- 着物買取おすすめ
塩沢紬買取おすすめ業者5選!高く売れる塩沢紬の特徴は?買取相場も紹介!
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
※「高く売れるドットコム」「おいくら」は弊社マーケットエンタープライズが運営するサービスです。
鹿児島県の大島紬、茨城県の結城紬と並ぶ日本三大紬に数えられる塩沢紬。新潟県南魚沼市の塩沢地域で生産されている高級紬として、古くから人々に親しまれています。
「タンスの奥に眠っていて、長年出してない」
「売りたいけど、どこにお願いすればいいか分からない」
など、持っていても使用することがない方たちがいると思います。また、着てくれる方に譲りたいなどを考えている方もいるのではないしょうか。
本記事では、塩沢紬の歴史からおすすめの買取業者まで紹介しているので参考にしてみてください。
目次
※買取相場は執筆時点で取得した情報となりますので、実際の買取価格と異なる可能性がございます。
塩沢紬のおすすめ買取業者5選
塩沢紬を売りたいときにおすすめの買取業者をご紹介します。
いずれも高額買取に定評があるところばかりなので、気になった業者があったら公式サイトもあわせてチェックしてみてください。
高く売れるドットコム
「高く売れるドットコム」は、弊社マーケットエンタープライズが運営する総合買取サービスです。着物をはじめ、毛皮や食器、レコード、骨董品、切手など、買取品目は10万種類以上にものぼります。
WEB上の買取・販売に特化することで、店舗運営費やスタッフの人件費など余分なコストを大幅に抑え、その分を査定金額に還元。さらに、個人だけでなく法人や業者からの買取にも対応していたり、販売経路を複数展開したりすることで、高価買取を実現しています。
査定は、着物の専門知識を持つプロのバイヤーが担当。独自データとリアルタイムの市場買取相場を掛け合わせ、最適な価格を提案します。
サービスの利用は完全無料。他社では別途費用が負担になることが多い、宅配買取のキャンセル時の返送料がかからない点もメリットです。
申し込みは、お電話「0120-503-864」もしくはWebより可能です。まずは無料で査定してみてください。
バイセル
出典:バイセル公式サイト
累計買取実績2,700万点以上*を誇る大手買取業者「バイセル」。
百貨店での直接販売やオンライン販売など多岐にわたる販路を展開していることから、高価買取に定評があります。
出張・店頭・宅配の3種類の方法で買取を行っており、どの方法でも着物の知識が豊富なプロのスタッフが査定。証紙を紛失してしまった着物や、シワやシミ、破損のある着物も査定対象になるため、他社で買取を断られた着物も一度依頼してみてもよいかもしれません。
お客様相談室の設置や決裁コール・フォローコールの実施など、サポート体制は万全。初めて買取業者を利用する方でも安心して利用できます。
*2015年~2022年の合計買取点数
福ちゃん
出典:福ちゃん公式サイト
着物や古銭、骨董品、絵画、時計、貴金属など、幅広い品目の買取を行っている総合買取業者「福ちゃん」。
全国の呉服屋など小売業者に向けた独自の着物市場を運営することで、高価買取を実現。他社では断られてしまった難あり着物の査定にも対応しています。
査定を行うのは、厳しい研修と豊富な経験を積んだ着物の専門家のみ。確かな査定力で、着物の価値を見極め、適正な価格を提示してくれます。
一部地域では女性のお客様限定で、すべて女性スタッフが対応する「出張買取レディースプラン」を用意。出張買取で男性スタッフを自宅にあげることに抵抗がある方でも安心です。
買取方法は出張・宅配・店頭の3種類がありますが、現在出張買取限定で、着物の買取価格が30%アップになるキャンペーンを実施中。出張買取を検討している方は、この機会にぜひ利用してみては?
