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引越しの初期費用を安く抑える方法とは?費用の内訳や相場も解説

引越しに伴う初期費用を抑えるためには、費用の内訳や相場、不動産会社や引越し業者の繁忙期を把握しておくことが大切です。この記事では、引越しの初期費用を安く抑えるコツとして、物件の選び方や入居のタイミングなどを紹介します。

高マガ編集部

引越し侍

引越しの初期費用を安く抑える方法とは?費用の内訳や相場も解説

引越しに伴いどのような費用が発生するのかご存じでしょうか。
費用の相場が把握できていないと、物件を決めてから「初期費用のお金が足りない」といったことになるかもしれません。

本記事では、引越しに伴う初期費用の内訳や相場、安く抑える方法を解説します。

※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。

引越しに伴う初期費用の内訳と費用相場

引越しで発生する費用は、大きく分けて賃貸契約時の初期費用と引越し代金の2種類があります。
それぞれの項目について詳しく解説します。

敷金・礼金

敷金は、賃貸物件を契約するにあたり、家賃の支払いが滞った場合の担保として家主に支払う預け金です。
退去時に部屋の修繕や清掃が必要であれば、原状回復の費用として敷金が使用されます。
未払いの家賃や借主の責任で生じた傷や破損がなければ、敷金は原則として全額が返金されます。

礼金は、物件を貸してもらうお礼として家主に支払うお金です。
不動産会社や家主の意向にもよりますが、一般的に敷金と礼金はそれぞれ家賃の1~2ヶ月分を支払います。

日割家賃・前家賃

日割家賃とは、月の途中に入居する際、入居日から月末までの家賃を日割りで算出した費用のことです。
たとえばその月の最終日が30日だった場合、16日の入居であれば残り15日分を契約時に支払います。

それとあわせ、契約時には前家賃といって翌月の家賃を前払いするケースがほとんどです。
ただし、家主や不動産会社によっては前家賃が発生しない場合もあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

仲介手数料

不動産会社に物件を紹介してもらい、契約締結となると仲介手数料が発生します。
物件の案内や交渉、契約手続きなど、取引を成功させてくれたことに対する報酬として支払う費用です。

法律では家賃の0.5~1ヶ月分に消費税を加えた金額が上限として定められています。
不動産会社によっては無料としているケースもあるようです。

火災保険料

火災保険料とは、火災や風災、落雷などで建物が被害を受けた場合の補償を目的に損害保険会社へ支払う保険料です。
賃貸契約を締結する際には、火災保険への加入を条件としているケースがほとんどです。
一般的には不動産会社が保険を紹介してくれますが、個人で保険を選択することもできます。

費用は契約する保険によって異なり、基本的には賃貸契約と同じ2年契約で2~3万円程度になることが多いようです。
保険のカバー範囲や支払い額などは事前に確認しておきましょう。

鍵の交換費用

鍵の交換費用は、1万5,000~2万5,000万円程度が相場です。
ディンプルキーなど防犯性の高い鍵が採用されている場合は、費用も高くなると考えておきましょう。

なお、鍵を交換するかどうかは入居者の任意ですが、犯罪防止の観点から鍵交換は必ずすることをおすすめします。
以前の入居者がスペアキーを作って不動産会社に返却していなかった場合、鍵を交換していないと勝手に開けられて侵入されてしまうかもしれません。

クリーニング費用

クリーニング費用とは、クリーニング会社による清掃サービスを受けるための費用です。
退去時に敷金から差し引かれるケースが一般的ですが、敷金のかからない物件などでは初期費用として契約時に徴収されることがあります。

クリーニングの費用は部屋の広さによって変わり、ワンルーム程度の広さであれば1万5,000~4万円程度、3LDK以上は5~10万円程度が相場です。

室内消毒費用

入居前に物件の消毒や除菌・抗菌、消臭、害虫駆除などを行うための費用です。
消毒の施工方法は不動産会社によって異なり、業者が専用の機材を用いて消毒液を噴霧する場合もあれば、スプレーを噴射させて簡易的に済ませる場合もあります。

費用相場は1万5,000~2万円程度です。
ただ、消毒を行うかどうかは入居者の任意ですので、必要がなければオプションから外してもらうよう不動産会社の担当者に伝えるとよいでしょう。

保証料

契約時に連帯保証人を用意できない場合には、万が一家賃の支払いが滞った際の備えとして、保証会社への加入を求められることがあります。
保証料とは、保証会社を利用するために支払う費用のことです。

不動産会社によっては、連帯保証人の擁立とあわせて保証会社への加入を求められるケースもあります。

費用は加入する保険会社によって異なりますが、家賃の0.5~1ヶ月分が目安。一般的には1~2年ごとに更新料がかかります。

引越し費用

賃貸契約時の初期費用のほかにも、引越し業者に支払う費用が生じます。
具体的な費用は業者や時期、移動距離、荷物の量、作業のしやすさなどによって大きく変わってきます。
そのため一概にはいえませんが、目安としては単身が約3万~約10万円、ファミリーが約6万~約30万円です。

