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引越しの初期費用の相場はいくら?安く抑える方法や内訳も解説!
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引越しをすると、新居の初期費用や引越し料金などで予想以上のお金がかかります。特に賃貸契約における初期費用の相場を理解していないと、理想の物件を見つけても初期費用の高さに驚いてしまうかも。そこで本記事では、引越しにかかる費用相場を解説しながら、初期費用を抑えるコツをまとめて紹介します。
事前にどの程度のお金がかかるのか知っておくと、不要な出費を避けて余裕のある新生活を始めることができます。これから引越しシーズンを迎えますので、引越しの予定がある方はぜひ最後までお読みください。
目次
※相場情報は実際の買取価格と異なる可能性がございます。
引越しに伴う初期費用の相場まとめ
引越しに伴う初期費用を表にまとめました。相場はおおよその金額です。引越しする世帯の人数や荷物量、移動距離、引越し時期などによって変わりますので参考程度にしてください。
項目 | 内容 | 費用相場 |
---|---|---|
敷金・礼金 | 賃貸物件を借りるときの保証金として家主へ支払う。礼金はお礼としての位置付け。敷金は条件を満たせば返還されるが、礼金は返還されない | 賃料の数か月分 ※0円の物件もある |
日割家賃・前家賃 | 月の途中からの入居の場合、家賃は日割り計算される。前家賃は翌月分を先払い | 家賃の1か月分 |
仲介手数料 | 不動産会社を通じた契約の際に支払う費用のこと | 賃料の0.55か月分〜1か月分 |
火災保険料 | 火災や風災などのリスクに備えて支払う保険料のこと | 2年契約で2万円〜3万円 |
鍵の交換費用 | セキュリティ向上のための鍵交換時に必要 | 1万円〜2万円 |
クリーニング費用 | 入居前の物件清掃費用として請求される | 3万円〜10万円以上 |
消毒費用・害虫駆除費用 | 室内の消毒や害虫駆除のために必要 | 約2万円 |
保証料 | 賃貸物件を借りるときに連帯保証会社に支払う利用料のこと | 賃料の数か月分 |
引越し業者費用 | 荷物の運搬にかかる費用 | 単身3万円〜 ファミリー8万円〜20万円 |
家具・家電購入費用 | 新居用の家具や家電を購入する費用 | – |
挨拶品購入費用 | 近隣住民への挨拶用として | 500円/一世帯 |
その他(解約金、ごみ処分費用) | サービスの解約金や大型ごみ処分費用として必要 | – |
以上の項目を、ひとつずつ詳しくみていきましょう。
敷金・礼金
敷金と礼金は、賃貸物件を契約するときの初期費用として請求されるものです。
敷金は、賃貸物件の損害や清掃費用に充てられる保証金として支払います。これは、契約終了時に目立った傷やよごれがないなど条件を満たせば、退去時に返還されます。
一方、礼金は敷金とは異なり、物件の管理会社や家主に支払うお礼金のようなもの。返還されることはありません。
敷金と礼金の相場は物件や地域によって異なります。関東では敷金礼金の相場は家賃の1か月〜3か月分程度ですが、関西では「敷引」と呼ばれる礼金が発生することも。家賃の4か月分ほど請求される物件もあります。
最近では敷金0円・礼金0円の物件もありますが、契約期間満了前に解約すると違約金がかかるなどの特約が設定されていることがありますので、契約内容をよくご確認ください。
日割家賃・前家賃
月の途中から入居する場合には、家賃は日割りで計算されます。たとえば家賃が月5万円のアパートなら「家賃÷月の日数×入居日数」で計算します。
合わせて前家賃といって、契約時に翌月分の家賃を先払いすることが多いです。1月入居なら、1月分と2月分の家賃を同時に支払います。この2月分が前払いの家賃となります。
仲介手数料
仲介手数料とは、仲介会社を介して物件を契約するときに発生する手数料です。仲介手数料は、物件を案内したり家主と連絡したりといった契約手続きのサービスに対する報酬として設定されます。通常は賃料の0.55か月分程度が相場となり、法律では上限1.1か月分までと定められています。