リファスタ
出典:リファスタ公式サイト
「リファスタ」は、全国からの着物の宅配買取を受け付けている買取業者。幅広い知識と豊富な経験を持った着物専門のバイヤーが、1点1点丁寧に査定してくれます。
申し込みはLINEかWEBから可能で、梱包キットは無料でプレゼント。すべての宅配物にあらかじめ30万円までの配送保険が無料でついている点も魅力。最大5,000万円までの配送補償も有償でつけることができるため、配送時に万が一トラブルが起こった場合も安心です。
着物のほか、貴金属や宝石、ブランド品などの買取も行っています。
着物10
出典:着物10公式サイト
「着物10」は、宅配買取に特化した着物専門の買取業者。
ネットショップなどで国内外問わず幅広い販路を確保していることから納得の価格での買取を実現しており、買取決定率は98.8%という高い実績を誇っています。
状態の良し悪し問わず、着物はもちろん帯や小物など和装品なら何でもまとめて査定OK。万が一値段がつかなかった場合は、希望に応じて無料引き取りも行っており、寄付やリサイクルに役立てています。
買取申し込みは、フリーダイヤルやネットから24時間受付中。着物や帯が約15点入る宅配キットは無料で送ってもらえるので、自身で梱包材を調達する手間や費用も省けます。
▼こちらの記事では、着物のおすすめ買取業者を比較しているので参考にしてください。
塩沢紬とは
鹿児島県の大島紬、茨城県の結城紬と並ぶ日本三大紬に数えられる塩沢紬。新潟県南魚沼市の塩沢地域で生産されている高級紬として、古くから人々に親しまれています。
塩沢紬の歴史
塩沢紬が織られている塩沢地域は冬の湿った気候が機織りに適していることから、すでに奈良時代の頃には現在の越後上布(えちごじょうふ)と思われる麻の織物が作られており、奈良の正倉院にも保存されています。
その品質のよさから主に上流階級の人々に珍重されており、鎌倉時代に成立した歴史書『吾妻鏡(あづまかがみ)』には、源頼朝が京からの勅使に越布(越後上布)を一反贈ったという記載も残されています。
塩沢紬はこの越後上布の技術を応用して発展した絹織物で、江戸時代に誕生しました。柔らかな着心地と上質感のある風合いを生み出す技術は高く評価されており、1975(昭和50)年には伝統工芸品に指定されています。
塩沢紬の特長
塩沢紬は、経糸(たていと)に生糸、あるいは玉糸を、緯糸(よこいと)に真綿の手紬糸を使用。手括り・手摺り込みという技法を用いて、すべて職人が手作業で織り上げます。
紺や黒の地色に、白や紺、黒などの絣模様が織り込まれたシックな色合いが特長。模様は繊細な十字絣や亀甲絣が表現されており、上品で落ち着いた雰囲気が感じられます。
また、柔らかさと光沢感があり、他の紬よりも薄手でサラッとまとえる点も魅力です。
塩沢紬の格と着用シーン
塩沢紬だけでなく紬と呼ばれる着物は、基本的に普段着向け。観劇や美術館鑑賞、友人との気軽なお出かけなど日常的なシーンで楽しむもので、結婚式やパーティーなどフォーマルな場への着用には基本的に不向きです。
季節としては、裏地のついていない単衣(ひとえ)で仕立てられることが多いため春や秋が好まれますが、裏地のついた袷(あわせ)仕立てにすれば冬でも着用できます。
塩沢紬・塩沢織・本塩沢の違いとは
塩沢紬とよく混同してしまうのが、塩沢織と本塩沢。この3つにはどのような違いがあるのでしょうか?
まず塩沢織は、塩沢地域で作られる織物全般のことを指し、塩沢紬もこのひとつに含まれます。
塩沢織には塩沢紬のほかに、本塩沢、越後上布、夏塩沢があります。それぞれの特長を具体的にみていきましょう。
本塩沢とは
本塩沢は、生糸を使用して繊細な十字絣や亀甲絣を表現した高級絹織物で、もともとは「塩沢御召(しおざわおめし)」と呼ばれていました。
御召とは御召縮緬の略で、“高貴な方がお召しになる”ことからつけられた名称。御召はシャリ感のある上質な風合いと着心地のよさで、主に江戸時代の貴族や武家の人々に愛されていました。
本塩沢は、緯糸に強い撚りをかけて織り上げて湯の中で揉み出したボコボコとした細かなシワ、いわゆるシボがあるのが特長。これによって肌に触れる面積が少なくなり、汗をかいてもベタつきにくく、さらりとした着心地を保てるため、気温が高くなる時期に重宝されています。
越後上布とは
越後上布は、塩沢地域でもっとも古くから織られている高級麻織物。
夏の定番着物のひとつで、撥水性、吸水性、通気性に優れているため熱がこもりにくく、さらりとした着心地が特長です。
1955(昭和30)年には国の重要無形文化財に、2009(平成21)年にはユネスコ無形文化遺産に登録されています。
