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コインの正しい磨き方12選!素材別に徹底解説!

サビや手垢などで汚れてしまったコイン。
何とかして綺麗にしたいと思っている方が多いかと思いますが、間違った磨き方をしてしまうと変色・変形してしまう恐れがあるので、必ず正しい方法で磨きましょう。
しかし、そこで気になるのは、「正しい磨き方とは?」「どのように磨けば良いのだろうか?」ということだと思います。
そのような方のために、この記事ではコインの正しい磨き方を初め、コインを磨く場合の注意点やコインを綺麗に保ちつつ価値が下がらないようにする方法などを具体的にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそもコインは磨いても良いのか?
コインは、元々長く使われることを前提に作られているため、せっけんや研磨剤などで磨いたとしても壊れたり使えなくなったりすることはありません。
しかし、正しい磨き方をしなければコインにキズがついてしまいます。
エラーコインや一点物のコインなど、珍しいコインにキズがついてしまうと、価値が大きく下がってしまうので注意しましょう。
コインの正しい磨き方を素材別に解説

金貨や銀貨など、コインの素材によって正しい磨き方は異なります。
そのため、ここでは金貨・銀貨・銅貨と3種類に分けて、それぞれの正しい磨き方を具体的に説明していきます。
金貨の正しい磨き方
金貨はその名の通り、金で作られています。
金とは、数ある金属の中でも非常に硬度が低く、摩耗しやすい素材であるため、磨かないほうが良いと言えるでしょう。
金は化学的に安定した素材なので、腐食してしまうことや錆びてしまうことは基本的にありません。
しかし、どうしても汚れが気になるという場合は、目の細かい布を使い、優しく拭きとる程度にしておきましょう。
銀貨の正しい磨き方
ここでは、銀貨の正しい磨き方を具体的に説明していきます。
歯磨き粉を使って磨く
まず、歯磨き粉を歯ブラシに付けます。
歯磨き粉を歯ブラシに付けた場合、次はその歯ブラシで銀貨を磨きましょう。
最後に水で洗い流せば洗浄完了です。
この方法は、銀貨に付着している全ての汚れを落としたいというよりかは、一部分だけの汚れを落としたいという場合に有効です。
研磨剤が含まれているクレンザーを使って磨く
まずは、研磨剤が含まれているクレンザーを適量、歯ブラシに付けます。
歯ブラシにクレンザーを付けた場合、次は汚れている場所を磨いていきましょう。
最後に、コインを水で洗い流し、水気を取れば洗浄完了です。
クレンザーの種類によっては、粗目の研磨剤が含まれている場合があります。
強く擦りすぎてしまうと、キズがついてしまう危険性があるので、基本的には優しく擦りましょう。
コイン専用クリーナーを使って磨く
まずは、コインの上にコイン専用クリーナーを振りかけます(一つまみ)。
コインの上に粉を振りかけた場合、次は水を3滴垂らし、汚れている部分を指で擦ります。
指で擦りましたら、最後は水洗いし、水気を取れば洗浄完了です。
硬いもので擦ってしまうと傷がついてしまう恐れがあるので、必ず指の腹で優しく擦りましょう。
水につけて歯ブラシで磨く
まずは、深めの皿やバケツに水を入れます。
水を入れた場合、次はそこにコインを入れて、3日間浸しておきましょう。
3日間水に浸しておくと、汚れが浮いてくるため、柔らかめの歯ブラシを使って表面を軽く擦ってください。
最後に水洗いし、水気を取れば洗浄完了です。
こちらも硬めの歯ブラシではなく、柔らかめの歯ブラシを使うことをおすすめします。
化学反応を利用してコインを磨く
まずは、ボウルにアルミホイルを敷き、コインを入れましょう。
コインを入れた場合、次は大さじ1杯の重曹をコインに振りかけ、コインが浸る程度のお湯を注ぎます。
お湯を注ぎましたら、3分~5分コインをお湯の中に浸しておきます。
お湯の中に3分~5分浸しておくと汚れが浮いてくるため、後は水洗いし、水気を取れば洗浄完了です。
貴金属専用のクロスを使って磨く
まずは、貴金属専用のクロスと磨きたいコインを用意します。
用意した場合、貴金属専用クロスでコインを軽く磨きます。
軽く磨くと本来の輝きを取り戻しますので、最後は柔らかい布で軽く拭けば洗浄完了です。
貴金属専用クロスは100円ショップやホームセンターなどで購入することが出来るため、この方法は比較的簡単に試すことが出来ます。
超音波洗浄機を使って磨く
超音波洗浄機を使ってコインを磨くという方法は、とても簡単です。
基本的には、超音波洗浄機に洗浄したいコインを入れ、スイッチを入れるだけです。
後は超音波洗浄機が極微小な泡を揺らしたり、破裂させたりしてコインを綺麗に磨いてくれます。
銅貨の正しい磨き方
ここでは、銅貨の正しい磨き方を具体的に説明していきます。
酢に浸してから布で磨く
まず、小皿に穀物酢や調味酢などの酢を入れ、その中にコインを5分~10分浸しましょう。
5分~10分浸した場合、そのコインを取り出し、乾いた布で軽く磨くことで銅貨に付着している錆が取れます。
一部分だけ酢に浸すと汚れが落ちない場合があるので、銅貨全てを酢に浸すというのがポイントです。
しかし、酢に浸し過ぎてしまうと逆に酸化してしまうので注意しましょう。
クエン酸ペーストを使って磨く
まず、少量の水でクエン酸ペーストを溶きます。
クエン酸ペーストを溶いた場合、次はコイン全体に溶いたクエン酸ペーストを付け、5分程度待ちましょう。
最後に指で汚れている場所を磨き、水洗いすれば洗浄完了です。
クエン酸ペーストを使って磨くという方法も、長時間放置しておくと酸化してしまうので注意しましょう。
家庭用洗剤を使って磨く
まず、家庭用洗剤を小皿に少量垂らし、その中に銅貨を入れます。
銅貨を入れた場合、5分程度浸しておきましょう。
5分程度浸しましたら、最後に水洗いし、軽く水気を取れば洗浄完了です。
家庭用洗剤がない場合は、酸性のトイレ用洗剤やお風呂用洗剤で代用することも出来ます。
重曹と水を使って磨く
まず、大さじ2杯の重曹と大さじ1杯の水を混ぜます。
重曹と水を混ぜた場合、その液をブラシに付け、コインを磨きましょう。
最後に水で洗い流せば、洗浄完了です。
水で洗い流した後、放置しておくと錆びてしまうので、必ずドライヤーや乾いた布を使って水気を取っておきましょう。
(番外編)紙幣の洗浄方法
紙幣に関してですが、シミや汚れがあったとしても基本的に洗浄する必要はありません。
なぜなら、大きなシミや汚れでなければ、価格に影響しないからです。
また、古い紙幣は質がそれほど良くない和紙を使っているので、下手に洗浄してしまうと破れてしまう危険性があります。
紙幣を綺麗にするには高度な技術を要するため、基本的には「何もしない」という選択を取った方が良いでしょう。
コインを磨く場合の注意点
ここでは、コインを磨く場合の注意点を具体的に説明していきます。
素材に合った洗剤を使う
コインといっても、金貨・銀貨・銅貨など様々な種類があります。
様々な種類があるため、必ず素材に合った洗剤を使って磨くようにしましょう。
素材に合わない洗剤で磨いてしまうと、コインの色が変色してしまう場合やコインそのものが変形してしまう恐れがあります。
変色したり変形したりしてしまうと、コインの価値がなくなってしまうので注意しましょう。
金貨のコイン磨きは慎重に行う
先ほども軽く触れましたが、金貨は非常に硬度が低く、摩耗しやすい素材です。
そのため、基本的には磨かず、汚れを落としたい場合は、目の細かい布で軽く拭く程度に留めておきましょう。
コインを綺麗に保ちつつ価値が下がらないようにする方法

