かるけれど、リデュースは聞き慣れないのでどういうことを指しているのか分かりにくいと思われるかもしれません。
リデュースとは?
リデュースとは、廃棄物、つまりごみの量そのものをできるだけ減らすことです。
そのためには、そもそも無駄なものは買わないことや、できるだけゴミを出さないこと、いったん買ったものは長く使うといったことが関係しています。
買い物をする前に、「これは本当に必要なものだろうか?」、「持っているもので何か代用できないだろうか?」とよく考えることは、物をリデュースすることにつながります。
一度きりで使い捨てとなってしまうものを買うのではなく、何度でも繰り返して長く使えるものを選んで買うこともできます。
買い物をするときに、マイバッグを持参することもできるでしょう。マイバッグを持参すれば、レジ袋を使わずに済むので、ごみを減らすことができるだけでなく、レジ袋の原料である石油の消費量を減らすこともできます。
では、これにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
日本国内では、毎年約300億枚ものレジ袋が使用されていると言われています。これは、一人当たりに換算すると約300枚、つまり一人1日約1枚程度ということです。
レジ袋を1枚断ると、CO2量を60g-CO2、石油の消費量を約20cc減らすことができると言われています。小さなことでも、一人ひとりが環境問題を意識して行動することが、限りある地球資源を守り大切にすることにつながるのです。
今すぐ出来るリデュース
ここでは、今すぐにでもできるリデュースにあたる具体例を挙げてみました。
- レジ袋をもらわずに、マイバッグを持参する。
- 使い捨ての紙コップを使わずに、マイカップを使う。
- ホテルなどの宿泊施設に歯ブラシやブラシなどを持っていき、備え付けのアメニティを使わない。
- キッチンペーパーではなく、ふきんやぞうきんを使う。
- 余った食材は、冷凍するなどして使い切る。
- 冷蔵庫の中身をチェックしてから買い物に出かける。
- パーティー用のドレスやスキー板など、シーズン物や使用頻度の低いものは買わずにレンタルする。
3Rの優先順位
ここまでで、3Rであるリユース、リサイクル、リデュースの3つの言葉の意味をそれぞれ考えてきました。
環境にやさしい社会づくりに貢献しようと思ったときに、この中ですぐに思い浮かぶ言葉はリサイクルかもしれません。
しかし、この3Rの行動には優先順位があり、これらの行動を順番通りに行うことに意味があります。
そして、驚かれるかもしれませんが、実はリサイクルはこの順番の中での優先度は最後の3番目なのです。
廃棄物処理やリサイクル推進のための基本方針を定めた法律として2000年に制定された循環型社会形成推進基本法の中では、リデュース(ごみを出さない)→リユース(再使用)→リサイクル(再生利用)の順に廃棄物を処理するように定められています。
この3つはどれも大切なものですが、その中でも、ごみの発生や資源の消費をもとから減らすことができるリデュースは、一番重要なことと位置づけられています。
リサイクルは普段からなじみ深い言葉で、もっとも注目されていると言えます。しかし、不要なものを回収していったん原料まで戻してから再生させるリサイクルのプロセスには、運搬費や人件費などの多くのコストやエネルギーが必要となります。
そのため、ごみの処分に関する優先順位においては低くなっています。大量生産→大量消費→大量リサイクルだけでは、本当の意味で環境への負担を減らすことにはならないのです。
限りある地球の資源を有効に活用して、地球温暖化をはじめとするさまざまな環境問題を改善させるためには、まずはものを減らすことや、できるだけごみを出さないという意識をもって生活することが何より大切なのです。
リフューズ(Refuse)を加えた4R
この3Rに、リフューズをプラスして4R(フォーアールまたはヨンアール)と呼ぶこともあります。
リフューズには、「断る」という意味があります。つまり、不要なものや余計なものはもらわずに、「いりません」と断ることです。
つまり、先ほど考えたマイバッグの持参について、レジ袋を「いりません」と断るのであれば、リデュースだけでなくリフューズもしていることになります。
包装紙などの必要のない過剰包装を断って、ごみとなる包装材の量を減らしたり、割り箸やおしぼりなどを断ったりすることもできます。
タダだからと言ってサンプルや試供品などをたくさんもらって、使い切れずにごみ箱行きになっているということはないでしょうか。
提供されるものは何でももらうのではなく、自分にとって必要かどうか、すべて捨てずに使い切れるかどうかを前もってよく考えることも大切と言えます。
さらに、本当に必要なもの以外の衝動買いをしないこともリフューズに含まれます。ペットボトルを買うのではなく、マイボトルを持参することもリフューズの一例です。
そのほかのRも存在する