素材には、苧麻(からむし)と呼ばれる糸が使用されており、職人の高い技術が必要になる手括りで絣模様を表現。その後、機織り・湯もみ・足ふみという工程を経て、仕上げにこの地域の伝統技法である雪晒しで漂白を行って完成します。
越後上布は、このように高度な技術と手間が必要な上、後継者不足などの課題もあり、将来的には“幻の布”になるともいわれています。
夏塩沢は、明治時代に誕生した比較的新しい絹織物。
駒撚り(こまより)という強撚糸を経糸と緯糸に使用して、透け感を表現。塩沢織の中でももっとも暑い時期に適した生地で、主に盛夏向けの着物として織られています。
塩沢紬の買取相場
塩沢紬は、職人の高齢化や後継者不足により生産量が減少している上、大量生産が困難なことから希少価値の高い着物になっています。
そのため、買取市場でも比較的高値がつきやすく、だいたい4万円前後で取引されることが多いようですが、今後価値がさらに上がっていくかもしれません。
高く売れる着物の特長
着物の中でも比較的高値がつきやすい塩沢紬ですが、ものによっては相場より高い金額で買い取ってもらえる可能性があります。
ここでは、高額買取に繋がりやすい付加価値の高い塩沢紬の特長についてご紹介します。
証紙がついている
塩沢紬だけでなく有名な産地やブランドの着物は、類似品との区別を図るために証紙と呼ばれる証明書が必ずついてきます。
本場の塩沢紬についているのは、“塩沢紬”という名称と、伝統技法である“雪晒し”の様子が描かれた絵、そして生産元の名前が記された塩沢織物工業協同組合の証紙です。これがあることで手元の着物の価値を証明することができるため、査定時に有利に働きます。
逆に証紙がないと、本物の塩沢紬だったとしてもその価値の証明力に欠けてしまうので、相場の半分以下まで価格が下がってしまうケースも少なくありません。
また、塩沢紬は伝統工芸品に指定されているため、それを証明する「伝統マーク」もついています。これは、以下の条件を満たした塩沢紬のみ貼付が許されているものです。
証紙と伝統マークをあわせて出せば着物の価値をしっかり証明できるため、より高い金額で買い取ってもらいやすくなるでしょう。
150亀甲以上ある
柄が繊細であればあるほど高い技術と手間が必要になるため、希少価値も高くなります。
一般的な亀甲絣の塩沢紬は主に100亀甲ですが、遠目で見ると細かすぎて柄が分からないほど繊細な150~200亀甲のものであれば、相場以上の価格がつくかもしれません。
寸法が大きい
着物は基本的に寸法が大きい方が買取市場で重宝されます。
なぜなら、着る人にあわせて仕立て直しができるから。女性ものであれば160cm以上はあるとよいでしょう。
逆に寸法が小さいものは着用できる人が限られてしまうため、相場より低くなるケースがあります。
やまだ織の塩沢紬
やまだ織とは、塩沢紬・本塩沢・夏塩沢を生産している工房のこと。1913(大正12)年の創業以来、優れた伝統技術を守り続けており、1959(昭和34)年には当時の皇太子・美智子妃殿下にご成婚のお祝いとして本場塩沢絣を献上した実績も持っています。
一般的な塩沢紬の場合、買取相場は4万円前後ですが、やまだ織のものだと5万円以上の価格がつくことも。生産元は証紙に書かれているので、手元にそろっている方は必ず証紙もあわせて買取に出すようにしましょう。
状態がキレイなもの
基本的に買い取られた着物は再び“商品”として売られるので、新品に近い状態であればあるほど高値で買い取ってもらいやすくなります。そのため、黄ばみ・シミ・シワ・汚れ・虫食い跡・裾切れ・カビ・糸のほつれなどがあると、多少金額は下がってしまうでしょう。
ただし、希少性の高い塩沢紬であれば、多少ダメージがあっても相場より高い金額がつくケースもあります。
また、買取前にクリーニングに出すことを検討する方もいますが、これはあまりおすすめしません。なぜなら、クリーニング代が買取金額を上回ってしまう可能性が高いためです。
だからといって、セルフで修繕やメンテナンスをしてしまうと逆に状態を悪化させ、価値を下げてしまうことにもなりかねません。軽くホコリを払うくらいのお手入れに留め、基本的にはそのまま出した方がよいでしょう。
塩沢紬の買取業者の選び方
塩沢紬を高く売りたいなら、業者選びも重要。
次の4つのポイントをチェックして、自分の都合にあった買取業者を選んでみてください。
着物専門の査定士がいるか
塩沢紬の価値を正しく判断するためには、幅広い着物の知識はもちろん、豊富な査定経験も欠かせません。