また、新居に移る場合、不用品を処分するための費用も計算に入れておきましょう。
処分品目にもよりますが、自治体の粗大ゴミに出す場合は1つあたり数百~数千円、廃品回収業者に依頼する場合は1つあたり数千円がかかります。

賃貸契約の初期費用を抑えるには

初期費用を抑えられれば、その分家具や家電など、新生活に必要なアイテムの購入費にあてられます。
以下で賃貸契約の初期費用を抑えるコツを紹介します。

敷金・礼金のない物件を選ぶ

敷金・礼金が初期費用に占める割合は決して少なくありません。
仮に家賃6万円の物件で敷金・礼金がそれぞれ2ヶ月分とすると、敷金・礼金だけで24万円もかかってしまいます。

できるだけ初期費用を抑えたければ、敷金や礼金のない物件を選びましょう。
近年では「ゼロゼロ物件」といって敷金・礼金がかからない物件も増えてきているため、不動産会社に相談して探してもらうとよいでしょう。

仲介手数料の安い不動産会社で契約する

仲介手数料は家賃の0.5~1ヶ月分が相場ですが、中には仲介手数料が無料の不動産会社もあります。
無料でなくとも、安く設定している不動産会社で契約すれば費用を節約することが可能です。

ただし、仲介手数料が安いもしくは無料の物件に絞って探すと、選択肢が狭まったり消毒や24時間サポートなどのオプション代がかかったりする可能性もあるため注意しましょう。

月末に入居する

月の途中で入居した場合、月末までの家賃を日割りして契約時に支払う必要があります。
月初に入居した場合は、日割といってもほぼ1ヶ月分の家賃を支払わなければなりません。

初期費用を抑える上でのベストは、月末に入居することです。
たとえば30日までの月の28日に入居すれば、支払う日割家賃は28日、29日、30日の3日分だけで済みます。

物件のグレードを見直す

基本的なことではありますが、物件のグレードが収入に見合っているか見直してみましょう。
家賃は月給の1/3が目安といわれています。収入に対して家賃が高すぎると、必然的に初期費用の負担も大きくなって支払いが大変です。

エリアや住宅設備のグレードを少し変えるなどして、家賃そのものを下げる工夫をしてみてください。

引越し代金を安く抑える方法

上述の通り、引越し代金は時期や荷物量によって大きく変動し、やり方によっては安く抑えることが可能です。
以下で引越し代金を節約する方法を解説します。

荷造りを自分で行う

引越し業者では、荷造りを業者に依頼するプランと自分で行うプランとが用意されています。
自分で荷造りを行えばその分の人件費が削減できるため、見積もり額を2~3万円ほど安くできます。

荷造りに必要な段ボール箱は、ネット通販やホームセンターなどで購入できるほか、スーパーやドラッグストアなどで不要になったものを譲ってもらうことも可能です。
小物類はできる限り段ボール箱にまとめ、作業員の方がスムーズに運べる状態にしておきましょう。

繁忙期を避ける

引越しは依頼する時期によっても費用が大きく変化します。
新生活をスタートさせる人が多い3~4月や、人事異動が重なる8~9月は引越し業者にとって繁忙期にあたり、料金が高騰する傾向にあります。

できるだけこれらの時期を避けて依頼することも、引越し代金を節約する上で重要です。

不用品は事前に処分する

荷造りがギリギリで不用品を処分する時間がないと、それらも新居に持っていくことになり、余計に引越し代がかさんでしまいます。
荷物を減らして費用を抑えるためにも、不要なものは事前に処分しておきましょう。

不用品の処分は業者に依頼するよりも自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用した方が安く済みます。
ただ、自治体の粗大ゴミ回収は申し込みから回収までに2~3週間近くかかることもあるため、引越し日から逆算して余裕をもって連絡しておきましょう。

複数の業者から見積もりを取る

引越し代金は依頼する業者によっても異なります。
そのため、見積もりは複数社から取ることが基本です。
見積もりを1社で済ませてしまうと他との比較ができないため、提示された金額が相場に対して適正なのかどうか判断できません。

最初に見積もり依頼した会社が不当に高額な料金を提示してくる可能性もあります。
そうした事態を避けるためにも、見積もりは最低でも3社程度から取ることをおすすめします。
費用総額だけでなく、オプションサービスの内容や補償の有無、希望日時に引越しできるかどうかなども比較しつつ選びましょう。

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引越しの初期費用は、コツを抑えておけば安く済ませることが可能です。
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まとめ

引越しの際には、敷金や礼金、仲介手数料といった賃貸契約の初期費用のほか、引越し代金や不用品の処分費用などが発生します。
物件を決めてしまってから予算オーバーすることのないよう、どのような費用が発生するのか、相場とあわせて事前に把握しておきましょう。

「敷金や礼金がゼロの物件を選ぶ」「複数社から引越しの見積もりを取る」などすれば、工夫次第で引越しの初期費用を抑えることは可能です。
これから引越しを予定している人はぜひお試しください。

引越しにかかる初期費用についてもっと詳しく知りたい方は、引越しの初期費用の相場はいくら?計算例と安く抑える方法まとめの記事で初期費用の内訳と計算例、初期費用を抑えるポイントについて紹介しています。

高マガ編集部 / takamaga
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