最近では仲介手数料無料の仲介会社もあるので、費用を安く抑えたい場合は探してみましょう。
火災保険料
火災保険料は、火災や風災、落雷などのリスクに備えるために支払う保険料です。契約時に加入が必須とされることが多く、保険料は物件の種類や立地、建物の構造によって異なります。
不動産会社の紹介する保険会社を選択するほかに、自分で保険会社を探して契約することも可能です。相場は2年契約で2万円〜3万円となるでしょう。
鍵の交換費用
退去時に鍵を交換するかどうかは、家主の判断によります。最近では鍵を交換してから新しい入居者に明け渡すことが多くなっていますが、セキュリティ的に心配のある場合は鍵交換をおすすめします。自分で鍵交換をする場合は、1万円〜2万円程度かかります。
クリーニング費用
クリーニング費用とは、前の入居者が退去した後に物件を清潔な状態に戻すために必要な費用です。これには部屋の清掃だけでなく、場合によってはフローリングの交換や壁紙の貼り直しなどが含まれることもあります。
費用の相場は、1人暮らしの物件では3万円~5万円、1LDK〜2LDKは5万円〜8万円、家族向け物件であれば8万円〜10万円程度となるでしょう。
基本的には敷金で費用が差し引かれるか、契約時に入居者負担となります。物件によってはかなり高額に設定してあることもありますので、よく確認しておきましょう。
消毒費用・害虫駆除費用
消毒は、クリーニングとはまた別で、室内の消毒・除菌を行うものです。害虫駆除費用も合わせて請求される場合があります。
どちらも賃貸物件の清潔を保つために重要なものですが、特に消毒や害虫駆除は必要ないと思われる方は断ることもできます。
ただし、入居してからゴキブリやダニなどの駆除をするのは面倒ですから、できれば入居前に消毒しておいたほうが無難です。健康や安全を守るためには避けて通れない出費といえるでしょう。費用は害虫の種類や駆除範囲によって異なりますが、相場は2万円程度です。
保証料
保証料は、賃貸契約時に保証会社を利用する際に支払う費用で、万が一家賃の支払いが滞った場合に保証会社が家賃を立て替えるサービスです。
保証料は賃料の0.5か月分〜1か月分が一般的で、契約更新時には再度支払う必要があります。
引越し業者費用
引越しするときは入居費用のほかに、引越し業者に運搬作業を依頼する費用がかかります。
引越し業者の費用は、引越しの荷物量・移動距離・サービス内容によって大きく変動します。相場としては単身世帯で3万円〜5万円、ファミリー世帯で8万円〜20万円程度となるでしょう。引越し繁忙期であればもう少し高くなります。
家具・家電購入費用
引越しするときは心機一転、新しい家具や家電を用意してフレッシュな気分で生活をスタートさせたいですよね。
新居に合う家具・家電購入費用もリストアップしておきましょう。購入する際は、新居の間取りをよく見ながら、サイズや部屋までの搬入経路も確認してください。
引越し先への挨拶品購入費用
引越し先への挨拶品も忘れずに。引越しのご挨拶は、新しい近隣住民への最初の印象を良くするために重要です。
品物はそれほど高価なものは必要なく、500円程度のタオルや洗剤など実用的なアイテムが好まれます。アパートやマンションなら両隣と上下階、一戸建てなら両隣と向かいの3軒、裏の3軒に挨拶しておくとよいでしょう。
その他の費用
その他の費用として、各種サービスの解約金やごみの処分費用が発生することが考えられます。解約金がかかるサービスについては、引越し前に整理しておきましょう。
ごみの処分費用は、特に大型家具や家電を処分すると数万円もの費用がかかる場合があります。引越しの際に思わぬ出費となって慌てないよう、事前に確認しておきましょう。
以上が、引越し時の初期費用として考えられる項目です。
こんなにたくさんの費用が発生するとなると、何十万円ものお金がかかりますね。しかし、中には値下げ交渉できるものや節約できるポイントもありますので、次の章から紹介していきます!