そのため、着物専門の査定士がいる業者や、着物の買取実績が豊富な業者を選ぶことをおすすめします。
買取実績は業者の公式サイトなどで確認できるので、事前にチェックしておくとよいでしょう。
自分の都合に合った買取方法があるか
着物の買取には、主に店頭・出張・宅配の3つの方法があります。
買取方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
店頭買取 | ・予約不要で査定してくれる店舗が多い ・その場で即現金化 |
・待ち時間が発生する場合がある ・自身で持っていく手間がかかる |
出張買取 | ・品物の持ち出しまですべて業者に任せられる ・その場で即現金化 |
・混雑状況によっては希望日に予約が取れないことがある ・金額に納得がいかなくても断りにくい場合がある |
宅配買取 | ・自分の都合のいいタイミングで依頼できる ・完全非対面で完結できる |
・梱包する手間がかかる ・査定・現金化まで数日~数週間かかる |
店頭買取は、査定に出したい着物を直接店舗に持ち込んで査定してもらう方法。混雑状況によっては待ち時間が発生することがありますが、予約不要で査定してくれる店舗が多く、金額に納得すればその場で即現金化してもらえます。
出張買取は、業者が直接自宅を訪問して査定してくれる方法。自身で持ち出す手間がかからないため、大量に売りたい着物がある方におすすめです。ただし、自宅に直接来るため、金額に納得いかなくても断りにくいケースがあるようです。
宅配買取は、自身で梱包し、業者宛てに発送するだけで依頼できる方法。申し込みから査定、振込まで時間はかかりますが、多忙な方や近くに買取店舗がない方、対面でのやり取りに抵抗がある方におすすめ。業者によっては梱包材を無料で提供してくれるところもあります。
手数料はどのくらいかかるか
買取業者によっては、一部費用を負担しなくてはならないケースがあります。
買取金額によっては手数料が上回ってしまう場合があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
複数業者で金額を比較する
買取業者によって査定基準が異なるため、少しでも高く売りたいなら事前に複数の業者から見積もりをとり、金額を比較しておくことをおすすめします。
ただし、複数の業者に一社一社依頼して見積もりを出してもらうにはそれなりの手間と時間がかかります。なるべく簡単かつスピーディーに済ませたいという方は、「おいくら」の一括査定サービスがおすすめ。
弊社マーケットエンタープライズが運営するサービスで、一度必要な情報を入力するだけで、一括で複数の業者に査定を依頼することができます。もちろん利用料は完全無料。金額比較もマイページから簡単にできるので、ぜひ業者選びの参考にしてみてください。
買取業者以外で着物を売る方法
最後に、買取業者への依頼以外で着物を売る方法をご紹介。
買取業者では買取を断られたり、納得のいく金額がつかなかったりした場合は、こちらの方法を試してみるとよいでしょう。
フリマアプリやネットオークション
フリマアプリやネットオークションは、スマホ1つで簡単にできる上、自分で金額設定が可能なことから、不用品を売るときの定番の方法のひとつになっています。
着物も多く取引されているので、塩沢紬も一定の需要があるでしょう。中にはハンドメイド用のハギレやリメイク用の生地として探している人もいるので、ダメージが酷くて着用が難しい塩沢紬は、再利用できそうな部分のみを古布として売るのもおすすめです。
リサイクルショップ
幅広いジャンルの品物を取り扱っているリサイクルショップ。着物の買取を行っているショップも多くありますが、着物専門のスタッフが査定してくれるとは限らないため、買取業者ほど高い金額はつかない可能性があります。
しかし、買取業者では断られてしまったダメージ品や証紙がない塩沢紬も引き取ってくれる場合が多いので、金額にかかわらず買取を希望する方は、依頼してみるとよいでしょう。
塩沢紬の買取は専門業者に依頼を!
希少価値の高い塩沢紬を適正な価格で買い取ってもらうには、着物の買取実績が豊富な業者に依頼するのが賢明。
着物はどんなに丁寧に保管していてもある程度経年による劣化が起きてしまうため、今後着る予定がないと判断した場合は早めに買取に出すことをおすすめします。
今回の記事を参考に安心して任せられる買取業者を見つけて、納得のいく取引に繋げてみてください。
学芸員の資格を有し、古美術品の学問的価値に深い造詣を持つ。過去着物買取店に勤務していた経験なども生かして、大切な品物を高く売るノウハウを解説していきます。
関連キーワード