リユース、リサイクル、リデュース、リフューズについて述べてきましたが、さらにこれら以外のRから始まる言葉を使って、5Rや7R、10Rなどと呼ぶこともあります。それには、次のようなものがあります。
まず、リペア(Repair)です。リペアとは、いったん使用された商品に必要な修理をして、再使用し長く使い続けることです。
ひと昔前の物が少なかった時代には、物を大切にして、壊れたり破れたりしても何度も修理して使っていました。その精神にならって、修理しながら物を長く使い続けるということです。洋服や靴は、簡単な修理でサイズ補正をしたり、破れを直したりすることができます。
家電などの電化製品も、壊れたらすぐに買い替えるのではなく、購入した店に修理を依頼することができます。
さらに、購入先に戻せるものを戻すという意味のReturn(リターン)、形を変えてまた使うReform(リフォーム)、リサイクルされたものを購入するRebuy(リバイ)、再生品の使用を心がけるRegeneration(リジェネレーション)、一時的に使うものは借りて、物を増やさないRental(レンタル)、改善や改良を心がけてものを大事にすることを意味するReform(リフォーム)などのRから始まる言葉があります。
ごみの分別などの際には決められたルールを守るというRule(ルール)、不要なものの処分に最後まで責任を持つResponsibility(リスポンシビリティ)、あれもこれもと無理をせずできるものから始めるRelax(リラックス)などが含められることもあるようです。
ただ、このうちのど言葉を集めて5Rや7Rとするかについては、各企業や団体によって基準がそれぞれ異なっているのが現状です。
また、それらの言葉の意味はすべて3Rのいずれかに含まれるため、3Rにおける優先順位の理念が伝わりにくくなってしまうという考え方もあります。
いずれにしても、環境にやさしい行動をとるために必要な考え方を頭に入れて、できるときにはいつでも自分の行動の指針とすることが大切です。
ここで一気におさらい!R早見表
様々なRがあることがわかりました。ここで、ご紹介したRをおさらいの意味も込めて表にまとめてみました。改めてチェックしてみましょう。
名称 | 主な意味 |
---|---|
Reuse(リユース) | 一度使われた物をそのままの形で再利用すること |
Reduse(リデュース) | ごみの量そのものをできるだけ減らすこと |
Recycle(リサイクル) | 不要となったものを回収・再生・再資源化し再び利用すること |
Refuse(リフューズ) | 不要なものや余計なものを買わない・もらわないこと |
Repair(リペア) | 必要な修理をして、再使用し長く使い続けること |
Return(リターン) | 購入先に戻せるものを戻すこと |
Rebuy(リバイ) | リサイクルされたものを購入すること |
Regeneration(リジェネレーション) | 再生品の使用を心がけること |
Rental(レンタル) | 一時的に使うものは借りて、物を増やさない |
Reform(リフォーム) | 改善や改良を心がけてものを大事にすること |
Rule(ルール) | ごみの分別などの際には決められたルールを守ること |
Responsibility(リスポンシビリティ) | 不要なものの処分に最後まで責任を持つこと |
Relax(リラックス) | あれもこれもと無理をせずできるものから始めること |
手軽にできる、リユース体験の始めかた
普段の生活において、物をそのままの形でもう一度使うリユースにどのように取り組むことができるかを考えてみましょう。
不要になったけれど、まだ使用できるものを捨てるのはもったいないことです。まだ使えるものをどのように再利用することができるでしょうか。
おすすめの方法は、リユース(買取)サービスを活用して、次に使いたい人へ渡してもらうことです。リユース(買取)サービスなら、物を再利用できるだけではなく、不要品をお金に換えることができるという最大のメリットもあります。
その中でも、高く売れるドットコムは業界最大級の総合リユース(買取)サービスです。
リユース(買取)対象品は家電や楽器、カメラ、ホビー用品から貴金属や骨董品、農機具まで幅広く扱っています。
インターネットやお電話で目安の買取価格を前もってお伝えする無料事前査定もありますので、初めての方も安心してご利用いただけます。
まとめ
環境問題に対する関心が高まるにつれて、不要なものを捨てるのではなく、誰かに利用してもらうという意識も高まりつつあります。
増え続けるごみ問題を解決するために、ごみを減らすことや物を再利用するのはとても大切なことです。
リユースサービスなどを上手に活用して、不要になったものを再利用することにより、環境のためにできることを積極的に行っていきましょう。
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