値下げ交渉できる引越し初期費用
初期費用は交渉すると値下げに応じてくれる可能性があります。以下のような物件であれば値下げ交渉が成立する可能性が高いです。
- 入居者がしばらくいない物件
- 駅から遠い、立地条件が悪い
以下に交渉できるポイントをまとめましたので、参考にしてください。
敷金・礼金は値下げ交渉できる
敷金・礼金が相場よりも高いと感じた場合は、直接家主や仲介会社と交渉すると安くしてもらえる可能性があります。空き期間が長い物件やオフシーズン、駅から遠い物件などの場合は、交渉が成立しやすいです。
ただし、敷金礼金が安い物件では、その他の特約(例えば解約時の違約金)を代わりに設定されることがあるため、注意が必要です。
仲介手数料は家賃の0.55か月分をめやすに探す
仲介手数料を節約するには、仲介手数料無料の物件を探しましょう。無料ではなかなか見つからない場合は、家賃の0.55か月分をめやすに探してみてください。
室内消毒費用は作業内容を確認して
入居前の室内消毒については、業者によって「抗菌消臭代」「入居時消臭抗菌料」「除菌消臭施工料」など呼び方がさまざまです。
本当にしっかりと消毒してくれる場合もありますが、立ち会う訳ではないので作業内容は不明です。室内消毒とはどのような作業をするのか、自分でできるものなのか、内容を確認してみてはいかがでしょうか。値下げ交渉にも応じてもらえるかもしれません。
値下げ交渉できない初期費用
引越しの初期費用の中には、どうしても節約できないもの・節約しないほうがよいものがあります。ここでは3つの費用について解説します。
火災保険料を節約は難しい
賃貸契約時に加入する火災保険。どの保険会社に加入するかは、管理会社または家主の指定であることが多く、自分で好きな保険会社を選択できる可能性は低いです。
もし、指定の保険会社との契約を拒否すると、入居の審査落ちとなることもあります。
人気の物件であれば、家主指定の保険会社との契約に応じてくれる人を優先するでしょうから、特に理由のない場合は指定の火災保険に加入したほうが無難です。
保証料の節約は難しい
保証料は管理会社や家主に家賃支払いを保証するために必要な費用です。一般的には保証会社をたてることで家賃支払いの担保とします。
保証会社は、大家や不動産会社が指定する保証会社を使うケースが多いですが、連帯保証人がいれば保証会社を利用しなくても良い物件もあります。
しかし、連帯保証人にも審査が必要で、いくつかの条件をクリアする必要があります。保証人となってくれる人にも負担ですし。
保証人がうまく立てられないと、入居の契約ができない可能性が高くなるため、保証料は管理会社または家主の指定通りにされることをおすすめします。
鍵交換費用は防犯対策として必須
防犯対策として、鍵は交換を推奨します。できればディンプルキーシリンダーといって、鍵の表面に丸い窪みのある鍵が望ましいです。
古くから使用されているピンシリンダーやディスクシリンダーではピッキングに弱く、防犯対策としてはおすすめできません。ここは費用を負担してでもきちんと交換したほうがよいでしょう。
引越し時に節約できるポイント
ここまで紹介した節約方法のほかに、ちょっとした節約ポイントを紹介します。もし都合がつくようであれば実践してみてください。
入居日は初月がおすすめ
たとえば入居日を1月1日にすると、1月分の家賃と2月分の家賃を支払うことになります。1月の半ばに入居すると、1月分の日割り家賃と2月分の家賃が発生します。
家賃は日割りならムダがないように感じられますが、共益費や自治会費などは日割りにならない可能性があります。できればキリよく1日から入居したいものです。
フリーレント物件を探す
フリーレント物件とは、入居初期の数か月間の賃料が無料になる物件です。オフシーズンで入居者がいない物件などを安く貸し出すために、賃料の1〜2か月分を無料としている場合が多いです。
ただし、短期間で解約すると違約金が発生する場合があります。その点だけ注意すればとてもお得な契約形態です。フリーレント物件を見かけたら、ぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。
引越し業者の費用を安く抑える方法
引越し業者の費用は条件が合えばかなりの節約が可能です。ここでは、引越し費用を抑えるための具体的な方法を紹介します。
繁忙期を避ける
引越しの繁忙期(3月〜4月)は、需要が高まるため料金が高くなります。可能であれば、これらの時期を避けてオフシーズンに引越しを計画しましょう。
引越し業者によってはホームページに引越し料金が安くなる日を掲載しています。日程を自分で決められる方は、料金が安い日を狙ってみてください。
荷造りを自分で行う
引越し業者は荷造りのオプションでさまざまなプランを提供しており、どの程度の荷物を任せるかで料金が異なります。
すべての作業をおまかせするパックにすると、自分で梱包するパックと比較して、単身の場合は数万円から、家族での引越しでは10万円以上もの差が出る可能性があります。
大型家具の梱包だけを業者が担当し、あとの荷造り・荷解きはなるべく自分で行うようにすると、引越し料金を安く抑えることができますよ。
荷物が少ない方や単身者なら単身者向けのパックを利用しましょう。
不用品は事前に処分する