ここでは、コインを綺麗に保ちつつ価値が下がらないようにする方法を具体的に説明していきます。
コイン専用ケースに入れて保管する
コインは金属で作られているため、空気に触れていると酸化し、劣化してしまいます。
劣化してしまうとコインの見た目が悪くなりますし、価値も下がります。
現在は、コイン専用の密封ケースを100円ショップや文房具屋で購入することが出来るため、必ずコイン専用ケースに入れて保管しておきましょう。
布を使って定期的に手入れする
コインを専用ケースに入れて終わりではなく、定期的に手入れしましょう。
コインの手入れは、柔らかい布を使用し、軽く拭く程度で構いません。
洗剤や洗浄クリームを何度も使用していると、変色・変形してしまう場合があります。
そのため、洗剤や洗浄クリームを使うのは、最終手段と考えておき、基本的には布で拭くことをおすすめします。
コインに関するQ&A
ここでは、コインに関するよくある質問を取り上げて、その質問に回答していきます。
コインを磨くと価値が下がるという噂は本当?
コインを磨くと価値が下がるという噂は、本当です。
ただし、コインを傷つけるくらい強く磨いた場合に限ります。
コインに限らず傷がついている物の価値はどうしても低くなります。
もちろん、キズがつかないように磨けば、価値が下がるどころか上がることがあります。
そのため、コインを磨く場合は「傷を付けない」ように気を付けましょう。
コインを磨く行為が犯罪というのは本当?
コインを磨く行為が犯罪という情報は、嘘です。
コインを磨く方法を発信している方もいるくらいですから、磨く分には何も問題ありません。
しかし、コインを損傷させたり鋳つぶしたりした場合は、「貨幣損傷等取締法」に触れてしまいます。
貨幣損傷等取締法に触れてしまうと、1年以下の懲役または20万円以下の罰金刑が科されます。
つまり、綺麗にする程度であれば問題ありませんが、明らかにコインを変形させているということが分かるほど磨くのはアウトとなります。
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まとめ
この記事では、コインの正しい磨き方を初め、コインを磨く場合の注意点やコインを綺麗に保ちつつ価値が下がらないようにする方法などを具体的に説明してきました。
コインは素材によって正しい磨き方が異なります。
間違った磨き方をしてしまうと、コインが変色・変形してしまう恐れがあるので注意しましょう。
また、コインを磨きすぎて、変形させてしまうと法に触れてしまいます。
そのため、コインを磨く場合は、「磨きすぎ」にも注意しましょう。

買取業界のWebマーケティングに携わり4年目の高く売れるドットコムマガジン編集長。家電や家具、楽器、車から不動産まであらゆるモノの買取・処分方法のコツを紹介していきます。
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