不用品をわざわざ新居に持ち込んで、結局捨てることのないように整理しましょう。事前に処分しておくと荷物の量を減らせるため、引越し費用を安く抑えられます。荷物が少なければ少ないほど、引越し業者の見積もりも低くなります。
大量に処分するなら、出張買取や宅配買取サービスを利用すると便利ですよ。
自分で運搬する
単身世帯または荷物の少ないご家庭であれば、自分で荷物を運搬する方法もあります。大型の家具・家電のみを業者に運搬してもらい、小さなダンボール類はレンタカーで軽トラを借りて運ぶこともできます。
距離が遠いとそれほど節約にはならない方法ですが、近距離で車も用意できる人であれば、検討してみてもいいかもしれません。
友人・知人に協力を頼む
1人世帯〜2人世帯くらいの荷物量であれば、友人知人に協力してもらって業者に頼まず引越し作業をする方法もあります。快く応じてくれる友人がいるなら、いっしょに作業をしてもらいましょう。作業完了後のお礼も忘れずに。
宅急便で荷物を送る
荷物のダンボールの個数によっては宅急便で荷物を送り、必要な家具家電だけを引越し業者に頼むか、あるいは新居で購入するという方法もあります。
送料は大きいもので2,000円程度です。10個未満の荷物であれば、引越し業者に依頼するより安くつくかもしれません。
複数の業者から見積もりを取る
複数の引越し業者から見積もりを取ることで、最も安い業者を選択できます。見積もりを比較するときは料金だけでなくサービス内容を含めて比較するようにしてください。
時間指定をしないプランを選択する
引越し業者は荷物量や移動距離に応じてトラックを手配しています。時間指定をせずに引越しをしてくれるお客様は引越し業者にとってとてもありがたい存在です。トラック資源も有効に活用できるため、引越し料金が安くなります。
時間帯を指定しない場合は、午後から夕方の作業となる場合が多いです。時間指定をして契約するよりも5千円〜1万円程度安くできる可能性があるので、お急ぎでない方は時間指定をしないプランを検討してみてください。
値引き交渉する
引越し繁忙期だと値引きに応じてもらえない可能性が高いのですが、オフシーズンであれば「相見積もりをしている」と告げて値引き交渉してみてください。
業者によっては、あらかじめ値引きに応じられる金額の幅を設定してある場合があります。値引き交渉をしないのは非常に損です。数千円〜2万円程度安くしてもらえるかもしれません。ぜひ根気よく交渉してください。
引越し業者を比較するなら
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引越し希望日と現住所の郵便番号、引越し先の都道府県をフォームに入力するだけで、ニーズに合わせた最適な引越し業者を見つけることができ、時間と費用の節約につながります。
引越しでは、やはり引越し業者の料金が大きな出費となってきますので、一括査定でしっかりとプランを比較して選んでくださいね。
▼こちらの記事では、おすすめの引越し業者やその他の見積もりサービスも紹介しているので参考にしてください。
引越しの初期費用についてよくある質問
ここからは引越しの初期費用についてよくある質問に回答していきます。
引越しの際、初期費用にどれくらいかかりますか?
引越しの初期費用は契約内容によって異なります。一般的には初期費用として、敷金・礼金、仲介手数料、家賃、火災保険料、鍵交換費用、クリーニング費用、引越し業者の作業料などがかかります。
敷金・礼金はどうしても払わなければなりませんか?
敷金(保証金)は、賃貸契約時に借主が大家に支払う保証金のことで、賃貸物件の損害や滞納家賃の補填に使用されます。契約終了時には残額が返金されますのでご安心ください。
一方、礼金は大家への「お礼」の意味で支払うお金ですので、返金されることはありません。最近では礼金なしの物件も多くなっているので探してみてください。
引越し業者の費用はどのくらい見積もるべきですか?
引越し業者の費用は引越しの距離・荷物の量・サービス内容(梱包作業・家具の組み立て・設置サービスなど)によって大きく異なります。一般的には、単身世帯で3万円〜5万円、ファミリー世帯で8万円〜20万円程度となるでしょう。引越し繁忙期であればもう少し高くなります。
少しでも引越し費用を安く抑えるためには、複数の引越し業者に見積もりを依頼すること。「SUUMO引越し見積もり」なら一度の入力で複数の引越し業者からの見積もりをとることができます。ぜひお試しください。
初期費用を安く抑える方法はありますか?
初期費用を抑える方法として、以下の方法があります。
- 敷金礼金が不要の物件を選ぶ
- 仲介手数料が無料の物件を探す
- 引越し見積もりを一括査定して最も安い業者を選ぶ
- 自分で荷造りをする
- 不要なサービスは省略する
また、不用品を処分して荷物量を減らすことも、初期費用を抑える一つの方法です。
まとめ
引越しのときは、新居の敷金・礼金、仲介手数料といった初期費用のほかにも、引越し業者にかかる作業代金や不用品の処分費用など、さまざまな費用が発生します。
少しでも費用を安くするためには、まずどのような費用が発生するのか、相場はいくらくらいなのかを知っておくことが大切です。
初期費用の中には節約が難しい項目もあります。最も簡単な節約方法は引越し業者の料金を安く抑えることです。
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